オメガっていいですよね。
誰でも知っている世界的な時計2大メーカーといえば、ロレックスとオメガですが(私の周り調査による)やはりどうしてもロレックスには負のイメージが付きがちです。
そうなるといざ「良い時計がほしい!」となったときに、誰にも文句言われないのがOMEGAになるかなと思います。
オリンピックなどの公式スポンサーとして一般的な層によくメディア露出しているのも一因でしょう。
今回はそんなオメガを手に入れたエピソードをご紹介します。
オメガのシーマスターとは?
さて、オメガには数多くの名作モデルがあります。
THE機械式腕時計とも言えるスピードマスター。
女性向けの美しい腕時計のトレゾア。
古き良き時代を体現する手巻き式モデル、デヴィル。
そして、ダイバーズウォッチタイプのシーマスターです。
ウィリアム王子着用のシーマスターについて
突然ですが、イギリス王室のメンバーは途方もない金額の腕時計をしているのだろうと想像している方は多いと思います。
もちろんほとんどの王族、エリザベス女王、チャールズ皇太子などはその通りだそう。(笑)
しかし、一方で民間出身のダイアナ妃が教育されたウィリアム王子とハリー王子については、アンティーク文化がしっかり根付くほどに長く使えるものが大好きな国民性通りか、驚くほど庶民的な腕時計を愛用していることは有名です。
ハリー王子であれば軍隊時代に特別につくられたロレックスのエクスプローラー2、そして同様に軍隊仕様のブライトリングの2本。
そしてウィリアム王子は、なんとOMEGAのシーマスター300M、1本のみ。
こちらは故ダイアナ妃からプレゼントしてもらった時計なんだとか。
確かにGoogleで検索してみると、式典からカジュアルなシーンまであらゆる場所で、いつも同じOMEGAのSEAMASTER300を着けていることがわかります。
ウィリアム王子の着用画を見るまでは、「ダイバーズウォッチって結構存在感あるし、時計だけ目立つ感じになりそうだな〜」と思っていたのですが、こんなにもどんなシーンでも活躍するんだ!とたいへん驚きました。
なぜもう一本腕時計がほしいのか。
ところで、「なぜアガリの腕時計を手に入れたのにOmegaに夢中になり始めているのか」という点について、そろそろ触れていきたいと思います。
これは非常にシンプルな理由です。
マスターコントロールデイトはあくまでドレスウォッチ。
まさにオンのときの時計であります。
オンの時計の良い腕時計があるならば、オフのときにも良い腕時計をしたくなるってのが男の子ってことです。
しかも雨や雪の日にもガンガン使えるのであれば、それはもうとっても活躍することでしょう!(もう沼ってる)
さらにはシーマスターは私の大好きなイギリスにも縁があることがわかりました。
こうなるともう勢いは止まりません。
シーマスターほしい!シーマスターほしい!!
41mmのシーマスター300は少し大きい問題。
ウィリアム王子のシーマスターを使ったコーディネート達を見た私。
すっかりとシーマスターに興味津々(影響を受けやすい)となり、現物を見にいきました。
しかし、いざ現物を見てみると・・・。
「何かデッカいな?」と。
私の腕回りは17cm。
直径4.25cmの腕時計までなら無理なく収まるはずです。
(どこかで腕回り÷4程度が腕に違和感なく収まる範囲という情報を見た)
でも明らかに大きく感じたんです。なぜでしょうか?
シーマスター300が大きめと感じる理由
そもそもダイバーズウォッチというモデルはデカくてゴツめな印象を与えるデザインです。
そして2つ目として、厚さも間違いなく関係してきます。
ほぼ同じ40mmのJLCのマスターコントロールデイトですが、シーマスター40mmに比べるとその存在感は半分以下に感じます。
いわゆるデカアツ的な腕時計もカッコ良いですが、やはり今回の着地点はそこではありません。
あの上品なバランス感。
あれが良い。あれが良いんです・・・!
ボーイズという選択肢。
そんな訳で腕時計をあまり目立たせたくないなあと思っている身としては、ちょっと困ったことになりました。
ですがよく調べてみると、当時のOMEGAにはレディースとメンズの中間サイズとなる「ボーイズ」というサイズが存在していたことがわかりました。
サイズ構成としては下記のようなイメージです。(モデルによって前後あり)
- メンズ:40mm
- ボーイズ:36mm
- レディース:28mm
この36mmという数字、少し腕時計を調べたことがある人ならピンとくる人が多いかなと思います。
36mmと言えば古きはロレックスの定番メンズサイズ、今ではチューダーブラックベイの定番サイズのひとつなんです。
そうなると、シーマスターの36mmボーイズサイズ、俄然ありな気がしてきたのでした。
腕に合うシーマスター300Mを探せ!
