花の都、パリ。
観光都市、パリ。
美食の街、パリ。
とパリには色々なキャッチフレーズがありますが、
スリの街、パリ。
というフレーズもあることを忘れてはいけません。
来週の今頃はパリにいる我々ミウラ夫婦。
これまで世界各国をそれなりに旅してきましたが、いまだにスリの被害は無し。
むしろスリどころかほとんどトラブルに巻き込まれたことすらありません。
ロンドンで間違ってゲイバーに入りかけたくらいでしょうか。
私は大歓迎されたものの、後続の妻が店に入った瞬間「We’re Gay people.」と耳打ちされたことは記憶に新しいです。(笑)
話は反れましたが、今回の旅の目的となるフランスパリでは本当にスリが多いようなので、今回こそ何らかのトラブルが発生してしまう危機感がありました。
事前情報がどれだけあってもその危険性を認識できないことは多々あります。
今回はその危険性をガッチリと認識できた素晴らしい動画に出会ったのでご紹介します。
フランス警察による超わかりやすいパリの注意点動画
兎にも角にもたった3分で終わるので下の動画を見てみてください!
パリではどういったことに気を付けるべきか、また気を付けないことでどういった結果につながってしまうかという点をほぼ体験できる内容となっています。
パリで気を付けるポイント
動画のなかで日本人観光客が特に気を付けるべきところをピックアップしてみました。
動画を見るのが面倒くさい人は下記をご覧ください(笑)
カフェでは椅子にコートやバッグをかけない
普段、私たちは飲食店でよく座っている椅子にコートやバッグをそのまま引っかけていますが、これをやるとすぐにスリに中身を盗られてしまいます。
コートは着たまま、もしくはクロークに預ける。バッグは身体から外さない、あるいはテーブル側に向けましょう。
カフェではテーブルに貴重品を出しっぱなしにしない
よくiPhoneなどのケータイ端末を置いていることは多いと思いますが、これもダメです。スリに盗られて走り去られてしまいます。
使わないときはバッグにしまっておきましょう。
スーツケースは見えないところにおかない
駅でチケットを買う時など、スーツケースを背中側においてしまうことがあると思います。盗まれます。多少重くてもスリはサッと持って行ってしまいます。
必ず体の前面にスーツケースを置くようにしましょう。
駅の改札口で他人が近づいてきたら気を付ける
パリでは駅の自動改札で一緒に入ろうとしてくるスリがいます。一回でも体を密着されたが最後、スリにコートのなかの貴重品を盗まれてします。
必ず1人で改札を通りましょう。近づいてきたら断る勇気が必要です。
ロワシーバスから降りたらすぐに荷物を取りましょう
空港からロワシーバスで60分、やっとパリの地に降り立っても気を緩めてはいけません。すぐにスーツケースを取りに行きましょう。到着したバスからスーツケースを盗むスリがいます。間違っても荷物を取る前に記念撮影はしないように。
街角の賭け事は必ず負けるので参加しない
3枚のカードから当たりを当てるゲームを街角でやっている場合がありますが、確実に観光客が負けるので参加しないようにしましょう。甘いレートは罠の香りです。
50ユーロが100ユーロになることは決してありません。
カバンは原則斜め掛けにしましょう
スリがたくさんのパリでは鞄を肩にかけているとすぐにスリに引ったくられます。
斜め掛けにし、鞄自体は身体の前方においておくようにしましょう。そうすることがスリの被害から身を守ることができます。
お尻のポケットに財布やケータイは入れない
最もわかりやすい対策がこちらですね。
良い景色に浸っていると財布がなくなります。
ズボンのポケットに入れるならカッコ悪くても前面側、後ろに入れるにしてもポケットにボタンなどが付いているタイプにしましょう。
署名活動に要注意
これは非常に有名な手口の一つです。
女子学生風の人たちからつたない英語で署名を求められることがあります。恵まれない子供たちになんちゃらです。一度署名してしまったら最後、1ユーロでも募金しない限りそこから離れることはできません。
署名活動への参加は日本だけにしましょう。
ジプシーにも要注意(動画にはありません)
ヨーロッパ諸国にはジプシーと呼ばれる放浪民族が住んでいます。
彼らは住所を持たず、その日暮らしの生活をしていることがほとんどです。
見た目は若干小汚く、親切気味な態度で接してくることもあります。この親切に甘えるとまずお金を請求されます。
一番の問題点は彼らに法律に基づいた裁きが適用されることが難しく、彼ら自体と一般人の常識が一切異なることです。
例えばジプシーが財布を盗んだとしましょう。しかしその財布にはほとんどお金が入っていなかった。そうするとジプシーは盗んだ相手に怒りを覚えます。「どうしてお金が入っていない財布を持っているんだ、無駄な盗みになったじゃないか!」と。
もはや同じ常識で持たない人間なのです。性善説で生きていると骨までしゃぶられます。
ジプシーには気を付ける必要があります。
もし、パリで盗難にあってしまったら?
すぐに最寄りの警察署にいきましょう。
警察官が日本語で利用可能なSAVEというソフトウェアで盗難届を作成してくれます。
海外旅行保険に入っていればとりあえず保険金分くらいは何とかなるはずです。
また、常に背中にPOLICEと書いた制服をきた警察官が街を巡回しているので何かあればすぐに助けを求めましょう。
パリのスリ対策まとめ
- 貴重品は人前で見せびらかさない。
- 貴重品やバッグは手元から離さない。
- 荷物は視界から外さない。
- むやみに人を近づけさせない。
- ジプシーにも気を付ける。
ということで、これからパリ旅行に向かうひとに少しでも役立つと幸いです。
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