英国といえばいわゆるトラディショナルなスタイルを思い浮かべますが、一方でパンクなどのこれまでの常識を打ち壊すようなスタイルも持ち合わせるダイナミックな世界があります。
ファッションは日々進化しており、一昔前は身体にフィットするタイトなシルエットが流行りましたが、いまはリラックスしながら暮らせるようなシルエットをよく見ます。
イギリス生まれのスタイルはどれもタイト、あるいは身体にフィットするようなシルエットが多い印象でしたが、やはりパンクの国。新しいスタイルが生まれているようです。
今回紹介する英国のランブリングスタイルを提案するブランド「カレドアー」はまさにリラックスな英国スタイル。
新しいブリティッシュスタイルの実力は如何に…?
このブログ記事では、実際に購入したアイテムを使ったレビューをご紹介します。
英国セレショ、ブリティッシュメイドとは?
BRITISH MADEは渡辺産業株式会社が運営する、青山骨董通り発の英国セレクトショップです。
流行り廃りの多い日本のファッションシーンのなかで、英国クラフトマンシップから生まれたクラシックでベーシックなアイテムを紹介することを得意としています。
全国の主要都市に展開しており、最近では北の大地、札幌ステラプレイスにも登場しました。
革靴であればチャーチやチーニー、鞄であればグレンロイヤルのブライドルレザーを使ったアイテム、他にも革財布や、ジョンストンズエリジンのカシミヤストールなども扱っています。
シーズンごとに素晴らしい別注品を作成することでも有名で、私もたまたま見かけたジョンストンズの別注マフラーを妻にプレゼントしたことがあります。笑
チーニー ケンゴンを仕掛けたのはブリティッシュメイド
ブラアニキで紹介されて一気に火がついたチーニーのCAIRNGORM(ケンゴン)を仕掛けたのもブリティッシュメイドさんです。
クラシックスタイルのみならずミリタリースタイルにも一気に客層が広がったのは間違いないでしょう。
一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか?
代表取締役の渡辺氏は長らく英国の輸入ビジネスに携わっていることもあり、ビジネスで成功するための足元の心がけを説いてくれます。
革靴の選び方から、向き合い方、そして核となる一足の選び方まで、ドレスシューズと大変丁寧に向き合える良書でした。
カレドアーとは?
Caledoor(カレドアー)とは、イギリスで親しまれているフットパス(散歩道)文化、あてもなく気ままに歩きまわるランブリング。
これらを現代の都市生活に落とし込み、歩くことを楽しむためのリアルウェアとして提案するブランドです。
ランブリングについて
ランブリングという言葉は私もカレドアに出会うまで聞いたことがありませんでした。
当てもなく気ままに、目的もなしにただ歩く。
日本だとあまり想像できませんが、確かにロンドンやパリでは都会でも田舎道でもただ歩くだけでたくさんの発見に満ちており、歩き回るというのは楽しいもの。
そんなランブリング文化を日本でも楽しんでほしいという想いも込められているようで。
ちなみにランブリングには2種類あるようで、
- ショートランブリング(2〜3時間のランブル)
- ロングランブリング(1日がかりの長距離のランブル)
カレドアーのアイテムは上記2種類にわけてデザインしているんだとか。
コットンリネンダンガリーシャツ
身体に馴染みやすく、動きやすいけど上品なコットンダンガリーシャツ。
カラーはダークブラックデニム。
ショートランブリング向けにデザインされたアイテム。
ブラックデニムカラーは、これまで自分のワードローブに収まることがなかったカラーです。
このコットンダンガリーシャツは一般的なシャツに比べ、背中のタックを多めにとり、袖の可動域を広げています。
そのため、どんな体勢でもシャツが突っ張ることもなく、リラックスして過ごすことができます。
襟周りはカーブがかかったヨーロッパのクラシカルスタイル。
シャツ全体としても運針を非常に細かくし、高級感あふれる仕上がりとなっています。
