約2ヶ月に渡る育休がついに終わりを迎えます。
2月からは多くのブログ読者の方々と同様に朝から晩まで働く毎日が……うっ!
とはいえ、いま流行り?の育児休暇を働き盛りの三十代男性が取得したらどういう感じだったのか?
私の振り返りも含めつつ、ご紹介したいと思います。
少しの間、いつもと違う暮らしになる
もし初めてのお子さんであれば、久しぶりの1人暮らしが待っています。
奥さんの陣痛が始まって入院し、そして退院するまでの約1週間。
奥さんの様子に気をかけつつ、つかのま一人暮らし。初めての赤ちゃんへの準備に追われるのもいいですね。
とにかく純粋にワクワクした時間が待っています。
一方で、すでにお子さんがいる場合、こちらは大変です。(今回の私のケース)
小さい子供との二人暮らしってのは思った以上にやることがあります。
保育園や幼稚園の準備ひとつとっても、前日に持ち物を確認し、お弁当の日であれば早起きしてお弁当つくり。
普通に業務時間で働いてるのであれば幼稚園のあとの保育園の予約も必要です。
なるべく残業しないで帰宅したら、すぐに我が子を迎えにいきます。
家に戻ったらご飯を作って一緒に食べ、そしてお風呂にも入れてあげます。
じゃあ、あとは勝手に寝といてね〜
なんてのはまだ先の話。笑
次は一緒に遊び、寝る前には絵本を読んであげますよ。
そして背中をトントンしながら眠りにつくのを待ちます。
ようやく寝静まったら、次は洗濯や、食器洗いを行い、明日の朝に捨てるゴミもまとめす。
そうしてすべてが終わったらようやく自分の時間が訪れます。
気晴らしにゲームをしたり、はたまた勉強したり、ブログをしたり。
でも、寝る時間には注意が必要です。
先述の通り、朝は一人じゃありませんから、余裕を持って起きる必要があります。
本当に大変です。
でも絶対にお子さんとの絆が深まりますよ。私の1番の思い出は娘との二人暮らしかもしれないと思うほど、素敵な日々でした。
(娘とはさらに仲良くなりました)
家事をするようになる
さて、奥さんが戻り新生活が始まると確実にこれまで担当していたよりも多くの家事が課せられます。
とはいえ、そのための育児休暇ですからまったく問題ありません。
最初ははりきってやるでしょう。
なんなら自分なりに効率をアップデートしたりと楽しい面も出てきます。
その後、気づくのです。
「子供の世話をしながら家事を毎日続けることの凄さ」を。
奥さんに感謝しながら生きるようになります。笑
(オラフ弁当)
家族との時間
激務の人であれば、土日祝日くらいしか取れなかった家族との時間が大きく増えます。
赤ちゃんであれば日々信じられない速度で大きくなり、そして成長していく様を腕の中で感じられるということは本当に素晴らしいことです。
すでにお子さんがいる場合であれば、今まで知ることのできなかった小さな癖や好み、キャラクターなど、本当に発見が多いですし、なによりお子さんさんとの距離もこれまで以上に近くなります。
もちろん奥さんとの時間も今まで以上に濃密に。
「家族の大切さ」を本当に改めて認識できます。
(お昼ごはんを一緒につくったり)
夜寝れるかは家庭次第
産まれたばかりの赤ちゃんは大体2時間おきくらいに授乳を求めます。
そうなるとどうなるか?
ワンオペだと奥さんが慢性的に寝不足になります。
そのため、色々なルールを決めて夫婦で夜を乗り越える必要があります。
例えば20-26時はお父さん、それ以降はお母さんが授乳する。のような感じですね。
ちなみに我が家は私が赤ちゃんの泣き声でも全く起きないという致命的な欠陥があったため、夜は免除……いや本当にすいません。でもいっつも気づいたら朝でして……。そんな人は日中頑張れば良いと思います。
(リズムが出来るまでの辛抱)
旅行に行こう!
