メルツベーシュヴァーネン MERZ B. SCHWANENの1920Tシャツをレビュー! | ミウラな日々

メルツベーシュヴァーネン MERZ B. SCHWANENの1920Tシャツをレビュー!

4.0

※当ブログには広告が含まれています。

ユニクロのTシャツもいいけど、たまにはちょっとこだわったTシャツを着てみたい!

だけど、巷でよく紹介されているアメリカ産のポケット付きとか無地のTシャツはちょっとなぁ…。

私もまったく同じことを思っていた一人です。笑

そんなときに発見したのがメルツベーシュヴァーネン MERZ B. SCHWANENと呼ばれるマニュファクチャーのTシャツ。

今回はこの素敵なTシャツについてご紹介したいと思います。

メルツベーシュヴァーネン MERZ B. SCHWANEN

メル、、、メ、、、メルツベーシュヴァーネン (MERZ B. SCHWANEN)は、(言いにくい)

1911年に生まれたドイツの繊維メーカーで、一度廃業した後2011年にリブランドして再出発をした会社です。

現在は当時の貴重な織機でつくられた生地を使ったアパレルを展開しており、20年代、30年代、40年代で着られていた本物の労働者の服を現代的にリプロダクトしたアパレルが非常に高い評価を得ているんだとか!

MERZ B. SCHWANEN 誕生までの歴史

ファッションデザイナーのピーター・プロトニキ、メンズテーラーのギッタ、テキスタイル職人のルドルフ・ローダーの3人は、シュヴァーベン地方の古い工場でホコリをかぶっていた1880年後半~1960年製の今や貴重な丸編み機を発見します。

私も難しいことはわかりませんが、どうやら現代ではなかなかに製造が難しい生地ができる機械のようで、これら100年前の骨とう品とも言える織機達を敢えて2010年代に復活させることを決意したんだそう。

そのレトロな生地感をベースに1900年前半から続く数々のスタイルを現代的に再構成した結果、知る人ぞ知る人気メーカーになったようです。

https://merzbschwanen.com/

(ある種の風格さえ感じるレジェンドな丸編み機たち)

1920s T-shirt

今回、私が購入したのはこのネイビーTシャツ。

すでに古着感というかヤレた感が出てるのが写真からも(たぶん)伝わってくるかと思います。笑

1920年代に作られたこのシャツがオリジナルデザインのTシャツです。

丸編み機でつくられた柔らかな生地。

良い意味で古臭い染め具合。

そしてネックラインはよくあるクルーネックではなく、1920年当時のディテールを再現すべく、わざわざ手作業で2回裏返して作っています。

当時(もはや100年前!)は現代のTシャツのように首回りを処理するエッジングマシンがなかったことから手作業で加工していたんだそうです。

そういう意味ではまさにTシャツのご先祖様といってもいいのかも・・・!?

素材はコットンとビスコース

このTシャツを手に取ったとき、もっとも強く感じたのはその柔らかさでした。

新品時から良い生地を長く使ったときのようなトロトロ感があるんです。

成分表を見てみるとコットンが67%、ビスコースが33%とあります。

ビスコースとは?

ビスコースについて調べると最も古い自然素材の合成繊維と記載がありました。

シルクの代用品としてレディース用ドレスなどに使用されており、人口シルクとも呼ばれていました。

その特徴はドレープが綺麗に出たり、染色性に優れていたり、さらにはウールのような高吸湿性があるそうです。

一方で洗濯すると明確に縮むそうで、やや取り扱いが難しいいわゆる現代のオシャレ着カテゴリに使われる素材であったことは間違いなさそう。

(タグでも1920 年から 1960 年にかけて製造されたオリジナルの丸編機。とPR)

サイズは5=M

今回、初めてということもあり、Mサイズとなるサイズ5を選びました。

洋服がお好きな方なら当然かもしれませんが、海外規格だと日本サイズ+1サイズと思うのがベターです。

海外サイズSなら日本サイズM、海外サイズMなら日本サイズL。

私は日本ではLサイズを良く着るので海外サイズMとなるサイズ5です。

 (ドイツのサイズ表記は数字なのでしょうか?)

1920年代のTシャツの着心地は?

早速、メルツベーシュヴァーネンの1920Tシャツを着用してみました。

ファーストインプレッションは「ちょっと小さめかな?」といったところ。

肩回りを中心に結構タイト目なフィッティング。

一方で胴や胸周りはちょうど良いため、おそらくは腕周りだけが特別なのかなと思います。

(白Tだったら完全に当時の労働者!?)

脇まわりが立体整形されている!

着て動いてみると、タイトだと思っていた肩回りが驚くほどに快適な事に気が付きました。

その理由はこの立体的なパターン。

わざわざ脇まわりをタイトに見せつつ可動性を確保するように工夫されているんです!

なるほど、と思うと同時に人気の理由がわかりました。

ただの古臭いTシャツという訳ではないようです。笑

上着のインナーとしても良し

ちょっとレトロ感が強すぎると思う方は上着を羽織ると良い感じに収まります。

ピタっとしたシルエットに恥ずかしさを感じる気持ち、少しわかりますよ。(お腹当たりとかね)

(上着を羽織って気づいたのですが、肩回りがスッキリしてるのでTシャツがダブつかない!)

メルツベーシュヴァーネンのTシャツまとめ

ということで本ブログ記事ではドイツ生まれのオールドな編み機から生まれたTシャツ、メルツベーシュヴァーネン MERZ B. SCHWANENの1920Tシャツをレビューしました!

時代を超越したデザインは現代でも非常にスタイリッシュ。

たかがTシャツと思っていましたが、ここまで浪漫と機能性、そしてデザインを楽しめるプロダクトがあるとは驚きの発見となりました。

パリっとした風合いや、クール素材のTシャツに飽きてきた方はぜひ挑戦してみてはいかが?

  • レトロかつ機能的なシルエット
  • 着心地の良い柔らかな生地
  • 普通のTシャツには見られない手作業による珍しい仕様(首回り、脇周り)

ブログ内を検索する!

タイトルとURLをコピーしました