憧れの手植えブラシ江戸屋
スエード素材の靴。雨や雪に強いといわれ、主に秋冬を中心に我々を楽しませてくれるちょっとだけ遊び心が入ったアイテム。
初めて履いたときは大人の階段を一段昇った気になったものです。(2-3か月前の話ですが)
実は前々からこのスエード靴のメンテナンスにあたり「何かが足りないなあ」という気持ちがありました。
一般的にスエード靴のお手入れ道具は下記の4パターンに分かれます。
1.クレープブラシ(ゴムブラシ)
生ゴムをヒダ状に成型したものをブラシの柄に取り付けたもの。
2.一般的なスエード用金属ブラシ
針金に近い金属線を配置したブラシタイプ。
3.馬毛ブラシ
やや毛が短めの馬毛ブラシ。
4.固形クリーナー
ボールペン用の砂消しゴムに近いタイプの固形クリーナー。
私自身は1.生ゴムクレープブラシと3.馬毛ブラシ、4.固形クリーナーの3つを持っていましたが、毎日の簡単なケアという意味では「意外と使いやすいものがないなあ」というのが率直な感想でした。
というのも、クレープブラシはどちらかというと汚れ落としの側面が強く、毛並みを整えるといった意味では力不足。
馬毛ブラシは確かに革には優しく毛並みも整いますがあまりホコリが取れない。
固形クリーナーに至っては完全に汚れ落とし用です。
そうなるとやはり毛並みを整えつつ、ホコリもしっかりと掻き出してくれるブラシがほしいのですが、購入時にチャーチからは「金属ブラシは革に強すぎるからやめた方が良い」というアドバイスを受けたのもあり、いまいち金属ブラシには目を向けることもなくただ日々が過ぎていきました。
【旅行記】ロンドンのジャーミンストリート。その3(チャーチでブーツ購入編)
そんなある日、いつも通り革靴関連の情報を目当てにネットサーフィンをしていると私のニーズにピッタリな商品を見つけました。
しかも在庫数は残り1つ・・・こういう展開にとことん弱い私はまた妻に相談する前に購入ボタンを押してしまうのでありました。笑
最高のスエードブラシ、「江戸屋 手植え靴ブラシ スエード用」
古き良き〇江マーク付きの紙袋でやってきました。
紙袋の中にはさらに白いビニール袋
さあ、ついにやってきました!日本が誇る江戸屋のスエード専用ブラシ。
極上の文字とともに、手植えならではの釘目が光ります。
手植えされた極細の金属線(燐青銅)
金属にも関わらず、柔らかい手触りかつしっかりとしたコシも持っています
極めて細い金属線を密に手植えしているため、角度によってまったく異なる光沢感がおもしろい。
これなら革に優しいながら、しっかりと汚れを掻き出してくれそうです
持ち手には嬉しいひも通し用の穴が開いています。
「江戸屋 手植え靴ブラシ スエード用」でチャーチのスエードブーツをケア
豚毛ブラシでケアしていたものの、ほこりが取り切れていない私のチャーチケッツビーです。
トゥ部分もスエード繊維が固まりつつあり、なかなかまずい状態となっています。
江戸屋スエードブラシを使用してみる
さっそく江戸屋 手植え靴ブラシ スエード用でブラッシングです!
ビフォーアフター
右半分がブラッシング後です。
これすごくないですか?毛並みが一面に揃い、ホコリのひとつも残っていません。
右足側もブラッシングしていきましょう!
金属ブラシというと、どうにもスエードの毛を”削り取っていく“イメージですが、この江戸屋 手植え靴ブラシ スエード用は動物毛によるブラッシングと同じ感覚で”ブラッシング“していくことができます。
フィニッシュ!課題となっていたスエード面を整えること、そしてホコリを掻き出すことを一気に解決することができました!
女性用スエードパンプスにもスエードブラシは使える!
私がブログ記事用の写真をセコセコと撮っていると妻が興味を示してきました。
江戸屋 手植え靴ブラシ スエード用のあまりの効果に自分のシューズにもブラッシングしたい!とのこと・・・笑
ということでもう1足分のビフォーアフターをご覧ください
これはチャーチのアウトレットで見つけたタッセル付きスエードローファーです。
ブラックスエードなので、なかなかほこりが目立っていました。
妻もブラッシング!
力を入れずに軽く撫でるだけでホコリが取れて、毛並みが整っていくのが楽しいみたいです。笑
黒いスエードは白いホコリがとっても目立つのでやりがいもあるってもんです。
どちらがブラッシング前なのか一発でわかりますよね(笑)
江戸屋スエードブラシのまとめ
江戸屋スエードブラシのおかげでより安心してスエードライフを送ることが出来そうです。
こんなにも素晴らしいブラシを生産していながらも職人不足で様々なブラシが生産停止となっている江戸屋。
なんとか技術を若い世代に継承いただき、ブラシの生産に活気が戻ればいいなと勝手ながらに願っています。
楽天やアマゾンで購入できる最高品質スエードブラシはコロンブス製かな。
スエード靴に限らず、高級革靴全般のケア方法が網羅されているミウラの愛読書です。
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