センスの良い腕時計バンドがほしい!
人生初のレザーベルトタイプの腕時計を手に入れてからというもの、ブラックやダークブラウン、タンブラウンなどの定番カラーのストラップを付け替えて楽しんでいました。
革靴や革ベルトの色と合わせたりしていたのですが、やはりもう一歩進みたい。
SNSなどで見るオシャレな人たちは、そんなガチガチに色を合わせておらず、自分らしさを出しており、自分もそういった世界観を体験してみたいなあという気持ちが沸々と湧き上がってきた訳です。
そんなとき、偶然見かけたのがトープと呼ばれる色合いの時計ベルトでした。
これまでどちらかといえば定番カラーを愛し続けてきた私にとって、非常に新鮮かつ心躍る色合い…。
こ、これはぜひともほしいぞ!!
ということで、今回はそんな流れで購入したトープカラーのワープロラックスを使った腕時計レザーストラップをご紹介したいと思います。
ワープロラックス(Wapro lux)とは
ワープロラックスは、ワインハイマーというドイツの非常に有名なタンナーが販売する高級皮革素材です。
このワインハイマー社がつくるレザーは超高級靴に使われることが多く、私が大好きな革靴業界だと誰もが知る存在だったりします。
(もはや伝説と呼ばれるカールフロイデンベルグのレシピを受け継ぐほどの超有名タンナー)
クロム鞣しの子牛の革、いわゆるカーフに型押しシボ処理を施してワインハイマー独自の処理を行ったことで、クロム鞣しならではの耐久性に加え、柔らかい肌触りながらも独特なハリがあります。
まとめるならば、傷が目立ちにくいシボ感と付け心地の良い圧倒的柔らかさがその特徴です
エルメスでも使われる!
このワープロラックス(Waprolux)婦人鞄界の最高峰、エルメスのバッグにも使われているのは巷でも有名な話。
世界最高メゾンでも選ばれている皮革素材を身に着けている。
これだけでもちょっと良い気分になれますよね。笑
トープカラーと私の出会い
トープという不思議な響きに憧れて…。
トープという色味は普通に暮らしているとなかなか出会わないカラーだと思います。
私はブロガー仲間のoboist(Mes favoris et musique)さんが「血潮滾るビスポークバッグ」で使われていたのが初めての出会い。
なんとも不思議な上品の色合いに息を呑みました。
フランス語でモグラの意味となるトープ。
わかりやすく伝えるならば、ベージュグレー?はたまたベージュブラウン?
トープの解釈はタンナーにより様々です。
ベージュグレーが強いトープなら女性感が強まりますし、そこにブラウンが多く含まれたり、色合いが暗めになると途端に男性感が強まる不思議な色合いです。
ワープロラックスの柔らかさ。
ワープロラックスの腕時計ベルトに触れてすぐに感じたのはその柔らかさ、しなやかさとも言いましょうか。
一般的にカーフに比べ、明らかに肌触りが柔らかい。
そしてある程度の張りがあって、まさにしなやか。
革靴で例えるならば、ガジアーノガーリングで使われるような皮革素材です。(マニアックですみません笑)
裏地はやや滑りにくい加工をしたヌメ革。
こちらも大変肌触りが良く、適度に腕に引っかかってくれそうなベルベットのような雰囲気です。
ライニングがツルツルした表面だと、時計が結構周ってしまうこと多いんですよね。
腕の裏側に周ってしまうと「女子かっ!」ってなら…ないか。笑
トープの腕時計ベルトに交換してみる。
ということで、だいぶ紹介が遅れましたが、こちらがトープカラーのワープロラックスで作られた腕時計ベルトです。
裏を見るとメードインジャパンの文字が。
東京のエミッタさんというところの商品みたいです。
そこまで多くの腕時計ベルトに巡り会った訳ではありませんが、見た感じ縫製や裁断は非常に丁寧。
私が購入したBandotさんなら、時計ベルトを簡単に付け替えることができるイージークリック加工を無料で行ってくれるのでオススメ!
