ここ最近はもう夏真っ盛り。
20℃~30℃をいったりきたりで蒸し暑かったり、一歩オフィスに入れば冷房で寒かったりと、色々と体温調節が大変なのがそれなりの年となった身体に辛く当たる毎日です。
今日もとても暑い日でしたが、妻がお風呂に入って身体を芯から温めているのを見て、こういうときこそ温かさとも上手に付き合わなければいけないのかなあ、などと思いを巡らせたりしています。
もちろんそんな中でも日々足元を支えてくれる相棒達(靴)のケアは欠かさずやってはおり、毎日の感謝を気持ちを靴達にブラシを通じて伝えながらもちょっとだけ気になるのが完全に秋冬靴のスエードブーツ。
乾燥してきたスエードブーツ
雪解けと共にスエードスプレーをしてそのままシューズラックの奥に鎮座していましたが、よくよく見てみるとホコリなんか被ってたりするのでたまーにブラッシングしたりと気にはかけていました。
・・・しまった!
しかし、ケアが必要なのはアッパーのスエード生地だけでは無いことをすっかりと失念していました。見ての通り冬場には雪の侵入を強く防ぐストームウェルトの乾燥が極度に進んでいます。このままでは次の冬が来る前にひび割れてしまうかもしれません。
ヒール側も決して良いとは言えない惨状です。積み上げヒールなんかも少し色が抜けてしまっていたりとなかなか悲惨な状況です。茶色のコバインキ、買おうかなあ?
ということで先日購入したばかりサフィールノワール レノベイタークリームを投入することにしました。このクリームは”ミンクオイル”、”ラノリン”、”ビーワックス”が入っている少し乾燥気味の革にはピッタリなクリームです。
ミンクオイルが油分を補給し、ラノリンが水分を保持しようとします。そしてビーワックスでコーティング。そんなイメージとなります。
スエードシューズの難しいところは靴クリームを決してスエードに触れさせてはいけないという点でしょう。
いつもならば何も考えずガンガン塗りたくるところをそれなりに繊細な作業を要求されます。
コバに塗り込む
まずはつま先側のウェルトからクリームを塗布、少し多めですがこれはわざとやっています。
ストームウェルトに塗り込む
なぜなら指で塗り広げる際に、ちょうどいい分量だけをストームウェルト上部の部分に伸ばせるから。
この箇所に狙ってクリームをつけようとすると大抵の場合、アッパーに触れてしまったり伸びてしまったりします。そうすると後処理が面倒くさいことに・・・。
積み上げヒールに塗布
結構気になったヒール部分と積み上げヒールのところにもサフィールノワール レノベイタークリームを塗り込みます。積み上げ部分はともかくヒール周りのウェルトは本当に乾燥が進んでいたようでレノベイタークリームをみるみる内に吸い込んでいきます。
しっとり感が出てきたところでクリーム塗布作業を終了させました。
あとは一足5~10分放置しクリームの浸透を待ってから乾拭きです。
まとめ
とりあえずはこれで今年の冬までは何もしなくて済みそうです。
夏には夏の靴、冬には冬の靴。履き替えて楽しめるくらいまで揃った自分の靴達を見ながらスエードシューズの短靴がない事が頭をよぎる夏の暑い一夜。
さて今年の夏はどんなことが待っているのでしょうか。
(終わり)
サフィールノワール レノベイタークリーム
- キメ細やかな美しいファインレザー用のリッチクリーム
- 栄養を与え、革を柔らかくし、同時に保護膜を作り出す
- ミンクオイル入り
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