チャーチのポリッシュドバインダーのプレメンテ | ミウラな日々

チャーチのポリッシュドバインダーのプレメンテ

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チャーチオリジナル素材のポリッシュドバインダー

非常に美しい光沢の革、優れた防水性、特徴的な履き皺。

これらがポイントとなるチャーチオリジナルの非常にエレガントなレザー、それがポリッシュドバインダーです。

その製造工程は一切謎に包まれており、一部の層からはただのガラスレザーだと指摘されることもありますが、一方でこの非常にメンテナンスが簡単で水にも強い革は根強い人気を持つのも事実です。

ガラスレザーとなると表面に樹脂が施工されているため、靴クリームが入っていくことは無いような気がします。

しかし、某雑誌などを見ると明らかにクリームが入っていくという記述もあります。

私のようなシューケア大好きおじさんにとってはこういう不確定な話は悩みの種の一つです。

とりあえずは説明書を読んでみることにします。

Polished Binder ポリッシュドバインダーについて

We are proud of the appearance of our Polished Binder finished shoes.
This unique polished appearance is applied in the tannery before our craftsmanship enhance the look on our finished shoes.
This gives the shoes a beautiful individuality you would expect from a pair of church’s shoes.
All the skins selected are carefully chosen with the final hand treatment in mind and by the application of cutting waxes we gradually increase the depth of shading together with a final polish until a fine lustre is achieved to the leather.
While we ensure that every pair is made to near perfection,some variation in the way the leather responds is inevitable,this is part of the uniqueness of polished binder.

我々は、ポリッシュバインダー仕上げの靴を誇りに思っています。
このユニークで洗練された外観は、職人が完成した靴の外観を高める前に、すでに鞣し業者によって加工されています。
これは、チャーチの靴のペアへ美しい個性を与えます。
慎重に選ばれたすべての革は、ワックスを塗ることにより、革に細かい光沢が達成されるまで徐々に濃淡の濃さを増やします。
すべてのペアがほぼ完璧に作られていることを確認していますが、革自体が反応するいくつかの変化は避けられず、これはポリッシュドバインダーの独自性の一部となります。

Cleaning クリーニングについて

remove all surface dirt with a damp cloth or brush, and then allow the leather to dry out at room temperature away from hot pipes, radiators or fires.
This will allow the leather to retain its original features, which also could be further assisted by using a pair of church’s shoetrees.

少し湿った布やシューブラシですべての表面の汚れを取り除き、高温のパイプ、ラジエーターや火の元から離れたところで革を乾燥させてください。
これにより革は元の形を保持することができ、チャーチのシューツリーを使用することによってさらに良い結果が期待できます。

Polishing 磨き方について

We would recommend that you use church’s shoe polish or cream using the colour nearest to the original leather.Apply with a soft cloth evenly over the shoes when dry.
Then carefully polish the surface of the shoe to develop a high shine.
Apart from the final appearance,the purpose is to build up and maintain an even film over the surface of the leather.
This will preserve and enhance its natural beuaty, protect the surface and minimise the risk of staining due to severe wetting of the shoe.

チャーチのシューポリッシュや靴クリームは、元の革に最も近い色を使用することをお勧めします。乾燥した靴の上に柔らかい布を均等に塗布してください。
次に慎重に靴の表面を磨き、輝かせます。
この目的は最終的な外観とは別に革の表面上に均一なフィルムを構築し、維持することです。
これにより、靴の表面の保護を保護し過酷な汚れなどの危険性を最小限に抑え、自然な肌触りを保つことができます。

出典:チャーチ購入時についてくるポリッシュドバインダーの説明書

要するに一般的にはガラス革に近いと思われるポリッシュドバインダーも靴クリームは効果があるということのようです(クリームが入る)

なので、今回は乳化性クリーム→油性ワックスの順番でプレメンテを進めていくことにします。

ポリッシュドバインダーを使ったブーツをプレメンテ

ポリッシュドバインダーカーフのブーツ

今回プレメンテするのはこのブーツ。チャーチのヒューストンです。

もともとシティコレクションというエントリーモデルで使われていたラスト136を使用しつつライニングを布からレザーに変更し、ハンドグレードモデルとして復活させたもので、ラスト136の特徴であるチャーチらしくないややロングノーズのスマートなフォルムが特徴なエレガントなブーツです。

 

ポリッシュドバインダーを乳化性クリームで磨く

サフィール ビーズリッチクリーム ブラック

サフィールの乳化性ブラッククリームを使用し、ポリッシュドバインダーのプレメンテを行っていきます。

 

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まずはサフィールのブラッククリームを靴全体に塗ります。

 

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全体に塗り終わったら、豚毛ブラシで伸ばしながらつきすぎたクリームを除去していきます。

 

ブーツをバフィングする

ペダックのレザーグローブで磨いていきます。

 

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右側が乳化性クリームを塗布した後です。少し光沢感が増しました。

 

ポリッシュドバインダーを油性ワックスで磨く

KIWIパレードグロスプレステージ

次にワックスの大定番「パレードグロスプレステージ」を使い、よく擦ってしまいがちなつま先とカカトをワックスで磨き、コーティングしていきます。

 

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ぶつけてしまいがちな部分を念入りにワックスをかけます。

 

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私はまだまだ修行中なので、気を抜くとこのように層が出来てしまいます(涙)

 

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奥側がワックスで磨き上げたものです。しっかりとコーティングされ、良い光沢が出ています。これで多少ぶつけても擦っても大丈夫です。

 

プレメンテが終わったポリッシュドバインダーカーフのブーツ

ポリッシュドバインダーのブーツが両足ともプレメンテが終わりました。

 

ポリッシュドバインダーのプレメンテまとめ

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今回使用したのはこれらのケア用品です。

  • サフィール ビーズワックス ブラック
  • KIWI パレードグロスプレステージ ブラック
  • ペダック レザーグローブ
  • 豚毛ブラシ
  • Tシャツの切れ端

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さあ、気持ちを新たに出発!新品の靴を下ろす時はやっぱりテンションが上がって仕事の効率も良くなる気がします(笑)

ペダックレザーグローブ

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