さて、このネイビーブルーのシーマスター300Mは当時かなり人気だったようで、今でも綺麗な個体が数多く様々な市場で販売されています。
楽天市場、メルカリ、ヤフオク、クロノ24、よりどりみどりです。(シーマ様)
というか市場に似たようなモデルがめちゃくちゃありました。笑
シーマスター300はバリエーションが極めて豊富なようで。
ベゼルカラーに加えて、ムーブメントも機械式にクォーツ、さらに蓄光の種類も異なるモデルがあります。
もうここまでくると私は止まりません。最高のモデルを探しにいくモードに切り替わりました。笑
シーマスター300M メンズモデル
- 2531.80|ブルーベゼル・メンズ・機械式・トリチウム
- 2532.80|シルバーベゼル・メンズ・機械式・トリチウム
- 2561.80|ブルーベゼル・メンズ・クォーツ・トリチウム
- 2562.80|シルバーベゼル・メンズ・クォーツ・トリチウム
- 2220.80|ブルーベゼル・メンズ・機械式・ルミノバ
- 2221.80|ブルーベゼル・メンズ・クォーツ・ルミノバ
シーマスター300M ボーイズモデル
2541.80|ブルーベゼル・ボーイズ・クォーツ式・トリチウム
- 2542.80|シルバーベゼル・ボーイズ・クォーツ式・トリチウム
- 2551.80|ブルーベゼル・ボーイズ・機械式・トリチウム
- 2552.80|シルバーベゼル・ボーイズ・機械式・トリチウム
- 2561.80|ブルーベゼル・ボーイズ・クォーツ式・トリチウム
- 2562.80|シルバーベゼル・ボーイズ・クォーツ式・トリチウム
- 2222.80|ブルーベゼル・ボーイズ・機械式・ルミノバ
- 2223.80|ブルーベゼル・ボーイズ・クォーツ式・ルミノバ
シーマスター300M レディースモデル
- 2582.80|シルバーベゼル・レディース・トリチウム
- 2583.80|ブルーベゼル・レディース・トリチウム
- 2224.80|ブルーベゼル・レディース・クォーツ・ルミノバ
最終的に決めたのはRef 2223.80
溢れんばかりの選択肢に一時期は倒れかけましたが(言い過ぎ)、最終的にこれだ!と思えるモデルをついに見出しました。
それがRef 2223.80です。
REF2223.80の仕様は以下。
- ボーイズサイズ(36mm)
- ブルーベゼル
- クォーツ
- ルミノバ蓄光
あとは状態の良い個体が出てくるのを待つばかり…
あったーーーー!!!!!(早)
オメガが我が家にやってきた!
ということで待つ事、数日。
ついにオメガが我が家にやってきました。
真っ赤なビニール製の化粧箱に時代を感じますなあ~。
とっくに保証は切れていますが保証書付きの由緒正しいやつを運よくゲットできました。
SEA MASTER 300 BOYS最後のモデル 2223.80
いざ開封の儀!
おぉー・・・。これはカッコいい、カッコいいぞ!
先日上がりの時計として購入したマスターコントロールデイトとはまた違った趣。
ダイバーズなデザインもちろんですが、メタルブレスが思った以上にカッチョイー!
ヘアライン仕上げにサンドされた鏡面仕上げがこれまた大人なカッコ良さ溢れてます。
2561.30と2223.80の違いは蓄光素材
さてさて同じようなモデルを探している方ならわかると思いますが、パッと見、まったく見分けがつかなかったのが2223.80と2561.30の違いです。
この2つ、完全に仕様が一致しているんですよね。
ですが、何度も見ていると蓄光の劣化具合に差がある。
どうやら、蓄光素材が黄ばんでいる個体があるぞ・・・と。
オメガに問い合わせてみると、やはりこれら二つの時計は似て非なるものでした。
- 2561.80(トリチウム蓄光) 販売期間はおおよそ1993年~2006年前後
- 2223.80(ルミノバ蓄光) 販売期間はおおよそ2006年~2009年前後
2223.80は2561.80の後継モデル。
そして、シーマスター300のボーイズモデルは、2223.80が最後のモデルということが明らかになったのです。
(白く緑がかっているルミノバ蓄光)
ほどよく腕にハマるボーイズモデル
ボーイズモデルの直径は36.25mm。
36mmと思っていましたが、気持ち大きめでした。
しかし、このサイズが本当にピッタリと自分にハマる。
直径40mm超えのシーマスター300Mを愛用しているウィリアム王子は身長190cmとかなり大柄で腕も相当に太い。
ですので、一般的な日本人男子の身長となる私がボーイズモデルを装着するとどうでしょう。
はい、不思議なことに見た目としては同じようなバランス感に仕上がりました。笑
ブレス調整は割りピン方式
オメガ シーマスター300は5分割されたメタルブレスが標準装備。
つい先日腕時計メンテナンスセットを購入した私はさっそくブレス調整に取り掛かったのですが・・・、めちゃくちゃに苦労しました。笑
ほれぼれするカッコ良いブレスは1列5コマ。
一般的に多いのは3コマですし、腕馴染みが良くなるように分けるピッチも狭めなので調整が非常に大変。
さらになれない割りピンはかなり固く、ブレス調整用ハンマーの樹脂部分が穴だらけになってピンを叩けなくなるほどでした…。
(次回からはお店に頼みます。)
まとめ
ということで本記事では英国のウィリアム王子も愛するOMEGAのSEAMASTER300をご紹介しました。
カジュアルなシーンでもオンでも腕にちょうど良く収まるナイスな相棒。
この時計は本当に満足感の高いお買い物ができたなと思います。
世の中に時計沼にハマる人が数多くいらっしゃり、私もついにその一歩……は踏み出す予定はありませんが、ぜひ皆さまも「大好きな一本」を探しみては?
(小粒ながらずっしりと重いボディは長時間着けているとクッキリと腕に跡を…笑)
(しかし、ほんっとにこのメタルブレスはカッコイイな…)
ブログ内を検索する!