初めてのフォックスアンブレラ。GT3(マラッカハンドル) | ミウラな日々

初めてのフォックスアンブレラ。GT3(マラッカハンドル)

4.0

※当ブログには広告が含まれています。

秋が近づき、雨の多い季節となりました。

英国靴を愛する紳士の足元はグレインレザー(シボ革)だったり、ポリッシュドバインダーカーフだったり、チェルシーブーツだったりと様々なシューズで飾られますが、その上はどうでしょうか。

英国製のゴム引きコートやバブアーのオイルドジャケットなどがありますが、

やはり一番手を出しやすいのは傘、アンブレラ・・・そう、イギリス生まれのフォックスアンブレラではないでしょうか?

フォックスアンブレラとは?

コウモリ傘と言えば英国紳士。英国紳士と言えばコウモリ傘。

THEコウモリ傘のフォックスアンブレラは英国紳士とは切っても切り離せないほどの存在です。

https://www.foxumbrellas.com/

フォックスアンブレラの歴史

1868年、ビクトリア女王の治世の間にトーマス・フォックス氏がロンドンに傘店をオープンしました。

鯨の骨のフレームとシルクを使った繊細な細工を施された傘はすぐに評判となりました。

1880年にはサミュエル・フォックス氏が発明した史上初のステンレスフレームを導入した傘が誕生しました。伝統的な鯨の骨で出来たフレームに比べ、軽くて強度のある現代的な傘が誕生したのです。

その結果、数十年間にわたってフォックスアンブレラの評判は高まり続け日本やアメリカでも大変な人気を博します。1947年にはBritain Can Make It展で世界で初めてシルクに代わる素材、ナイロンを用いた傘を発表しました。

このようにフォックスアンブレラは傘という業界において常に最前線を走り続け、極めて優れた技術と確固たる評判を確立しました。

 

video1 from Fox Umbrellas on Vimeo.

そしてもっとも忘れてはいけないことは、フォックスアンブレラの傘は今だにハンドメイドで作られている素晴らしい工芸品でもあるということです。

Made in England、これだけで価値を感じてしまうのは私だけでしょうか。(笑)

 

フォックスアンブレラの入門モデルGT3

フォックスアンブレラ マラッカハンドル GT3

ということでついに手に入れました。憧れのフォックスアンブレラ!

かわいいキツネが傘を指しているのがフォックスアンブレラのシンボルマークです。

 

入門用のフォックスアンブレラ GT3

眺めて楽しい完成された美しさ。

閉じた傘の状態でも美しいのはフォックスアンブレラだけではないでしょうか?

傘としての一つ完成形であることは間違いありません。

 

フォックスアンブレラ マラッカハンドル

イギリス人が好む加工が難しくて有名なマラッカ材を使ったハンドル部分。

天然素材のため1つ1つが唯一無二の模様です。シミのように見える斑点は”フラワー”と呼ばれ、使い込むと徐々に黒みを増して素晴らしい模様に成長していくそうです。

 

Fox Umbrellas GT3 Malacca

今は生まれたての赤ちゃんのようなすべすべ肌のハンドル部分ですが、使い込むことによってツヤが生まれより深い飴色になるとか。

ハンドルのエイジングを考えるとちょっと癖のあるものをあえて選びたいところ。

 

留め具はゴム素材のものにボタンを引っかけるタイプです。

着脱は非常に楽ちん。

 

英国産のフォックスアンブレラのハンドルカバーはゴールド

輸入品のハンドルカバーはゴールドです。

国内正規品だと刻印が入ったシルバータイプなんですよねー。あれもシックでカッコいいです。

https://vulcanize.jp/products/detail/216

 

フォックスアンブレラの石付

石付き部分はハンドルと同じ素材のマラッカ材に真鍮製のカバーが取り付けられています。

 

ハンドルの大きさ

フォックスアンブレラを女性が持つ

女性がフォックスアンブレラGT3マラッカハンドルを持った場合はこんな感じとなります。

さすがに女性の手には大きく、妻曰く「片手で持つと腕がプルプルする。」とのこと。(笑)

 

フォックスアンブレラを男性が持つ

一般的な男性の手で持つとこんな感じです。

男性であれば片手で持ってもとくに重かったりという感覚は無いと思います。

しっかりと握れる太さが嬉しいところ。

 

細く巻ける傘。

細く巻ける傘

手に取るとわかるエレガントなこの細さ。

 

細く巻けるフォックスアンブレラ マラッカハンドル GT3

二度目の登場ですが、とても細く傘地を巻けるのがわかると思います。

 

伝統的なステンレスフレーム機構

伝統的なステンレスフレーム機構

嬉しいロゴ入りフレーム。

開いたときの傘地の弾力はビニール傘では決して味わえないフォックスアンブレラだけに許された感覚だと思います。

 

美しきフォックスアンブレラ

1880年に開発された伝統的なステンレスフレーム機構は開閉の度に所有する嬉しさを刺激してくれます。

フォックスアンブレラの人気のひとつでもある細巻きが出来る直径たったの8mmのスチールチューブ。茶色なのがまたひとつアクセントになりオシャレ!

 

 

実際に使ってみた。

雨で使うフォックスアンブレラ

開いたときのシルエットの美しさは特に素晴らしいポイントの一つ。

自分では見ることのできない風景ですが、そこはあえて拘りたいところではないでしょうか。

 

太陽光に当たるマラッカハンドル

そしてハンドルを握ることが楽しい。握ったハンドルを見てさらに楽しい。(笑)

そして弾力溢れる傘地に当たる雨の音が楽しい。

憂鬱になりがちな雨の日にたくさんの楽しみが生まれます。

 

使用後の注意点

フォックスアンブレラをたたむときの注意点

使った後は開閉部分を掴んでバサバサしてはいけません。

堅牢なステンレス機構が壊れてしまいます。

なので、半開きにしたら静かに振るってしずくを落とし、陰干しをします。

まとめ

フォックスアンブレラのマラッカハンドルまとめ

  • 入門モデルと言えど非常に美しいGT3
  • マラッカハンドルは誰とも被る事のない唯一無二の存在
  • フォックスアンブレラだけに許された良い傘を持つ喜び

ということでフォックスアンブレラ、とってもオススメです。

意外と傘ってなかなか良いモノを持つ機会がありません。無くしたりしがちでちょっとアイテムとしては優先度が低い場合が多いと思います。

私自身もそうでしたが、フォックスアンブレラを一度手にすると傘というものがこれほどまでに所有欲を満たす素晴らしいアイテムだったのかと気が付いてしまいます。すでに折り畳みバージョンもほしい今日この頃です。(笑)

ぜひ、何かの記念に手に入れてみてはいかがでしょうか?

フォックスアンブレラのアニマルヘッド。(レディースモデル)
お久ぶりに、ミウラ妻です♪ こんにちは〜( ^∀^)ただいま、函館に向けてバスの中・・。5時間ほどかかってしまうので、車酔いするまで私の愛するフォックスアンブレラのアニマルヘッドについて、ご紹介しようと思います。 酔い止め忘れた・・💔💦 ま...

ブログ内を検索する!

タイトルとURLをコピーしました