ヒメアノール【V6の森田剛が怪演が見どころ】


久々にすごい邦画を見た。


というのが率直な感想のこの映画。原作はあの「行け!稲中卓球部」でお馴染みの古谷実氏。稲中以降どちらかという病み気味な漫画を書いてることもあって私自身はあまり氏の作品は読んでいませんでした。(読んで気分が沈むのも嫌ですし)

今回、異動に伴い新天地に引っ越した我々ミウラ夫婦ですが、とかくインターネットの開通までまあ私がやることがない。ということで毎日のように映画を楽しんでおります。

そんな中、妻が借りてきたのがこのヒメアノール。どうやら前からずっと見たかったようですが、前評判的には大変グロく一人では見れないけれども、邦画嫌いの私も一緒に見てくれないだろうとずっと温めて?おいたDVDの一つだそうで、それならばこのタイミングで一緒に見てみようとなりました。

なぜ邦画が嫌いなのか。

話は少しそれますが、私は邦画のことを大変よく思っていません。気の抜けたBGMがかかるオープニング、安っぽすぎるVFX、棒読みの俳優、全く緊張感のない格闘シーン。冗談抜きで1時間も経たずに寝てしまいます。なぜかどんな監督作品であってもどんな俳優が出ていてもこの黄金ルールだけは遵守されます。邦画はこういう風に作るのが良いと思われているとしか考えられないと前から思っていました。唯一まともに見れたのは、、、思い出せません。そんな程度の期待をもってヒメアノールも鑑賞しました。


ヒメアノールを鑑賞して数分・・・。

今回、全く事前情報なしにこの映画を鑑賞しました。なのでストーリーは一切しらない状態です。パッケージ裏すら見ていませんから、何が起こるのかさっぱりわからない。しかも主役はV6の森田剛氏。もう携帯をいじりたいレベル。そして一番初めに登場したはKDDIのCMで金太郎役で出演している濱田岳。シリアスな映画ならばもうだめだ。あのコミカルなキャラクターが頭から離れない。そして早速邦画ならでは気の抜けたBGMが流れ始める。ああ、これもか。


しかし、さらに数分後

なんだか濱田岳とムロツヨシの掛け合いが小気味良いし、カフェの気になる女の子(佐津川愛美)を見に行こうなんていう男ならではの大したことないけどちょっと気になる平凡なストーリーになぜかグイグイと引っ張られる。ちょっとヤンキー気味な森田剛も登場し、ジャニーズ大根俳優か。チッなんて思ったのもつかの間、彼の裏に見え隠れする闇に一体何があるのか気になる始末。

そう、脚本と演出がとてつもなく素晴らしいことに途中で気がついたのです。本当に中身のないありきたりな日常なのに次の展開がめちゃくちゃに気になる。佐津川愛美のあざとさにもわかっていながらとってもキュンキュンする!邦画のくせに、、、悔しい!


もっとすごい後半戦

しかし、本番はこれからでした。カフェの気になる女の子の話題になったらしい濡れ場や、本番もこの声だろうなと思ってしまう喘ぎ声なんて目じゃありません。やつです、森田剛です。

怪演という言葉がここまでピッタリとハマる俳優がいたとは思いも寄りませんでした。完全にねじが外れたキ○ガイそのもの。画面越しに見てても本当に恐怖を感じるレベル。濱田岳のしっかりとした丁寧な演技も霞むほどの凄まじい役作り。彼はアイドルなのか、本当に頭がイかれている人間なのか悩むこと間違いなしです。

鑑賞後

実は私、この映画があまりに素晴らしく、そして凄まじかったので翌日すぐに原作のヒメアノール(漫画)借りて即読破しました。そこで感じたのはこの作品は映画で見るべき作品だということ。漫画しか見ていない人は映画を必ず見る必要があると思うし、映画を見た人は漫画は見る必要がないと思います。それくらい監督はこの原作にとあるテーマもしくは想いを乗せたのだと思います。

「誰もが怪物になってしまう可能性を秘めている。怪物になっていないのはほんの少しの運のおかげだ。」と。

またこういった邦画を見たいと強く願っていますがなかなか出会えないんだろうなあ。もう1本邦画を借りていたのですが、やっぱり寝てしまいました。

オススメ度:★★★★★

(終わり)

おすすめ記事

おすすめ記事

この記事をシェアする