価格的にも非常に満足感のあるベルトと思います。
クイックチェンジを曲がりバネ棒に交換する
私の持っているジャガールクルトマスターコントロールは、パッと見はオーソドックスな形状なのですが一点だけ特殊な箇所があります。
それが腕時計ストラップを取り付ける部分。
通常、この部分は真っ直ぐなバネ棒が使われるのですが、時計本体と腕時計ストラップの位置を詰め、隙間を無くすデザインの場合、真っ直ぐなバネ棒だと入らないのです。
なので…
クイックチェンジのストレートバネ棒を抜き…
クイックチェンジのカーブバネ棒を入れます。これで完璧!
ちなみに自分で加工することもできますが非常に大変です。
なので元々イージークリック加工されているストラップがオススメです。
トープの腕時計ベルトをつけた時計。
こちらがトープの腕時計バンドに交換した時計です。
イメージ通り上品でオシャレな感じに仕上がりました。
ビジネスカジュアルはもちろん、オフのときにもコーディネートを格上げしてくれそうです。
一方で、トープやグレージュ、ベージュグレーは少し女性的では?という意見もありました。
(とくに妻から笑)
結論としては、トープは男性がつけてもまったく問題ありません。
むしろ…、洗練された上品さをまとうような、そんな仕上がりになります。本当です。笑
カジュアルスタイルとトープストラップ
ベージュのポロシャツとトープの時計ベルトを合わせてみました。
黒だとカッチリしすぎ。
ブラウンだと定番すぎ。
ブルーだとカジュアルすぎ…。
そんな気持ちをうまーくバランス取ってくれる色合いかなと思います。(気に入っているだけとも言う)
シャツスタイルとトープストラップ
シャツスタイルだと途端に優しい雰囲気が生まれます。
ブルックスブラザーズのキャンディーストライプは個人的に一番合う組み合わせかな?なんて思ったり。
一方でカッチリしたコーディネートだと柔らかすぎる印象になる気がしました。
トープの時計ベルトは、ビジカジあたりがちょうど良い着地点かもしれませんね。
とはいうものの、Hodinkeeなどの時計専門誌で登場される方を見ると、スーツなどにも上手く合わせてる例がいくつかありました。
このトープカラーが腕元にあるだけでスタイルがひとつ格上げされた気分になります。
ワープロラックスの着け心地は皮膚のよう!
改めて、ワープロラックスの腕時計ベルトの着け心地を。
とにかく腕へのフィット感が良いです。
裏地側のレザーの効果も相まって、まさに「吸いつくような付け心地」
腕時計自体が軽いタイプであれば「第二の皮膚」なんていっても過言ではないかもしれません。
一方で、いわゆるクッション的な芯材は入っていないため、しっかりとした付け心地が好みの人だとちょっと頼りなく感じるかもしれません。
とはいえ、その影響は微々たる程度のもの。よほど気にする人でなければ問題にならないかなと思います。
トープの腕時計バンドを愛用している方々のコメント
私が見かけた「トープの腕時計バンドに対するコメント」をいくつかご紹介します!
- 古くなったエルメスの腕時計ベルトを交換したらエトゥープと全く変わりませんでした!
- トープ×ホワイトステッチは非常に良い!軽やかな雰囲気が嬉しい。
- カジュアルで温かみがありながらも上品な雰囲気が気に入っている。
Taupeの腕時計レザーストラップのまとめ
ということで、本ブログ記事ではトープの腕時計バンドをご紹介しました。
結局、私はかなり気に入ってまして、この夏はほとんどトープしてしました。
繰り返しになりますが、トープは男性が付けていても全然問題ありません。
やはり使いやすい新しい色合いというのは新しい自分を発見させてくれるというか…毎日が新鮮な気もちになりましたね。
定番カラーからステップアップしたい人はぜひ検討されてみてください。
想像以上の満足感があなたを待っている…はず!笑
- 男性でも女性でもハマるオシャレで軽い色合い。
- 上品な雰囲気が出るトープカラー
- 思った以上に幅広い色味に合う!定番カラーの次に。