雨や雪で使用する機会が多い革靴に最も適した靴クリームは?と問われればシューケアマニアとしては
コロニル1909シュプリームクリームデラックスと答えます。
心地良い香りのシダーウッドオイルでの補油、ラノリンによる自然なツヤ感と保湿、そしてフッ化炭素樹脂による防水性。
雨や雪の日用の革靴に欲しいすべてが詰まっている超優秀な靴クリームです。
一番人気はカラーレス(白)タイプですが、カラーレスは塗り重ねすぎると履きシワや革の繊維の凹部分が白くなってくるという特性があります。
ただでさえ雨雪にまみれて色抜けしやすい状態の革靴ですから、皮革の寿命という以外にも見た目、そう補色のことも考えてしまうのが人の性というもの。
ということで本記事ではコロニル1909シュプリームクリームデラックスのダークブラウンカラーの使用感などをご紹介していきたいと思います。
コロニル1909シュプリームクリームデラックスについて
汚れ落とし機能がついたデリケートクリームや、カーボンプロのような革新的な防水スプレーなどをラインナップしているドイツのレザーケアメーカーCollonilが満を持して発売した、レザーケアの最高級ラインがコロニル1909シリーズです。
前述した通り、靴クリームの中でも本当に素晴らしい性能が特徴で100以上のシューケアグッズに溢れるミウラがリピート買いしてしまうほどに使い易さがポイントです。
主な成分は3つ。
- シダーウッドオイル オールデンなどのシューツリーにも使用されるシダーウッドのオイル、浸透力が非常に高く薫り高い。
- ラノリン 羊の汗腺から摂れる動物性ワックスでツヤだけでなく保湿力にも優れる
- フッ化炭素樹脂 皮革の中に浸透することで通気性を保ちながら防水性を発揮
そして、コロニル1909シュプリームクリームデラックス ダークブラウンは、その名の通り、濃い茶や焦げ茶などの暗めのブラウンカラーの補色機能を持たせたもの。
私のシューラックのラインナップ的にも大活躍間違いなしの靴クリームです。
ダークブラウンのシュプリームクリームデラックスの使用手順
さっそくですが、先日購入したニューカマー、Gaziano Girlingをシボ革グレインレザー。
しっとりかつしなやかなハイランドグレインのアッパー。そして上質なダブルレザーソールにビブラム社の雪道専用のハーフラバー、ラプターソールを装備した期待のエースです。
1.ペネトレイトブラシでクリームを塗布
ペネトレイトブラシにクリームをつけます。
靴クリームはいままで指塗り派だったので慣れません。笑
1909クリームの蓋の裏を使うとクリームのつけすぎを防ぐことができるのでオススメ。
といっても雨雪用だと多めに塗る必要があるため、多少付けすぎても問題ありません。
(塗りたては多少色が濃くなります)
(ですが、すぐに馴染んでいきます)
2.靴クリームの浸透を待つ
靴全体にシュプリームクリームデラックスを塗り終わったら数分放置し、クリームの成分が革靴に浸透するのを待ちます。
あまりに早く次の工程にいくとせっかくのフッ化炭素樹脂が皮革に入り込まず、防水性能が弱まるので注意。
こういうのはじっくりと取り組むことが大切です。
焦ってもいい事がないのは何事も一緒ですね。
3.ブラッシング
数分放置後、アッパーについた靴クリームが乾いてきたらブラッシングします。
皮革に浸透しきれなかったクリームを取り除きつつ、より広く浅く伸ばしていきます。
この段階で結構いいツヤ感が出てきますよ♪
4.バフィングして仕上げる
最後は愛用しているペダックのレザーグローブで全体をササーッと磨き上げれば完成です!
艶感が一気に強まるので靴磨きで一番好きな工程です。笑
ビフォーアフター
右がコロニル1909を使用したものです。
全体的に上品なツヤ感が出た上に、気持ち程度ですが若干色味が濃くなりました。
とはいえ顔料べったり!という表情でもないので個人的には好きな仕上がりです。
幅広い濃茶、焦茶の革靴に対応!
コロニル1909シュプリームクリームデラックスは、ダークブラウンのほかにも、タン(ライトブラウン)やミディアムブラウン、バーガンディを所有しています。
その中で最も幅広い色味の革靴に使えるカラーこそダークブラウンなのかなという想いがフツフツと…。
そんな訳で私が所有している他のダークブラウンシューズにも使用してみました。
ダークブラウンミュージアムカーフ(Dark Brown Museum Calf)
ノーサンプトンで運命の出会いを果たしたジョンロブのシティ2です。
綺麗なムラ染めのダークブラウンカラーが美しい一足。
全体的な雰囲気はそのままにムラの明るい部分が落ち着く仕上がりとなりました。
これで突然の雨にもバッチリ対応できそうです。
ダークブラウンユタカーフ(Dark Brown Utah Calf)
こちらはフランスパリのセールで出会ったエドワードグリーンのドーバー。
9種のオイルを使って作られた肉厚な型押しレザーを使った頼れる一足。
この靴は履き心地とレザーの強さが両立しているため年中履く機会があるため、これまでは油性クリームのクレム1925を使用してきましたが今後はより防水性に優れるコロニル1909ダークブラウンに移行予定です。
コロニル1909 ダークブラウンのまとめ
コロニル1909シュプリームクリームデラックスのダークブラウンカラーは、革靴の栄養補給はもちろん、艶出しや防水効果も付加することができる最強の靴クリームのひとつでした。
とくにダークブラウンカラーは対応できる色味が広く、有色タイプではブラックを除き、もっとも使い勝手の良いアイテムだと思います。
Collonil 1909Supreme crème Deluxe(Dark Brown)は雨や雪でよく使うダークブラウンの革靴を持っている方に強くオススメしたいシューケアグッズです!
- 革靴の栄養補給、艶出し、防水効果も付与!
- ダークブラウンカラーは様々な濃茶に対応可能!
- 雨や雪のなかでも愛用するレザーシューズに!
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