赤ちゃんが産まれて1ヶ月経つと1ヶ月検診があり、問題なければ母子共に外出ができるようになります。
私は家族で温泉旅行に行くことをオススメします!
毎日家にこもっているとストレスも溜まってしまいますから、リフレッシュは大事です。
今は「ウェルカムベビーのお宿」という子供アパレル大手のミキハウスが認定するホテルや温泉宿があります。
赤ちゃんを迎えるために作られたお部屋はとても人気で土日ならなかなか予約できませんが育児休暇中なら、いつでも予約が取れます。
(子供と妻を待つ図。……奥さんを労ってゆっくり温泉に入ってもらいましょう!)
リスキリング、勉強は?
育児休暇ですが、正直言うと慣れるとかなり余裕が出てきます。
そりゃ大人二人で家事と育児を回すだけですから当然です。
そうなると空いた時間に何をやるか?
普段なかなか消化できない娯楽を楽しむのも良いですね。
たまにはお互いに友人と会う時間をつくるのもありでしょう。
私はというと、実は英語を勉強していました。
正直言って、社会人として大きく効果を発揮する年齢は越してしまったのですが、どうしても英語をしっかり喋れる自分、なんなら字幕なしで映画を見れる自分への憧れがありまして。
ここでやらねばいつやるんだ!ということで超基礎から再度勉強し、英会話もほぼ毎日やっていました。その効果はおいおい別記事でご紹介するとして、とにもかくにも、「ずっとやりたかった何か」をするには育児休暇後半はピッタリだと思います。
やりたかった家のこともやりましょう
もうひとつやれたことは、家具や収納の一新です。
我が家はちょっと収納に難があり、とくに娘の剥き出しのおもちゃをどうするかが課題でした。
以前から使っていた家具たちは幼児向けだったり、収納力が少し物足りないないものが多く、なんとかしたいなあと思いながら毎日が過ぎていました。
こういうものは何かと比較検討に時間がかかるものですから、年末やらゴールデンウィークや連休を使って対応することがほとんどかと思いますが、育児休暇ならミルクをあげている最中など、考える時間は無限にあります。寸法も測り放題!
育休時間を部屋のインテリアや収納整理にあてるのは大変にオススメです!
結局育児休暇はどうだった?取って良かった?
結論から伝えると、「育児休暇は取って良かった」としか言いようがありません。
これから待ち受ける「仕事のブランク」や、「週5働くことへのギャップ」など、恐ろしいことは多々ありますが、やはり数か月間を家族で濃密な時間を過ごせたのは本当にかけがえのない人生の財産です。
もし業務上の都合で、育児休暇をとるか悩んでいる方がもしいるのであれば、そんなことは気にせず必ず取得されることをオススメします。
会社はあなたがいなくても意外と崩壊しません。なんとかなります。むしろ崩壊するようであれば他の会社にそのままいったほうが良いはずです。なのでお気楽に。
少し脱線しますが、実は古い知人の病気が急性化し余命数ヶ月という情報が育児休暇中に入ってきました。
退院後、ブログを毎日残していましたが、もう更新が途絶えて十数日経ちます。
私と非常に年齢が近く、まだまだ若いと言われる世代です。彼のブログの最後にはこう書いてありました。
「娘の成長をこれ以上みられないのが心残りだけど…」
本当に心に刺さりました。
毎日忙しく暮らしていると本当に大切なモノの認識が薄れていく気がします。
子供の成長を間近で見れるというのはかけがえのないもので、そして家族で一緒に時間を過ごすという事態が尊いものだと改めて気づかせてくれました。
成人するまで、結婚するまで、孫が生まれるまで、家族と一緒の時間を歩める確約って無いんですよね。
自分にとって何が真に大切なのか。
育児休暇の取得如何に限らず、ぜひ今一度ご家族との時間も大切にしてもらうきっかけになれば幸いです。
最後乱文になってしまいましたがご容赦の程。
(こういう瞬間にリアルタイムで出くわすこともできます)
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