Boseのサウンドバーを購入した人がまず気が付くのは「ボーズのサウンドバーって思ってたより低音が控えめだな?」というポイントだと思います。
それはTV Speakerであっても先日私が購入したコンパクトタイプとなるBOSE Smart Soundbar600であっても、最上級グレードの900でも同じように感じるはず。
とはいうものの、BOSEアプリで低音設定を強めることでその懸念は消え去るので大抵の人は満足されているのかなと想像します。
(私も今では+80%のかなり強めの低音設定に)
しかし、ちょっと音にこだわりがある層であれば家電量販店のデモンストレーション環境で受けた感動とのズレがどこか心に引っかかる…そんな気持ちを抱くのではないでしょうか?
私もその1人です。笑
音で空間が揺れるあの感動、それにはやはり「Bose bass module 500 or 700」が必要です。
そんなわけで本ブログ記事では、BOSE ベースモジュール500と700を徹底的に比較検討した様子をご紹介します!
Bose bass moduleとは?
ボーズ ベースモジュールとはBOSEのサウンドバー専用に作られた「重低音専用のスピーカー」です。サブウーファーとも呼ばれてます。
形状はほぼ立方体で部屋の隅や壁際の床に置くことが推奨されています。
少し音響設備に触れたことがある方ならサウンドバーを検討したときに頭に浮かぶ疑問があります。
それはこんな小さな筐体でどうやって音を響かせるのか?という点、これは特に低音領域では必須と言っていいポイントでスピーカーにはある程度の空間が必要というのは割と常識的な要素だったりします(携帯用スピーカーでは震えるような低音は出ないですよね)
でもサウンドバーはどちらかといえば省スペースを指向した音響機器。いくら最新技術を使ったとしても限界があります。
BOSEの答えは「じゃあ超低音部分は別売りにしよう」ということなんですね笑
どんな仕組み?中身は?
そんな特殊な機器となるサブウーファー(bass module)はどんな仕組みになっているのか?
その疑問に答えてくれる動画がYouTubeにありました。Bose bass module500を解体して内部構造を見てみた!的な動画です。
これを見ると大きなスピーカーユニットが下向きに1つ設置されていることがわかります。
指向性とは?というポイントを一切無視したまさに空間を揺らすためのスピーカー!
ちなみに別の動画でBose bass module 300(中身は700と同じ)を分解している動画も見つけて確認したところ、スピーカーユニットは500も700も共通して1つでした。
(参考)Bose Bass Module 700 vs 300(中身がまったく同じで驚きました)
後述しますがユニット自体の大きさは異なる結果となっていました。
500と700の違いは?
それではいよいよBOSE スマートサウンドバー600のオーナーの私がありとあらゆる視点から比較調査した結果をシェアしていきたいと思います!笑
(左がBOSE ベースモジュール700、右が500)
本体の大きさの違い
- BOSE BASS MODULE 500の寸法は、約縦25cm×横25cm×高さ24cm。
- BOSE BASS MODULE 700の寸法は、約縦30cm×横30cm×高さ33cm。
なので、500の一回り大きいサブウーファー機器がBASS MODULE700ということになります。
ユニットの大きさが違う
前述の通り500も700もサブウーファーユニットが下向きに1つ付いている音響機器ですが、そのユニットの大きさはかなり異なる結果でした。
一般的には直径25cm前後から大口径のサブウーファーと呼ばれるそうなので700は大口径サブウーファーを呼んでも良さそうです。
- BOSE BASS MODULE 500のユニットの大きさは、直径6インチ(約15センチメートル)
- BOSE BASS MODULE 700のユニットの大きさは、直径10インチ(約25センチメートル)
※両方ともウェブ上の有志の測定結果の情報なので正確性は担保しません!
最上部の素材、質感が違う
最後は素材による質感の違い。
- ベースモジュール500はプラスチックベースのマットな質感。
- ベースモジュール700は高級感溢れるガラス製の天板です。
もうこれは明らかにセットとなるスマートサウンドバーと合わせています。
マットな質感な500はBOSE TV SPEAKERや、Smart Soundbar 600向け。
ガラス天板を装備した700なら、Bose Smart Soundbar 900や新製品のBose Smart Ultra Soundbarとなるでしょう。
500と700の評価は?