硫化染料でロープ染色を施したダンガリー生地は、リネンを混紡することで一般的なダンガリーシャツに比べて高い吸湿性があるそうです。
ちなみにロープ染色とはデニム生地に使われる手法で、ロープ状に束ねた糸に染色する手法で、デニムのようにじわりじわりと変化するエイジングが期待できるんだとか。
サイズ感はかなり大きめ
最近流行っているリラックスフィットをなめてました。
最初はメーカー推奨のMサイズをチョイスしましたが、おそらくユニクロ基準でXXLくらいある大きさでびっくりしました。Mサイズで着丈75cm、身幅63cmですからなかなかに大きめです。
Sサイズでようやくマイサイズ。(身長は173cm程度)
といってもこれまで手を出したこなかったシルエット。
慣れるまでは時間がかかりました。笑
湿度が高い雨の日でも着心地が良いリネン混紡
実際に着てみると、カレドール(CAREDOOR)のコットンダンガリーシャツの着心地の良さとシルエットの良さに気づきました。
リラックスしたフィット感にも関わらず、軽く硬い生地はシルエットをキープします。
もちろん身体を動かすことでシャツが突っ張る事もありません。
そしてリネンが混紡されていることで、湿度の高い日でも非常に快適に過ごすことができました。
これからのエイジングも楽しみなところ。
メリノウールロングスリーブTシャツ
肌着代わりにも使えるロングTシャツ。
本格登山系アウトドアブランドでも採用されるメリノウール製。
一枚で着ても様になるシルエット。
ロングランブリング向けにデザインされたアイテム。
こちらは1日中歩き回るロングランブリング向けにデザインされたメリノウールのロングTシャツ。
ウールのベースレイヤーはすでに本格登山系ブランドでも数多く採用されており、抗菌性はもちろん、坊汚性、防臭性、保温性に非常に優れたアイテムです。
ウールってニット素材の?そんなの素肌にきても大丈夫?と思う方も多いと思いますが、実際にウール素材を地肌に着ると想像以上に快適です。
それもそのはず、ウール繊維は天然の湿度調整機能が具備されている最強素材。
暑い日は身体を涼しくし、寒い日は身体を温めてくれます。(だから登山ブランドがこぞって採用している)
ウールなのにチクチクしないスケールオフ加工済み
これまではウール素材はチクチクするという最大のデメリットがあったのですが、最近はスケールオフ加工というチクチクする原因となるものを除去する技術が発達し、肌着として心地よく着れるようになり、まさに技術革新を肌で感じることができるナイスなアイテムです。
1日中着ても快適が続く
9月、残暑が残り、昼間は暑く、夕方から急激に温度が落ちる日に1日着てみました。
朝、肌寒いかなと思いましたが、すぐに体温に馴染み、初めて袖を通す服を着ていることを忘れるくらい。
昼、多少暖かさを感じましたが、腕をまくれば調節完了。
コットンロングTなら背中に汗を感じる場面ですが、ウールロンTであればほぼ感じませんね。
夕方、風が吹くと多少肌寒さを感じるときもありましたが、それは空気を通すから。一枚羽織ればもうOKです。
店員さん曰く、気持ちリラックスフィットなサイズ感ですが、洗濯すると丈が縮むのでいつも通りのサイズを選ぶのがオススメなんだとか。
カレドア(Caledoor)まとめ
ということで本ブログ記事では英国のランブリングスタイルを提案するブランド「カレドアー」のアイテムをご紹介しました。
とくにウールロンTはあまりに着心地が良くて、秋となった今もヘビロテ中。
感覚的にはどんなときでも快適なヒートテックロンTみたいなもんでしょうか。笑
暑いときは涼しく、寒いときは温かく。そして湿度はいつも快適。
大人っぽい上品なんだけど機能性にも優れるロンTを探している人には超オススメです。
- 英国ランブリングスタイルはリラックスした着心地。
- 確かに自宅から出たくなる機能性。
- 大人こそ着てみてほしい、この雰囲気。
いきなりヘビロテ中のカレドアー ウールロングTシャツ
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