ニュートラルコバインキでアンティークエッジをピカピカに【オールデンなどのコバ手入れ】

革靴のソール側面部分をコバやエッジと呼びますが、その中でも何種類かのカラーを組み合わせたタイプはアンティークエッジと呼ばれます。

通常は1色で仕上げられるコバですが、数色を使用するアンティークエッジ仕上げとなると柔らかい印象となり、カジュアルさが増します。見た目的にもちょっとおしゃれ感がUPといったところ。

アンティークエッジを使った革靴はオールデンのものが有名ですね。カラー8と呼ばれる素晴らしい光沢を持ったバーガンディカラーのコードバンにアンティークエッジ仕上げを組み合わせたものは美しいの一言。私もいつかほしいなあと思っています。


ニュートラルコバインキの使い方

さて、そんなアンティークエッジ仕上げのコバですが、通常のコバインキではせっかくのマルチカラーが潰れてしまうので使用できません。そこで登場するのが無色カラーとなるニュートラルコバインキなんです。

早速その使い方をご紹介していきましょう!

1.ローションなどでコバを綺麗にする。

まずはソール側面に付いて入る泥などの汚れを取り除きます。

今回使用するのはサフィールノワールのレザーバームローションです。

水たまりなどにも触れやすいソールですから、サフィールのユニバーサルローションより油分が多めのタイプを選んでみました。

レザーバームローションでソール側面を拭いていきます。

すぐに汚れが布についてきますよ。

2.マスキングテープを貼る

コバのすぐ上部分にマスキングテープを貼っていきます。

これはコバインキや後工程で使用する靴クリームがスエードに付くのを防ぐためです。

ちなみに1と2は反対でも問題ありません。

3.アンティークエッジを補色する

コバ部分は割と染色が弱かったり、普段使用している中で擦ったりすることが多いことから思った以上に色が抜けてきます。通常であればコバインキが補色してくれるのですが、今回はニュートラルのコバインキを使うことから、各カラーに合った靴クリームを使って色を入れていく必要があります。

私が所有する濃い目のブラウンクリームたち。

クレム1925と呼ばれるサフィールノワールの油性クリームですから補色力も申し分ありません。ヒール部分には黄色味が強いタバコブラウンを選択します。

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ヒールにサフィールノワールのタバコブラウンを塗り込んでいきます。

あっという間に色抜け部分が綺麗にわからなくなってきました。

おやおや、つま先部分にもう1色いたようです。

こちらはまず間違いなくダークブラウンのクレム1925で良さそうです。

ダークブラウンをコバの最上部に塗りこんでみたところ、こちらも大正解!画像右側がまだ塗りこんでいないところです。指の周りと比べるとその差は歴然ですね。

補色完了!

正直、ここでフィニッシュしても良いくらいです。

ですが、今回はニュートラルコバインキを使用したいのでもう少し頑張ります。(笑)

4.Boot Black エッジカラー ニュートラル

こちらが今回使用するコロンバス社のコバインキです。

ブランドはブートブラック。最上級ラインとなるブラックラベルのものです。

コバインキの使い方

コバインキの使い方はとっても簡単です。

瓶の蓋をねじって開けます。

蓋から針金が伸びており先には鋭角な形をしたスポンジがついています。

瓶の口でスポンジを少し絞ったら塗っていきます。

靴クリームとは異なり基本的には液体です。

スーッと塗っていきましょう。重ね塗りは不要です。

スポンジの角度を利用すればこのようにコバの上部も楽々です。

ブートブラックのエッジカラーニュートラルを塗った直後はちょっと青みがありビックリしますが、乾けばしっかりと無色になるので安心してくださいね。

5.コバインキを乾かす

コバインキをグルッと塗り終わったらそのまま乾かします。

15分も置けばほとんど乾いていると思います。注意点としてはコバインキは液体なので垂れます。なので必ず新聞紙などの上で乾かす必要がありますよ。

乾くとこの通り。

もうだいぶ綺麗です。しかしコバインキは水性のため、このままだとすぐに水で流れてしまいます。なのでもうひと手間を加えます。

6.無色のワックスで磨き上げる

エッジカラーニュートラルのおかげでとっても綺麗になったコバですが、最後に油性ワックスで蓋をしてあげる必要があります。

※ブートブラックの説明書でもこの工程が記載されています。

せっかくなので先日購入した超自然派シューケアブランド”タピール”のレーダーバルサム(無色)を使って磨いていくことにします。

おっと!

深くは語りたくありませんが、瓶の中身が半分以下になってしまいました。

私が言えることはただ一つ「コバインキの蓋はしっかり閉めろ」ということです。(涙)

さて、気を取り直してタピールの無色ワックスとなるレーダーバルサムニュートラルを塗りこんでいきます。

後はちょっとだけ水を含ませたネル生地に磨きこんでいくだけです。

最初は布が突っかかるような手触りですが、すぐにスベスベとした触り心地に変わってきます。

コバインキ無色を使った結果

ヒール部分。若干ネル記事の繊維が移ってしまっていますが、ヒール側面で色抜けがわかるところが一切なくなってしまいました。

つま先側についても同様です。

擦った後が目立っていた部分もどこが擦れていたのかサッパリわからなくなりました。

Before&After

説明不要だと思いますが左側がエッジカラーニュートラルを使ったもの。右側はお手入れ前です。補色効果ももちろんですが、ヒールを1つにまとめる一体感がありますね。

こちらの比較画像だとさらにわかりやすいと思います!

上部がお手入れ後、下部がお手入れ前。

ここまで変わるんだったらちょっと手間をかけたとしてもやる価値があるように思いませんか!?(笑)

ニュートラルコバインキのまとめ

今回は無色のコバインキを使ったお手入れのご紹介でした。

見た目にも素晴らしいアンティークエッジをお手入れするのは中々手間がかかってしまいますが、お気に入りの靴ならばやる価値は十分あります。

ぜひぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

・・・あ、瓶の蓋には本当に注意してくださいね!(泣)

  • すべてのコバに使える万能タイプ
  • アンティークエッジにも使えるのが嬉しい
  • 瓶の扱いには要注意