「腕時計は男がつけることができる唯一のアクセサリー」
誰が言ったか忘れましたが、こんなフレーズを目にしてからずっと頭の中で残っていました。
もちろん、カフスやネクタイピンなどもあるだろう!という声があるとは思いますが、とにもかくにも「唯一のアクセサリー」というフレーズが強烈に頭に刻み込まれたことは否定できない事実です。
なるほどなぁと思いながらも、そもそもそこまで服飾、いわゆるファッションに深く立ち入ることがなかった私は言葉のカッコ良さにある種の憧れを感じながら、その感情はそのままにしていました。
たまーにデパートなどの腕時計コーナーに立ち寄っては「高いなぁ」とか「好きなデザインがないなぁ」などと思う低度で、機械式時計との距離は近づくことはほとんどなく。
今回は「自分と腕時計の関係」だったり「30代男子がつけるセンスの良い腕時計とは?」などなど、自分のなかでの整理をつけるような気持ちでこのブログ記事を書いていきます。
私と同じように「はじめて機械式時計を買う人」の整理にも役立てばと思いながら……。(なので多少乱文になると思います)
腕時計を買いたい理由は?
まずは「腕時計を買いたい理由」について。
カッコ良さというのもありますが、やはり私は「機械式時計というものを所有してみたい」という好奇心がひとつ大きな理由としてあります。
30代というのは一般的に少しお財布にも余裕が出来てきて、さらに会社でも責任のある立ち位置になったりして、ある意味少年の頃に憧れた「本当の大人として時間」が始まるタイミングとも言える気がします。
そういったタイミングで仕事で身にまとうアイテム、革靴であったりスーツやシャツ、そして腕時計といったものをバージョンアップしていきたいというのは全く以て自然なことですよね。
私自身はもちろんそういった背景もありつつ、革靴、いわゆる本格靴に大ハマりしている経緯もあるので、どうしても「紳士がつけるもの」を一通り体験してみたいという思いがあるのかなと思います。
そしてもう一つの理由が「ビジネスシーンでの個性の表現」というところです。
腕時計は「その人の個性を表す」
直接の友人に時計好きはほとんどいないのですが、職場などで同僚や上司、あるいは協業先の方々の腕元を見るとやはりセンスの良さが漂う「ちょっと大ぶりの機械式時計」が輝いているのが良く目に入ります。(機械式時計というのは一般的なクォーツ時計に比べて気持ち大きめ)
そして何より「腕時計は付けている人の個性やセンスを少なからず表している」と私は思うのです。
まあこれはブログ仲間の方々の強烈とも言える語り口を見てきたおかげでそう感じている気になってるだけかもしれませんが…笑
(一例ではありますが、私のお気に入り腕時計記事が以下です)
もちろん自分がいま所有している時計達はそれなりにストーリーがあるものがほとんどですが、実のところ振り返ってみると「自分だけのセンスで選んだもの」というのは一切ないことに気がつきました。(ようするに自分で選んで買ったものがない)
そうなるとやはり「自分を表す腕時計」というのはひとつで良いから所有してみたい。
そしてそれが「機械式時計」であればまさに一石二鳥だと思っている訳です。
いまどんな時計を使っている?
ちなみに私が所有している腕時計は下記の5本。
- G-SHOCK(カシオ)
- メタルブレスレットのカジュアルな腕時計(ZUCCa)
- デジタル&アナログの2面腕時計(DIEZEL)
- ホワイトのオールラバーな腕時計(LACOSTE)
- メタルブレスレットのビジネス向けな腕時計(GUCCI)
もう時計好きからしたら訳のわからないラインナップだと思いますが、先述の通り自分で腕時計を購入したことがない私にとってはすべてが「贈り物としていただいた大切なもの」です。
1-2本は贈り物ではないものも混ざってますが、やはりストーリーがあるのでやっぱり全部が大切です。
さいわいにも使うシーンがほとんど被っていないため、各々が得意とするところで活躍しています。
G-SHOCKであればスポーツシーン、ZUCCaのはカジュアルなとき、DIEZELは海外旅行で日本との時差を測るため、ハワイで妻が購入したラコステはビーチシーンで、GUCCIの時計はビジネスで。
ここに「自分で選んだ腕時計」が入る訳ですから、どの腕時計と競合するのかな?なんて楽しみながら妄想しています。笑
どういったメーカー、ブランドが良いか?
