こんにちは。週に2〜3回はテニスコートに立つ、いわゆる“ウィークエンドテニスプレイヤー”のミウラです。
今回は、ASICSの「テニスSRB®中敷(TIZ302)」について、実際に使って感じたことを、忖度なしに・リアルに・分かりやすくお届けします。
最初に断言しますが、「シューズの性能を引き出すのは、中敷(インソール)です」。
アウトソール性能を謳ったシューズは数多くありますが、結局のところ、足裏に触れるインソールがショボショボだと、その実力は100%発揮されませんから。
インソール交換、なぜ必要?
私も以前は、「インソールってただの中敷でしょ?」と思っていました。
でも、それが間違いだと気づかされたのは、ある日のレッスン終わり。
- フットワークが重い
- 足裏が痛い
- 膝がだるい
これ全部、「シューズが悪いんじゃなくて、インソールがヘタってた」こと、加えてそもそもペラペラの純正インソールが原因でした。
テニスは、急停止・急加速・横移動の連続。
特に足裏のクッションやアーチの支えがないと、フォームもブレてくるし、疲労も蓄積します。
インソールの寿命は一般的に3〜6ヶ月(※使用頻度によりますが)。
それ以上使っていると、いくら最新技術搭載の良いシューズを履いていても、真価は発揮できません。
しかも、大抵のシューズについている標準インソールは本当にペラペラ。街履きならまだしもスポーツシーンだとあっという間につぶれていきます。
ASICS テニスSRB®中敷とは?
ASICSが出している中敷の中でも、「テニス専用」として設計されているのがTIZ302テニスインソールです。
基本スペック
- 商品名:ASICS テニスSRB®中敷(TIZ302)
- 素材:本体 EVA(合成樹脂)、表面 合成繊維
- サイズ展開:SS(22.5cm)〜4L(29.0cm)
- 定価:約1,980円(税込)
価格的には低価格帯。でも使用感ははっきりいってそれ以上!でした!
開封して感じたクオリティ
購入してまず感じたのは「意外としっかりしてるな?」という印象。
100均などに売っている安価なインソールによくある、ペラペラ感は当然なく、以下のようなディテールがあります。
- 土踏まずを左右から緩やかに支える立体構造
- さらに土踏まず部分には固さの異なる専用素材
- かかと部分はやや肉厚のカップ形状
- 表面の合成繊維は適度にサラサラしていて蒸れにくい
- サイズ調整を用意にするガイド線
実際に使って分かった3つの効果
① 標準インソールに比べてフィット感が一気にアップ
GEL-CHALLENGER 14に装着してプレーしたところ、オリジナルソールに比べて足裏全体のフィット感が格段に増しました。
特にアーチ部分と踵の一体感は明らかに違う!
②フォームが安定
ヒールカップと縦アーチの自然なサポートによりフィット感がアップしたことにより、足が“ブレにくくなる”のを実感。
ダッシュや急停止時にもしっかりとシューズと足がついてくるようになり、これが安定したフォーム維持にも効いてる気がします。
③ 長時間プレー後の疲労感が明らかに軽減
靴のなかで足が動く感覚がかなり軽減されたこともあってか、レッスン後の足の疲労感がかなり軽減されました。帰りのときの足の軽さが全然違いますね。
レビューでも高評価がほとんど!
ASICSが長年アスリートの足を支えてきた知見が詰まっているからか、実際に使用している人たちからのレビューもほとんどが高評価。
「内反小趾や膝痛があるが痛みを感じず運動できた」というコメントや、「外反母趾の痛みが軽減されて嬉しい!」というようなコメントがあります。
加えて私と同じように標準インソールから交換し、「フィット感が増した!」という方はかなり多いようでした。
一方でクッション部分が増したことにより、高さを感じる人も微妙にいるようです。なので甲が高い人は少し注意が必要かもしれません。
サイズ選びの注意点と交換方法
サイズはSS(22.5cm)から4L(29.0cm)まで用意されています。
インソールはなかなかサイズ選びが難しいものですが、このASICSテニス中敷きは、持っているシューズのサイズ通りでOKです。
- SS(22.5・23.0cm)
- S(23.5・24.0cm)
- M(24.5・25.0cm)
- L(25.5・26.0cm)
- LL(26.5・27.0cm)
- 3L(27.5・28.0cm)
- 4L(28.5・29.0cm)
ゲルチャレンジャー14(サイズ27.5cm)には3Lを購入し、ガイドラインに沿ってカットしたピッタリとハマりました。目安線がないインソールは本当に便利ですね。(笑)
インソールの交換方法は簡単で、今使っている中敷を抜いて、新しいものと差し替えるだけ。
新品のシューズを購入したタイミングであれば、履き始めと同時に交換しても良いでしょう!
標準インソールとの比較(購入時のインソール vs TIZ302テニスSRB中敷き)
改めて標準インソールを眺めてみると「ただのクッション」感が本当に強い。指で押したらすぐに沈む。
インソールから生じる動きやすさや安定性までは設計されていないことが明らかです。
反対にTIZ302テニスインソールは、素材の弾力が強く、加えてアーチや踵を意識した立体設計+専用パーツ配置で、テニスプレー中のサポート力が段違い。
商品名にテニスと入っているので当たり前ではありますが、あえて一言でいえば、「テニス専用設計が効いてる」と言えますね。
唯一の弱点はロゴが即消えること
このテニスインソールを4~5回使用したあと、とある異常に気が付きました。
愛用している白いRESOLUTIONクルーソックス(足首サポーターがついている)の踵が真っ黒なんです。
え、なんで??と思ってみてみるとインソールに黒く印字されていたプリントロゴが消え失せていました。
完全に犯人はコイツです。(笑)
性能やつくりは完璧にテニスに最適化されているのに、なぜここだけこんな脆弱な…。
ということで明らかな欠点として、しっかりと残しておきたいと思います。
ちなみに、ASICS レゾリューションソックスは足首サポーター付のソックスなんですが、足首グラグラ族には本当にオススメのソックスです。(ちょっと高いですけどね。)
メリット・デメリットまとめ
✅ メリット
- 足裏・膝への負担が軽減
- クッション性と安定性のバランス◎
- フォームが安定し、疲労がたまりにくい
- 標準インソールより高性能
- 安価でコスパが高い
❌ デメリット
- 厚みがあるので甲の高さによってはタイトに
- EVA素材なので半年〜1年で劣化する(インソールはどれも劣化しますが)
まとめ:もう「標準インソールのまま」には戻れない
ASICS テニスSRB®中敷(TIZ302)は、ただの消耗品ではなく、「明らかにプレーの質を底上げしてくれる装備」だと実感しました。
めちゃくちゃ短くまとめると下記の感じでしょうか。
- 「足が軽くなる」
- 「動きが安定する」
- 「疲れが減る」
この体感は、少なくともわずか2000円弱以上の価値があります。笑
これから私は、定期的にこの中敷を交換していこうと思います。
テニス用と謳っているインソールはアシックスのSRB中敷きだけですしね。(あと安いし)
ぜひ、純正インソールが踏みつぶれたり、足の疲労を感じまくってるウィークエンドプレイヤーは試してみてはいかがでしょうか。
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