昨年2016年に創業130周年を迎えたチーニー。
この130周年を記念し130人のチーニースタイルを取り上げたスペシャルサイトが話題に上がったのは記憶に新しいですね。まさかの最後二人にチャーチ一家が登場したのにはビックリした方も多いのではないでしょうか。
関連サイト:Cheaney’s 130th Anniversary Styles
そんな注目が続くが続くチーニーですが、実は私は1足も所有しておりません。ノーサンプトン旅行でも工場が離れているため訪れることもなく、なかなか接点がなかったのが大きな理由の一つです。
しかし、、、ここ最近なぜか私の友人Zが非常にハマっています。(笑)
先日もダブルモンクシューズを探した結果、そのフォルムと履き心地にとても感動しチーニーのブリスワースを入手した彼ですが、今回はさらに素晴らしい一足を入手したということで写真が送られてきましたのでご紹介することにします!
JOSEPH CHEANEY 130th Anniversary Collection RUSHTON
まずはチーニーのシューズボックスを開封!
おおっと!早速チーニー特有の黒箱にオレンジロゴのシューズボックスですね。
蓋を空けると箱と同じカラーのブラック×オレンジのシューズバッグが視界に飛び出します!
最高のセミブローグ Cheaney RUSHTON
おおおおお!
きたーーー!って感じですね(笑)
シューズボックスから初めて靴を取り出すときって興奮します。
チーニーRUSHTONの基本情報
- ブランド:Joseph Cheaney(チーニー)
- モデル名:RUSHTON(130th Anniversary model)
- ラスト :130
- カラー :モカバーニッシュ
- サイズ :7F
カラーはモカバーニッシュという130周年記念モデル限定の非常に珍しいこげ茶色です。
色味的にはオールデンのシガーのカーフ版といったところでしょうか?(少々緑が入っているような・・・)
チーニー130周年記念モデルは緑のインソック!
このインソックが非常にこのRUSHTONを特徴づけている点の一つでしょう。
ブリティッシュグリーンと呼ばれる極めて洗練された緑色のヒールソックにシルバーラインでCheaneyのブランドロゴと130周年記念モデルのみに許された130th Anniversaryの刻印が入っており、見るたびに所有する喜びを実感させてくれそうです。
外側から見た横顔。
ビスポークシューズ等でよくみられるベベルドウェスト風に仕上げられたウェスト部分が輝いています。
ほんのりとアンティーク風に積み上げられたヒール。
内側から。このセミブローグ最大の特徴はパーフォレーションがトゥ部分のみに施されている点でしょう。通常セミブローグではヒール側までそれなりに施されるものですが、このRUSHTONではつま先部分に集中させることで特徴的かつ洗練されたイメージを演出しているように思いますね。
元兄弟ブランドChurch’sのセミブローグ”Diplomat”
まさかのグリーンレザーソール!
130周年記念モデルなので当たり前のようにレザーソールだとは思っていましたが、ヒドゥンチャネル仕様にはなっておりません。しかし注目すべきはこのカラーリングでしょう。
深く渋めなグリーンのなかにイエローが若干混ざる不思議な色合い。これこそ記念モデルにふさわしい挑戦的な色づかいだと思いますね!
他のアングルでももう一枚!
その他の意匠に迫る
つま先のアップ。これからこのつま先がどう光ってくるか写真が送られてくるのが楽しみです。(笑)
革自体はあのウインハイマー社のものらしいです。チーニーって良いやついい革使ってるんですねえ~!
靴紐の先はシルバーカラーのニッケル仕様!
小窓にはモデル名が刻まれています!しかしサイズ表記がどこにもないそうです。なぜ(笑)
通常モデルとの比較
Cheaney BlisworthとCheaney RUSHTONの比較。
ブリスワースはラスト1886と呼ばれるチーニーのなかでは幅が広いコンフォートな木型が使われています。
反対にラシュトンは130周年を記念してつくられた新型ラスト130。このラスト130は土踏まずを絞り込んでいる点と、親指が真っすぐ伸びる内ぶりが特徴の木型です。
ソールの比較はこちら。
素材が違うのはもちろんですが、ラスト130とラスト1886では土踏まず部分が本当に大きく異なりますね!オールデンのモディファイドラストなみに絞り込まれています。
RUSHTONを実際に履いてみる
最後はやはり履いた状態で!
友人はチーニーならUK7(1886last)、オールデンモディファイドラストなら7.5、リーガルなら6.5を愛用しています。今回もUK7でジャストフィットとのことでした。
友人からのサイズ感の感想
- サイズ感はこれ以外ないと思う
- 土踏まずの部分がダブルモンクより絞れてる分、支えられてる感がより強いが決して不快ではない
- 甲周りの幅は完璧!圧迫感は全くなく、緩くもない!
- 甲の高さも見ての通りピッタリ!最高!
大興奮の友人から五月雨式で送られてきた写真。これを見てたらとくに今狙っている靴はありませんが途端にほしい欲が沸々と・・・(笑)
チーニーってそもそもはチャーチのセカンドライン的な位置づけでしたが、いまとなってはチャーチ家がマネジメントをしており、工場長は元エドワードグリーン。スペック的にはかなり高いですよね。旧チャーチを愛する方たちにとっては”チャーチ”という言葉がないだけで非常に魅力的な仕上がりになってきているのかもしれません。
ちょっとチーニーも欲しいかもしれない。と物欲ビンビンになった一夜でした。
チーニー130周年記念モデルはこちら!
後日、履きならした友人Zと再会!
さすが130年記念モデル。履きこんでもアッパーの質感が素晴らしい!
最近ちょっとポリッシュをさぼり気味とのことでトゥはちょっとワックスがはがれ気味です。
ネイビーのアンクルパンツにビビッドイエローの靴下を組み合わせたコーディネートは夏にぴったりの素晴らしく爽やかでモダンなスタイルを演出しています。ビビッドカラーのソックス、僕もほしいです!(笑)
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