先日、アガリの時計で上がれなかったミウラです。
言っていることがよくわかりませんが、文字通りの状況に出くわしてしまいました。
主な要因は下記3つ。
- 時計自体が重すぎた。
- パワーリザーブが短すぎた。(38時間)
- 白文字盤が驚くほどに(今の)自分に合わなかった。
私のミッションは「これらのポイントを踏まえつつ、至高の上がりの腕時計を見つけること」
完全にドツボにハマっている気もしないでないですが、やるからには最後までやり遂げる。
漢の買い物にはそういった気概が必要です。(よね?)
上がれる腕時計の条件を見つめなおす。
さて、ここでミウラの「真なる上がりの腕時計の条件」を洗い出してみます。
もう失敗は許されません。
次で決めるためには自らの価値観を見つめなおし、すべての条件をパーフェクトに満たす時計を見出すことが最重要です。
軽さと薄さ
まずは腕時計がそれなりに軽いこと。
前回、ズッシリした腕時計を「1日中装着することにしんどさ」を強く感じました。
30代でそう感じるのですから、この気持ちは年を重ねるにつれ、大きくなっていくでしょう。
シニアになっても使い続けることができる軽さ、そして耐久性が必要です。
それなりに長いパワーリザーブ
パワーリザーブ時間も大切です。短いのはやっぱり好みじゃありません。
金曜日の夜に外し、月曜日の朝にそのままつけることができる。
これが理想です。忙しい朝に毎朝リューズを巻きなおすのは、機械式時計を所有していないいま現在、少々受け入れ難い事柄です。
文字盤は銀色(シルバーダイアル)
これまでブラックダイアル、いわゆる黒い文字盤のドレスウォッチを愛用していました。
だから、反対色の白があれば良い。と思っていたのですが、どうにも「上品なつくりの白文字盤(ホワイトダイアル)」はどちらかといえばシニアなエグゼクティブ、あるいは女性にこそ似合う感覚が拭いきれませんでした。(これは個人の感覚ですが)
とくに前者のイメージが大きかった自分にとって、「このデザインの時計は自分には時期早々だな」と強く思う結果に。
そんなときに目にしたのがブロガー仲間のoboistさんのNH WATCH。
いや、銀文字盤(シルバーダイアル)めちゃくちゃオシャレじゃないですか!!
oboistさんがオンオフ両刀使いされていることも高ポイント。
アガリの時計がどんな日でも使えるなら、それこそ最高です。
あぁ、白じゃなくて銀にすれば良かったのか…、銀か、そうか…銀だったか…。
となんども独り言をつぶやいたような呟かなかったような。
もはや記憶はほぼありませんが、とにもかくにも銀の文字盤、シルバーダイアルこそが目指すべきカラーに決定したのでした。
やっぱりクラシックな三針が良い。
最後の条件は「クラシックな三針タイプ」ということ。
元々の自分の好みとして、シンプル気味なものが好きです。
遊びをファッションに取り入れるのが苦手という側面もありますが、やはりクラシックな三針時計であれば飽きとも無縁ですから、長く使いたい!と思える一本に出会えると思った次第。
あとやっぱりデイト表示は欲しいですし、アラビアダイアルも欲しい!
(結局、デザイン的には今回もかなり絞られることになるようで)
銀色の三針デイトの腕時計を探せ!
ということで、30代からでもしっくりくるシルバーダイアル、そして三針、さらにはデイトモデルの機械式時計を探すことにしました。(できればアラビアダイアルも)
今回こそ、一生を共にする「アガリの一本」を!
今回候補に挙がったのは下記5本です。
- ハミルトン / ビューマティックオート
- ボーム&メルシエ / ボーマティック クリフトン デイデイト
- ティソ / パワーマティック80
- ロンジン / スピリット
- ジャガールクルト / マスターコントロールデイト
ハミルトン ビューマティックオート H32515155
Jazzmaster Viewmatic Silver Dial.
ハミルトンの超名作機械式時計です。
JAZZ MASTERシリーズの原点ともいわれるロングセラーモデル。
搭載されるキャリバーはH-10、汎用ムーブメント王者のETAと共同開発された自社製ムーブメントでそのパワーリザーブは80時間。
落ち着きがありながらも、アメリカらしいカッコ良さが溢れるシルバーダイアルには私の大好物のアラビア文字も使われています。
ボーム&メルシエ クリフトン ボーマティック
出典:最良の実用時計か? ボーム&メルシエ クリフトン ボーマティック/編集部の気ままにインプレッション(ウェブクロノス)
ツイッターでマニアックな腕時計最前線情報を発信してくれていることでも有名なクロノス編集長の広田雅将氏が、スポンサー企業でないにも関わらず「最良の実用時計」のひとつとして超オススメしていたのが、Baume et MercierのCliftonです。
私の大好きなアラビア文字は最新版では採用されていないものの、40mmという使いやすい大きさにホワイトダイアルで落ち着いたデザイン。
さらにムーブメントで使われているBaumatic BM12-1975A COSCはまさかの120時間。
普通に使っていればクォーツと変わらない使用感でしょうし、腕時計を複数持ちたいと思っている人でもかなり使いやすい一本になること間違いなしですね。
ちなみに以前のモデルにはアラビア文字×シルバーダイアルの最強モデルがありました(!)
TISSOT パワーマティック80
TISSOTのパワーマティック80ムーブメントシリーズもかなり気になります。
前述した汎用ムーブメントメーカーETA社が10年近く前となる2013年にTISSOTのために開発した80時間のパワーリザーブのムーブメントはまさかの実売10万円を切る程度。
ダイアルのデザインも様々ですし、コスパ最強でしょう!
価格だけなら即決レベルですが、流石に今回は実物も見て判断したいところ…。
Longines Spirit 3.810.4.73.6
冒険家に愛されるイメージが強いロンジンはスピリットがシルバーダイアルの三針モデルです。
パワーリザーブ72時間で優秀ですし、無骨な見た目もオンオフ問わず活躍してくれそう。
好みではありますが、シースルーバックがないのが機械式時計としてやや寂しいところです。
いずれ見なくなるとよく言われますが、初めての1本であればやっぱりほしくなってしまうのが男の性ってもんです…よね?
ジャガールクルト マスターコントロールデイト Q4018420
最後の候補は、Jaeger Lecoultre(ジャガールクルト)のマスターコントロールデイトQ4018420。
はっきり言ってこれにはやられましたね。
- 軽くて薄い
- パワーリザーブ70時間
- 文句無しのシルバーダイアル
- クラシックなデザインで三針
- アラビアダイアル付き
ほぼすべての条件を網羅していました。
しかもジャガールクルトというブランドはたいへんに歴史があり、一生大切に使っていく相棒に不足なしといったところ。
見た目と機能はほぼ最強ですが、1点だけ気になる点も。
それは現在だとレザーベルトのみの取り扱いということ。
革靴大好きな自分はやはり「靴とベルトと腕時計ベルト」の色味を合わせたい。そんな気持ちがどうしても出てきます。
そうなるとメタルブレスの腕時計だとシンプルに解決してしまうのが悩ましいところ…。
まだまだ終わらないアガリの時計探しの旅。
ということで、今回はいまだ定まらないアガリの時計に延々と悩む様子をご紹介しました。
このブログ記事が初めての機械式腕時計でお悩みの方の参考になれば幸いです。(なるのか?)
とりあえずは雑誌で妄想を広げつつ、実店舗で現物を見て、地道に探し続ける。
これに限るんだろうなぁ、と思う今日この頃なミウラでした。
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