ある朝、電車に乗っていたときに足が滑りました。
あまり感じたことのない衝撃に少し驚き、足元に目線を移すと嫌な予感は的中。
2018年にサイズ違いの3足目として購入し、約8年履きこんで私の足に完璧にフィットしたJ.M Westonの641GOLFのつま先に白きクレーターが出来上がっていたのでした。

(これはあかんて)
革靴にえぐれ傷がついたときの感想
いつかこういうことが起きるんだろうなとは思っていましたが、本当に起きてしまうとは・・・というのが一番初めの感想でした。
いつもならここで無限の後悔の連鎖が始まるのですが、驚くほどにそういった感情は湧き上がることはなく。
高級紳士靴にハマりまくったくせに、認めざるを得ないほど足元の取り扱いがラフなことはとっくの当に自負しています。
そもそもこのゴルフにつま先にはそこそこの切り傷も入っていたりします。
なんというか、8年も履いていると高級紳士靴というより、道具としての位置づけが強くなっているんですね。雨の日には必ず履いていますし、ちょっと外行動が多そうなときもファーストチョイスはゴルフがほとんどな状況でした。
そういう用途の靴なんだから傷がついて当然。ずっと履いているからこそ色々とボロも出るし、補修跡もまあ思い出になるか。と以前の自分では想像もつかないような、そんなことを電車の中で考えていました。(進歩した)
とはいえ、ジャーナリストシューズだからといってつま先を自然派仕上げにしていたのは完全に傲慢だったなとも後悔もしました。笑

自分でセルフリペアする?しない?
次に考えたのはDIYでセルフリペアをするかしないか。という点です。
先ほども書いた通り、私は足元が大変ラフなので気を引き締めていても気が緩んだ瞬間に傷がついた。なんてことは割とあります。
銀面がないホーウィンコードバンだとアビィレザースティックとコードバンクリームを使いまくれば、かなりのところまでセルフで傷を治すことができます。近くで見ない限りわからない程度までなら簡単です。
しかし、銀面のある皮革だとそうはいきません。以前ブログ記事にしようと別の革靴用にブラックのアドカラーを購入して試しましたが、その結果は散々たるもの。
なんだかんだで往年の高級紳士靴が揃う手持ちの革靴たちにヤスリをかける勇気もわかず、これは個人では無理だなという答えに行き着きました。
レザーシューズのエグレ傷はプロでも難しい?
ネットの海を「革靴 えぐれ」などと検索して漂ってみると、いくつか修理記事が見つかります。
革靴の傷なんてのは大抵が擦り傷の事例でまったく大したことはないのですが、えぐれ傷となると一気にサンプル数が少なくなります。
そしていくつか見たときに気づいたのですが、銀面の風味を残したまま仕上げるパターンと、傷を埋めてハイシャインで隠すパターンがあるようです。後者であれば自分でできますから、お金を払うのはちょっとキツイなといったところ。
前者の修理業者の投稿を色々と確認したところ、えぐれ傷はパテで少しずつすこしずつ複数層を構築し、銀面を表現する技術も加えたりと相当な職人芸が必要な様子。しかも素人が下手にアドベースやアドカラーを使ってしまうとリカバリーすらできなくなってしまうこともあるようです。(樹脂とか硬化するならそりゃそう)
このあたりまで調べたところで、今回は自分で何もせず、プロにお任せすることに心を決めたのでした。
リファーレ札幌店へ駆け込む
このエグレ事件があった数日前。ちょうどリファーレ札幌さんがまさにピッタリの投稿をしていました。
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え、銀面復活してません?
いまの私のニーズを完全に捉えています。まさにほしかった回答がこれ。さっそく連絡を取ってみると実物を見てから判断になるそうですが、4400円から対応いただけるそうなので、すぐに持っていくことにしました。
スタッフの方の見立て
深刻な顔して相談したつもりだったのですが、意外と大したことはない雰囲気?で、これなら直るとすぐに回答いただきました。手法としては元々調べていたとおり、パテを埋めながら少しずつ層を作っていくとのこと。多少まわりにヤスリがかかるがそのあたりはこの際まったく問題になりません。インスタ記事くらいキレイになるならもはやなんでも・・・!!

革靴のえぐれ傷が治った。
そして、ウェストンのエグレ傷のお願いして約1週間。ついにご対面です。

傷が・・・消えた・・・?
話を伺うと、やはり芯材のある部分という点、そしてブラックというところが上手い感じに転んでくれたようです。ちなみにこういった補修後の注意点としては補修箇所をとにかくぶつけない!ことが大事だそうで、改めてそれなりの金額がかかったものを履いているという自覚を持ちたいなと改めて。(苦笑)
ちなみに靴クリームを入れたり、雨や雪などのときに使うのは引き続き問題ないそうですが、強めの汚れ落としを使ってしまうとパテの色が出てしまうときがあるそうです。ですがこのゴルフ、汚れ落としは滅多に使わないのでまったく問題なしといえるでしょう。
そんな訳で愛用している革靴にえぐれ傷が出来てしまったら、下手に素人リペアをしないでプロお任せすることをオススメします!
靴好きには当然のことでもありますが、つま先をどうしても傷つけたくない靴はしっかりと鏡面磨きしてコーティングしておきましょう。それで救われるシューズも数知れず。(経験者は語る)
そういえばもう1足気になる靴があるからそのうち持っていこうかしら?


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