J.M. Weston722ジョッパーブーツとサイズ感【ラスト44のジョドファー】 | ミウラな日々

J.M. Weston722ジョッパーブーツとサイズ感【ラスト44のジョドファー】

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ついに我が家に到着したJ.M.Westonのスペシャルオーダー。

その中身は・・・究極のエレガントブーツ、722ジョドファーでした。

J.M. WESTONのスペシャルオーダーを初体験【ウェストンでMTO】
あの日、私は焦っていました。もうすぐ産まれる我が娘。せっかくだから何か記念になるものを作りたい。やっぱり靴でしょう。何年かしてからあの時は靴にハマっていたなあと思い出にもなりそうです。はて、そうなるとどんな種類の靴にしようか・・・。そうだ、...
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JMウェストン 722ジョッパーブーツについて

J.M.Westonの2大名作ブーツのひとつ、722ジョドファーです。

ジョドファーといえばタニノクリスチーや、シュナイダーブーツ、ジョンロブのも有名ですが、豊富なサイズを試せるのはJ.M.Westonだけではないでしょうか。

そして知る人ぞ知る美しすぎるブーツとしても有名です。

 

ベルトバックルタイプのショートブーツ

ジョッパーブーツ(ジョドファー)は足首部分をベルトで止めることからアンクルベルトブーツと呼ばれることもあります。

元々は乗馬用ブーツとして作られたデザインだそうで、脱げづらくグルリと巻いたストラップにより小石などが入りづらいなどの機能性も持ち合わせています。

 

ユニークなセンタークリース

J.M.Westonのショートブーツといえばこのセンタークリースは外せません。

靴の真ん中にしっかりと入った鼻筋は、他社のジョッパーブーツとは一線を画す上品なシルエットを形作っています。

 

ジョドファー専用のラスト44

この722ジョッパーブーツに使用されている木型(ラスト)は44と呼ばれるもので、大変小さく、そして細身なことで有名です。

上からみたシルエットでもボールジョイント部の広がりなどがかなり控えめに設定されているのがわかりますね。

 

スペシャルオーダーならではのこだわり

アッパーは302ロシアンカーフ

今回スペシャルオーダーに至った一番の理由がこちらです。…アッパー№302。

かなりウェストンに詳しい方ならこの番号だけでわかると思います。そう、生産数が絞られてハントダービーだけに使用されることになったロシアンカーフです。

以前は641ゴルフや598ハーフハントU-TIPにも使用されていた特殊なカーフで、鞣し段階で油分を多く含ませることにより、雨雪に強く、そしてボックスカーフとはまた違った表情を見せるJ.M.Weston独自の皮革素材の一つです。

 

明るい色のブーツがほしい。しかし明るい色は雨や雪でシミになりやすい、シボ革はちょっと気分じゃない…。そうなると答えは一つしかありませんでした。

 

ライニングと刻印

ある意味において無難にまとめたアッパーとは対照的にライニングはピンクを選択しました。娘の誕生記念ですから(笑)

また、スペシャルオーダーではライニングに好きな文字列を印字することができます。私は娘の名前と誕生年月日を入れてみました。手書きなのでそのうち消えてしまうかもしれませんが気持ちの上ではとっても大事かなと。

 

ベルトカラーは統一感重視

ベルトカラーはロシアンカーフタンで統一することで脱着時以外はピンク要素が一切見えない仕様なのもちょっとしたこだわりです。

ちなみに722ジョッパーブーツはこのようにベルト穴は1つしか設けられていません。オーナーの好みで新しい穴をあけることでフィッティングを調整することができます。(が、不思議なことに大抵はデフォルトの穴が具合がいい人が多いそうです)

 

ステッチ

ステッチのカラーは何色があるのかわからないのでアッパーと同じ色味でオーダーしました。

これには狙いもあって、通常ウェストンのブラウンカラーのシューズは出し縫いもブラウンの糸を使用しています。これはこれでなかなか良いのですが、ウェルト部分には黒いクリームを使用せざる得ないため、出し縫いも同色の黒でまとめた方が長い目で見た時に良い経年変化をするかなあと推測しました。

 

