「俺も実はずっとほしい腕時計があるんだよね。」
本ブログで何度か登場している友人Zが、ある日突然私に言いました。
聞くとどうやら、金の時計がほしいそう。
私にとって「ゴールドの腕時計」のイメージは悪く、どちらかといえばシニア層の人が似合う、そんなアイテム。
しかし、いわゆる一般的な私とは違って、ファッション大好きな友人Z。
一体どんな時計がほしいのか!?
ジャガールクルト×Kingsman×mr porterのゴールド腕時計
というわけで友人Zから写真をもらったのがこちらのジャガールクルト×Kingsman×mr porterのマスターウルトラシンナイフウォッチです。
ジャガールクルトの名作器を基に、キングスマンファーストエージェントの制作記念で作成された100本限定の代物。
見た目のインパクトに加え、わずか4.25mmの激薄さが特徴です。
――これは確かにカッコイイですね。どのあたりがお気に入りポイントですか?
やっぱり俺のお気に入りの映画「KINGSMAN」とのコラボ、そして昔ふんわりと思い描いていたピンクゴールドの腕時計。この2要素もありつつ、さらにデザインもシックでカワイイところだね。
ーーもういきなり完璧じゃないですか!いきましょう!
いや言うてUSD28,200だからな…ちょっと高すぎるって…
(独身貴族にもちょいと高すぎたキングスマン)
OMEGA、ROLEXのゴールド腕時計
別日。向かったのはとある時計店。
2大人気時計のロレックスとオメガをチェックしました。
――黄金のロレックスですなぁ。
これはちょっと俺のキャラに合わないのわかるよね?かといって他のモデルもなぁ。
――トラウザーズでお世話になったオボイストさんはゴールドのチェリーニをお持ちなんですよ!ほら!
マジか!確かに見た目はかなりクラシックで好みかも。でもロレックスなぁ・・・。
――気持ちはわかります。笑 こちらのブラック×ゴールドのオメガはどうですか?
正直結構好き。だけど今回見つけたいのはやっぱりクラシックなスタイルなんだよな。
やはり2つとも王道過ぎてちょっと食指が動かないね。
IWC ポルトキーゼRG、ポートフィノRG
次に訪問したのはIWCやブランパン、そしてブレゲなどを取扱う時計店。
友人Zは赤味のあるゴールドを探しているのですが、IWCでは赤味のある金色をピンクゴールドではなく「レッドゴールド」と称します。
ゴールド素材を使った時計はこれまでのお店に比べてかなり多い印象で、自然と我々もテンションと期待感が上がってきます。
ポルトキーゼ・オートマティック40:手前
――さすがIWC、結構クラシックなフォルムの時計がありましたね。
ブラウンの鰐皮の腕時計ベルトもついてるし、見た目もいいね。ただ、ちょっと分厚いというかゴツイような気がする・・・。
――そういえばIWCは大き目の作りが有名なメーカーだったと思います。
うーん、もっとこうドレスな感じがいいんだよなー。
ポートフィノ・オートマティック:中央
――こっちはかなりいいんじゃあないですか?ラグもクラシック風。
これはいいね!かなり理想に近いけど、実はローマ数字が好みじゃないんだ…。
――ローマ数字は僕もなんか敷居の高さを感じますし、言わんとしていることがなんとなくわかります。我々のキャラじゃないって感じですよね。笑
そうなのさ。それ以外は結構完璧なんだけどね。
(あと一歩及ばないスーパークラシックゴールドたち)
ブレゲクラシック
次に待ち構えていたのはいわゆる5大雲上時計ブランドの一つでもあるブレゲの代表的なモデルのひとつ、ブレゲ クラシック。
上品かつクラシックなフォルムのケース。文字盤は上質なホワイト。
エレガントなブラックのアラビア数字とともに、真ん中には美しいブレゲの文字が。
ここまでくると店員さんからも「資産」という言葉が出始めてきたのが印象的でした。
ーー並べて見るとIWCとはまた雰囲気が違いますねぇ!
悪いけど、もはや俺のなかでIWCに勝ち目はないね。
ーーはやっ!