いち音楽および映画愛好家の私と海外ユーチューバーの感想、さらには各ウェブレビューをいくつかピックアップしてまとめてご紹介します。
※同じ単語が出てくるので下記ルールにて省略表記とします。
- Bass Module 500,700 = BM500,700
- Smart Soundbar 600,900 = SSB600,900
音楽およびご自宅映画愛好家の感想と評価
私が家電量販店のBOSEコーナーでDEMOを視聴した限りでは、
BM500+SSB600とBM700+SSB900には圧倒的な差はありません。
もちろん上位版の組み合わせとなるBM700+SSB900のほうが大音量かつ、DOLBY ATMOS時の音の粒子の細かさは上回ります。
しかしながら、私達が普段の生活で触れる音源すべてがDOLBY ATMOSではありません。
つまり視聴環境によってはTOO MUCHになりえるということ。
それも含めるとBM500か700かは設置する空間の広さに応じた最適解があるのでは?と思いました。
海外のYoutuber
そんな私の推測を裏付けてくれたのが海外のユーチューバーたちでした。
実はBOSEのBM500とBM700についてレビューしているYoutuberは多くありません。
すなわちマニアックな音響世界を取り上げることができる人は少ないということ≒みんな信頼できる(乱暴)
彼らのコメントをサマリーすると下記な感じでした。
- 映画や音楽鑑賞でSSBで物足りなさを感じている人にはBM500も700も必須アイテム。
- どちらも音楽体験を間違いなく素晴らしく拡張してくれる。
- 小さいリビングルームやベッドルームであればBM500で十分。
- SSB600にならBM500を合わせます!
- BM700はBM500に比べて優れているのは確かだが、2倍の価格差の価値があるのかは難しい。
概ね、彼らの意見も同様で「BM500か700かは設置する部屋の広さ」を挙げていました。またコストパフォーマンスについて触れているのは意外なポイントでもありました。笑
ウェブサイトのレビュアー※意訳あり
各ウェブサイトの多かった評価などをサマってみたところ、意外な結果が出てきました。
BM700は最上位クラスのSBBとの組み合わせで素晴らしい評価がある一方で、重低音が強力すぎるという点のレビューが目につきました。
- ガラス天板の高級感が素晴らしい。SBB900とは完璧な組み合わせ。
- BM700は間違いなくマンションやアパートなどの賃貸住宅では使用不可。
- BM700の重低音は窓ガラスや床を振動させることができるほど強力。
- 私にはBM700の低音は強すぎた。BOSEが好きな人なら良いと思うが私は返品した。
BM500は反対にBM700と悩んだものの、価格と性能のバランスから最終的に満足している評価が多いように感じましたね。
- BM500を導入することで一気に臨場感が変わった。BOSEのSBBシリーズはBMとセットで買うべき。
- SBB900とSBB600で迷っていたが、同じ価格となる「SBB600+BM500の組み合わせ」と「SBB900単体」では前者のほうがより良い音楽体験ができるように思う。
※これは個人的に面白い意見でした! - 非常に良いコストパフォーマンス。重低音がリビング全体に広がる。
- BM500はBM700に比べると重低音の表現が狭い。
- 見た目がBM700に比べて安っぽすぎる。
BOSE Bass Module 500と700比較検討のまとめ
色々な意見を統合する限り、BOSE Bass Module700および最上位のスマートサウンドバーはおそらく海外の豪邸などで力を発揮する組み合わせなのかなと思っています。
よくよく考えたらBOSEの本社がある米国も日本に比べたら大きな家が多いですよね。
BOSE社のサンプル写真もまあ豪邸レイアウトが多いです。笑
そうなると一般的な日本の住宅での利用はBM500で十分どころか十二分なのかもしれません。
ただし、重低音の音質というマニアックな点では間違いなくBM700に軍配が上がります。
使用されているユニットの直径が明らかに異なりますから。
音質重視の人には大きな問題となります。私のようにいつかさらなるサラウンド感を求めてスマートサウンドバーを買い替えるかもしれないと思うとガラス天板のテイストを合わせておいたほうが・・・?
いつも通りなかなかに決まらないミウラでした。笑
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