Johnlobb VS Regal
誰もが憧れるストレートチップjohnlobb CITY II。
それとリーガルを比べるなんて!!と思う人は少しはいるかもしれませんが、私にとってのこのリーガルはとっても特別な一足です。
リーガルらしいボリューム感のあるシルエット。
親指から踵までは一直線となっており、小指の付根部分が張り出しています。
さらに特徴的なのが土踏まず部分が気持ち絞られており、ボッテリというよりはグラマラスという表現が合う靴です。
ここまで書いてお気づきの方もいるでしょうが、実はあのエドワードグリーンの名作ラスト202に極めて近いラスト作りなのがわかると思います。
泣く子も黙る?ストレートチップ会のKING、Johnlobb CITYIIです。
一般的にはブラックミュージアムカーフが好まれていますが、私のハートを射止めたのは、このダークブラウンミュージアムカーフでした。(選択肢もそれしかありませんでしたが)
靴好きなら一足は持っておくべきとされるブラウンのストレートチップをジョンロブで入手できたのはこの上ない幸運だったと言わざるを得ないでしょう。
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つま先を比較
早速各ポイントを比較していきます。つま先に関しては明らかに傾向が違います。
リーガルが足に合わせたトウを目指しているのに対し、ジョンロブはエレガントさを表現した中でどうやって足に合わせた形にするかを目指しているように見えます。
なのでリーガルは捨て寸はほとんどありませんが、ジョンロブは足に合っているのにも関わらずそれなりの捨て寸が設けられています。
横顔を比較
並べてみるとわかるのがあえて出しているムラ感の付け方に非常に違いがあることがわかります。
リーガルはおそらく小さな刷毛で脱色作業を行っているのが想像できますが、ジョンロブのミュージアムカーフはまるで元々そこにマーブル模様のムラがあったかのように仕上げられています。
並べて比較
こうして並べるとリーガルのまさにグラマラスなラストがよくわかります。
このラストは私のエジプト型の幅広足に本当によく合います。
ジョンロブはまだ小指の圧迫感が強めです。しかし土踏まずやボールジョイントの身体側のフィット感は尋常じゃありません。
さすがはジョンロブが誇る超名作ラスト7000といったところです。
ソールを見るとリーガルCR05が土踏まずをかなり絞っているのがわかると思います。そして購入後5年は経っているのにまったくソールが減っていません。(笑)
正面からツーショット。
正面から比べると一目見ると似たような靴ですが、見れば見るほどその表情は非常に異なることがわかります。
ドレスシューズのことがさっぱりわからない時代に友人の結婚式用に購入したリーガルとまさかあのジョンロブを並べる日がくるとは思いませんでした。
このリーガルCR05はとにかく私の足にジャストフィットしており、さらに長年ニュートラルクリームを中心としたケアにより適度に色が抜け、表面は新品の靴には決して出せない光沢が輝いています。普段使いをあまりしていなかった点もあり、靴自体も非常に良い状態を保っています。
『どんなに良い靴を購入しても本当に自分に合う靴は手放すことができないものだ。』と誰かが書いていましたが、まさにその通りのマイベストシューズといったところ。
本当はこのCITY2と入れ替える予定でしたが、まだまだ一緒に時を過ごしていきたいと思います。
JOHN LOBB(ジョンロブ) CITY II(シティ 2) ダークブラウン
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