バックル

最大のこだわりはこのバックルです。

RTWの722ジョドファーのバックルはゴールドなのですが、どうしても金色を身に着けている自分が想像できずダメ元でシルバーでオーダーしてみました。

すると意外にも問題無く通ってしまって嬉しい誤算となりました。(笑) 時計もベルトもカフスもなんでもシルバーなのでなんとかこれで統一感をキープできそうです。

 

ソール

ソールはリッジウェイソールを選択。ブーツのスペシャルオーダーでは

  • レザーソール(シングル)
  • レザーソール(ダブル)
  • レザーソール(トリプル)
  • リッジウェイソール(ダブル)
  • ヒール一体型ラバーソール

が選べます。

ヒール一体型のタイプはローファーのラバーソールと同タイプなので雪道ではかなり無理があります。

レザーソールにハーフラバーという手も考えましたが、やはりJ.M.Westonのリッジウェイソールは耐久性に優れていますし、せっかくのスペシャルオーダーをさらにカスタマイズしたい気持ちにはなりませんでした。

 

ウェルトの長さ

手に取ったときに少し感じた違和感。その原因はヒール部分にありました。

スタンダードな722ジョッパーブーツではヒール周りのウェルトがないシングルウェルトタイプでドレッシーな印象です。

しかし、このスペシャルオーダーの722ジョッパーブーツではヒール部分までグルリとウェルトが巻かれるダブルウェルトタイプでややマッシブな印象に。

もちろん冬に活躍してもらう予定ですからヒールは大きいに越したことはありません。

 

シューツリ―は専用のもの

ダークネイビーに塗られた専用のシューツリーが付いてくるのもスペシャルオーダーならでは。COMMANDE SPECIALEと刻まれたプレートには旧ロゴが輝いています。

 

サイズは9と刻印されたものが入っていました。一般的なタイプだとさらに横幅のバリエーションが用意されていますがスペシャルオーダー専用シューツリーはどうなんでしょう?

 

LAST722のサイズ感

気になるサイズ感ですが・・・完璧でした。(笑)

一度も履いたことのないサイズを推測してオーダーするという狂気の沙汰そのものだったミウラですが今回は大勝利。上の画像の通り、私は最高のフィット感と感じていたクロケット&ジョーンズのチルターンとはほぼ同じ大きさです。

このサイズを選ぶまでの道のりは下記記事にて。

J.M. WESTONのスペシャルオーダーを初体験【ウェストンでMTO】
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他のウェストンとのサイズ感比較

サイズ サイズ感
641ゴルフ 7.5E ややタイトジャスト
180ローファー 7.5D ジャスト
705サイドゴアブーツ 8.0E ジャスト
300ストレートチップ 8.0F or 8.5E ややタイトジャスト

ちなみにチャーチ173ラストは80G、エドワードグリーン202ラストは85Eです。

 

ジョッパーブーツの履き方

実は私、ジョッパーブーツを実際に試着するまでまったく履き方がイメージできず、日夜モヤモヤとしていました。同じような人のためにジョッパーブーツの履き方をぜひここで紹介させてください。(笑)

1.バックルからベルトを外す

まずはバックルからベルトを外します。バックルとベルトは縫い付けられているので取れることはありません。

 

2.ベルトを緩める

バックルからベルトを外したら、そのままベルトを緩めます。

 

3.前方のアッパーを広げる

ベルトを緩めたら前側のアッパーをガバッと広げ、前後のアッパーを手で掴みながら足入れします。ちなみにアッパー同士はサイドゴアブーツのようにゴムなど付いていないのでこの脱ぎ履きによりシワはかならず付きます。

 

J.M.Weston722のまとめ

ということで今回はJ.M.Westonのスペシャルオーダーで注文した722ジョッパーブーツの紹介でした。

見た目はエレガントなジョッパーブーツ、しかしアッパーとソールは641ゴルフ仕様というまさに北の大地に相応しい一足に仕上がったと思います。

チャーチでもMTOを行ったことがありますが、やはり自分だけの一足を作るのは楽しいの一言!浮かれて、いつか娘に「これは君が誕生したことを記念してつくったブーツなんだよ」と伝えたいんだと妻に話したら「そういうのって娘が使えるモノをつくるもんじゃないの?」とド正論を言われてしまいました。

その通りだなあと思いながらも今後も何かの節目に特別な一足をつくる習慣は継続していきたいと心に誓ったミウラでした。

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