まず文字盤が最高に好み。ゴールド時計に白文字盤、そして黒フォントがここまでしっくりくるとは思わなかった。
それにこのケースサイドの意匠もいいよね。
ーー確かに。これまで見てきた腕時計のなかでもっともクラシックという言葉が合いますよね。それにこのブレゲはいわゆる*5大雲上腕時計のひとつらしいですよ。
正直ほしいね。見た目も120点だし、なにより資産になる5大雲上時計を所有する悦びはぜひ体験してみたいところだね。
ただ資産になるってだけあって金額もすげえな……さすがに即決できねえわ……。
*5大雲上時計とは、パテックフィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、ランゲ&ゾーネ、ブレゲを指す(らしい)
(資産になる時計)
ブランパン
ーーおや、こちらのBlancpainはどうでしょう?ブログ仲間のGohkitiさんがすごい素敵な1本を…
(チラッと見て)いやーちょっとブレゲ見た後だとグッとこないね。やっぱブレゲだよ、ブレゲ。
ーーブレゲつぇええええ……。
【BUY】Blancpain(ブランパン)/ヴィルレ ウルトラスリム セコンドハンド デイト|いぶし銀杏な生活
(店頭にはありませんでしたが、めちゃくちゃ美しい一本なので是非アクセスしてみてください。)
パテックフィリップ カラトラバ
また別日。
次はゴールドの雲上時計といえば誰もが思いつく?至高の一本、パテックフィリップカラトラバを見に行きました。
ーーTwitter(現X)上でも、たまにつけている人がいるんですが、その佇まいはまさに圧倒的でしたね。
ブレゲより上の金時計があるとはにわかに信じがたいが、一度見て見ないとな。
ーーですよね!・・・うーん?そもそも現物がぜんぜんありませんね…?
・・・
パテックフィリップ。
余りの人気に店頭在庫すらない状態。
さらには購入するにも順番待ちが多い状態、かつ購入価格も入荷時点のものになる。
元値が数百万かつ、増減は数十万円・・・。
ーーどうします?
撤退しよう。
ーーですね。笑
https://www.hodinkee.jp/articles/patek-philippe-calatrava-6119-hands-on-review
(物売るっていうレベルじゃねぇぞ!! by2006年のとある紳士より)
ジャガールクルト マスターウルトラスリムゴールド
そして最終的に決めたのは…。
なんと私と同じJLCことジャガールクルトのマスターウルトラスリムゴールドでした。
ーーJLCは割と玄人に好まれる時計ブランドでブレゲやらなんやらにも中の機械、いわゆるムーブメントを提供していたこともある、まさに技術の会社のようですよ。
なにそれ、めっちゃいいじゃん。やっぱり大衆向けよりオタクに人気な方が好みなんだよね。
ーー今あるのはマスターウルトラスリムのピンクゴールド版みたいですね。
見つけてしまった…。これだよこれ。
ピンク過ぎないピンクゴールド。
スタイリッシュかつ主張しすぎない文字盤。
何よりホワイトじゃなくてクリームカラーなのが今の自分の気分に合う。
なによりこの薄さと大きさ(39mm)は最高だね。
革ベルトも初めからブラウンのアリゲーターが付いているのが嬉しい。
しかも、クイックチェンジできるの?完璧じゃん!
ーー実は一番最初に気になっていたキングスマンコラボ時計もJLC製です。
まじか!一周して原点に戻ってきた訳だ。
(まさかの原点回帰…人間の運命というものはかくも決まっているものなのか?)
まとめ オシャレに決まる金時計
(これが友人Zのゴールドスタイル)
ということで本ブログ記事では、金、いわゆるゴールド製のナイスな腕時計を探す模様をご紹介しました。
腕時計というのは本当に人によって好みが違うもの。
そしてすべての人の好みに答えられるくらい、世の中には様々な腕時計があるんだなあと感じた出来事となりました。
私はこういった買い物は1人で悶々とする時間が好きだったりするのですが、気の置けない友人と一緒に巡るのも良いものだなあと思った次第。
この記事が金時計を探している方のお役に立てば嬉しいところです。
(ちょっとだけ金時計ほしくなりました)
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