本格靴会には様々な雨靴がありますが、やはり一番人気はJ.M.Westonの641ゴルフではないでしょうか。雨を始め様々な悪路に耐えるブラックロシアンカーフを纏い、ソールは非常に耐久性に優れた固いラバーソールを装備した別名ジャーナリストシューズは世界中の紳士の雨靴として愛されています。
さて、今回はそんなJ.Mウェストン641ゴルフを履いて出勤したところ、帰り際に見事に雨に降られてしまった様子をお送りしたいと思います。
(少し汚い画像もあります)
朝の状態の私と641ゴルフ。
ラメ入りのソックスなんか履いちゃってだいぶ浮かれていますね。(笑)
しかもこの画像だとそのラメ感もあまりわからないという・・・。結構赤いラメが目立ってカワイイんですよこのソックス。
帰宅時。
浮腫んだ足で外羽根は開き、雨に打たれたアッパーは辛うじて水を弾いてるといったところしょうか。かなり強い雨でしたが、雨が靴の中に染みてくるということはなく、さすがはゴルフ。さすがはブラックロシアンカーフといったところでしょうか。
雨の日で履いたJMWESTON641ゴルフをシューケア
さて、自宅に帰り脱いだ直後がこちらの状態です。
雨跡がガッチリとブラックロシアンカーフのアッパーに跡を残し、白い汚れとなって浮き出ています。汚い。
レザーバームローションで汚れを落とす
今回はサフィールノワールのレザーバームローションで汚れを落としていきます。
このレザーバームローションはサフィール定番ラインのローションと異なり、ミンクオイルが配合されているのが特徴です。
ブラックロシアンカーフは通常のカーフに比べて油分をたっぷりと含むことができる皮革素材です。
そのためミンクオイルを含むレザーバームローションは雨に濡れて水分の乾燥と共に抜けてしまった油分をしっかりと入れることができる一石二鳥のアイテムなんです。
そして忘れてはいけないのが汚れ落としの効果も持つのがこのサフィールノワールのレザーバームローションということです。前回使用したクレム1925がどんどん落ちてきます。
全体的に塗布した後に乾拭きしたものがこちらです。
すべての汚れが完璧に落ちています!ステインリムーバーと異なり革へのダメージがほとんどないのも嬉しいところ。
相変わらずオールインワンな汎用性が際立つレザーバームローション。これで終わっても十分な状態まで持ってきてくれました。
サフィールノワール レノベイタークリームでブラッシング
この641ゴルフのプレメンテでも使用したサフィールノワールのレノベイタークリームを使ってさらに注油+保革を進めていきます。このレノベイタークリームも素晴らしく強力かつ使いやすいクリームでここ最近非常に我が家では活躍しています。
関連記事:J.M.WESTON Golf(ジェイエムウェストン ゴルフ)をプレメンテ。
妻の化粧品と同じようなトロッとした触り心地が特徴のサフィールノワール レノベイタークリーム。多めにとって靴全体に塗り込んでいきます。もちろん指でガンガンいきます。
忘れてはいけないのが、ウェルト周り。
ソールはラバーですが、ウェルト部分は革なのでクリームをしっかり入れていかないと・・・最悪割れます。オールソール以上に無駄に費用がかかってしまう事態は避けたいところです。
レノベイタークリームを塗りこんだ直後。クレム1925同様にアッパーが曇るのでどこに塗ったかわかりやすいのは良いところです。
そのまま豚毛ブラシでブラッシング。力を入れて大きくブラッシングします!1つのエリアに集中してやらないように注意する必要があります。
仕上がったJ.Mウェストン641ゴルフ
サフィールノワールシリーズの活躍により、無事に綺麗な状態に戻すことができました。
やはりイギリスでもパリでも絶大な信頼を得ているサフィールノワールに死角はありませんね。(笑)
641ゴルフは本当に雨に強い?
雨に強いと言われるこの靴ですが、何をもって強いのか?
実際に雨の日に履いてわかったことがありました。
まず1つ目に分厚いラバーソールが雨によって生まれる水たまりなどを物ともしない圧倒的走破性を持っていること。
そして2つ目に周知の事実となっているロシアンカーフの耐水性でしょう。決してパラブーツやポリッシュドバインダーカーフのように”弾く”タイプではないのですが、通常のカーフに比べて明らかに浸み込みづらい特徴を持っていると言わざる得ません。
この2つのストロングポイントこそがゴルフが紳士界の雨靴として君臨している理由ではないでしょうか。
今後も引き続き雨の日にもドンドン履いていきたい靴だなあと思う1日でした!
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