機械式時計を選ぶということは腕時計を選ぶだけというだけの世界ではないと思います。
革靴のように、「どの国のどういう背景のメーカーがどういう想いで腕時計をつくっているか。」
そういった点も選ぶ理由に入ってくるのかなぁと思っています。
大抵の時計はスイス産ですが、元の系譜をたどればイタリア、フランス、アメリカ、イギリス、もちろん日本でつくっている腕時計があり、どれも精巧なつくりはもちろんこと、素晴らしいストーリーがあります。
今のところ気になっている時計メーカー
いまのところ気になっているウォッチメーカーは?と言われると、現時点では決定打となる答えはまったく見つかっていません。あきれるほどに広い腕時計の世界観にビックリしているステージです。笑
とはいうものの、素人ながら30代男子の感想をメモ的に残しておきたいと思います。(この記事を後々見てどう思うのか)
ロレックスは生意気?アメリカの腕時計
やはり有名なROLEXは候補から外せません。いまや投資目的での購入も多いと聞きますが、もともとは頑丈さが売りの腕時計。30代がロレックスを着けると生意気に思われちゃうのが心配な方もいるかもしれませんが、私の周りではそこそこ見かけますし、何よりその耐久性に惚れ込んでガシガシ使ってる人が多い印象です。(30代だと何本も所有できませんから自然とそうなるのかもしれません)
そのあまりの耐久性からビンテージロレックスという世界もあるそうで。生まれ年のROLEXを買い求める人もいるそうです。
他にもインターステラーで一躍有名?になったハミルトンもあります。正直言ってマーフウォッチにデイト表示(日付表示)が付いてたらこの記事が産まれてなかったくらいドンピシャでした。笑
タグホイヤーは恥ずかしい?ヨーロッパの腕時計
オメガやタグホイヤー、ロンジンなどの歴史の長いメーカーもありますが、あまりにラインナップが多すぎることもあって正直見きれていません。
巷では「タグホイヤーなんかは30代では恥ずかしい…」なんて話もあるようですが、まったくそんなことはないと思います。たとえばカレラなんかは悪目立ちしないシンプルな佇まいでどんな人でも使いやすそうですし、なにより自分が気に入った時計をつける事こそが自己表現そのものだと私は思います。(まだ機械式時計を持ってないことを棚に上げつつ)
IWCもシックな面持ちが多く、その中でも初期のポルトギーゼは一目で「素敵だなあ」と思ったデザインのひとつ。
ジャガールクルトのレベルソも「大人の時計感」が強くてとっても惹かれました。ただそこまで洒落ものではない自分にスクエアタイプが使いこなせるのか?という点が気になるところ。
他にはモダンかつシックなデザインが目を惹くイタリアのパネライ。これはかのオールデンスタイルさんが使用しているのを見て気になった一本。デザインは結構自分好みです。
コスパに優れた国内産の腕時計
国内という意味では靴磨き業界で流行っているカルレイモンもこれからチェックしたいところですし、日本が世界に誇る2大メーカーとなるセイコー、シチズンももちろん見ていきたいです。
※カルレイモンはクォーツ式でした。
また、これら全てを包括する「アンティーク」という世界もあるそうです。
ということで、見るべきブランド・メーカーが多すぎるのが機械式腕時計業界の悪いところです。笑
どんなデザインが良いか?
デザインについてはまだまだ見ている途中ですが、様々なカタログや人の腕(笑)を見てきた中で自分として決まってきたポイントがあります。
- ダイヤルが白文字盤か銀文字盤であること
- ケースがラウンド型であること
- インデックスがアラビア数字であること
- ベルトが交換できること
- 全体としてあまり派手じゃないこと
まずは白文字盤か銀文字盤であることが必須条件。というのも黒文字盤の腕時計を持っているから。自分の時計を買ったことでいただきものをないがしろにしたくない気持ちがあります。
ラウンド型であることも必須です、ここで大事なのがシリンダー型はNGということ、とにかくベーシックな形が好きなコンサバ志向。
アラビア数字であること、これもちょっとこだわりたいところ。オンで使用している時計がバータイプなので違いを持たせたいなと。
ベルト交換はそれなりの機械式腕時計ならほぼ当たり前の機能だと思いますが、一応。
最後は全体としてそこまで派手じゃないこと。「自分にあった良い腕時計がほしいものの、時計を目立たせたくない」という微妙にコンプリケートな私の事情があります。笑
いつ買うべきか?
最後はいつ買うべきか?というところ。
一般的なサラリーマン、とくにようやく良い腕時計がほしくなる30代にとってアンダー10万円以上となる機械式腕時計はポンポンと購入できる代物ではありません。(革靴はどうなんだという声は無視します)
なので、せっかくですから何かの記念、もしくは自分を奮い立たせるタイミングで購入したいと思っています。ただの贅沢品としてではなく、意味を持たせたアイテムとして。より前向きになれるギアとして。
ということで、こだわりの強い自分がどんなタイミングでどんな時計を手に入れることになるのか、自分事ながら今から楽しみです。
まだ機械式時計を所有されていない方は、ぜひこの機会にセンス溢れる「自分らしい腕時計」を探してみるのもおもしろいかもしれませんよ!(共に一歩を踏み出しましょう!笑)
機械式腕時計への憧れが止まらないミウラ(@miura_na_hibi)でした。
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