ロンドンで紅茶の美味しさを知ってからというもの、ずっと捜し求めていたのがティーポットです。
これまではカップにティーバッグをダイレクトに使い直接紅茶をいれていたのですが、あの素晴らしいアフタヌーンティーを経験してからというもの、素敵なティーポットから紅茶をいれるという行為に大変な憧れを持つようになりました。
しかし、ミウラは自他共に認める超こだわり派。(何のこっちゃ)
自分の心がビビッと動くティーポットには二度のロンドン旅行、そして国内のウェブマーケットを探し続けたものの、ずーーーーっと出会うことができませんでした。
琴線に触れるティーポットとSAVOYで出会う
先日、母を連れて行ったロンドン旅行の際、あのSAVOYでアフタヌーンティを楽しむ機会がありました。
素晴らしい空間に最高の紅茶、フィンガーフード、ケーキ、スコーン、そして・・・ティーポット!
ついに見つけたのです。探し求めていた心躍る銀のティーポットを!
アフタヌーンティを終えた後、すぐに併設されるSAVOY SHOPに向かう私。
紅茶から帽子まで様々なSAVOYグッズがある中でついに銀のティーポットを見つけました。
その価格なんと、300ポンド!(約42,000円)
うーん、やめよう・・・いくらなんでも高すぎる。(真顔)
・・・
と思ったのですが、その後もどうにも銀のティーポットが頭から離れないまま迎えた最終日。
気が付くと手にはTHE SAVOYの銀のティーポットが。笑
ロンドンで散財しようと思って貯めておいたお金をほとんど使っていなかったこと、
いい加減ティーポット探しに疲れ始めていたこと(足かけ3~4年)
何より母と一緒に過ごした旅の記念品にもなると気が付いたのが決め手でした。
銀のティーポットに大反対だった妻の反応は?
さて、そんな感動的なストーリーと共に迎えたティーポットですが、実はもっとも身近な人が反対していました。
それが私の妻です。
言い分はこう「銀食器ってお手入れがすごい大変なんだよ、ちゃんと自分でお手入れできるの?」
なるほど、確かに台所を預かる妻の言い分はもっともです。
しかしここにいるのはモノ(とくに革靴)のエイジングには定評があるミウラです。まったく問題になりません。
一言いってやりました「うん、大丈夫!」と。(これが後々の悲劇に)
THE SAVOY Silver Tea Pot
ということでこちらが紆余曲折あった我が家に迎えたサボイのシルバーティーポットです。
ちょっと反射しすぎて撮影が大変で大変で。笑
一部ぼかしをいれてますのでご容赦を。
アンティークのティーポットにありがちなちょっと派手な装飾はほとんどされておらず
どちらかというとシンプル、ですが確かな上品さを感じるこのシルエットに心底惚れました。
中には、小さな穴がいくつか空いているタイプ。
基本的にティーバッグしか使わないので活躍することはなさそうですが・・・とここまで打って
空けていないリーフがあることを思い出しました。早く飲まなきゃ。
イギリスのゲインズボローでサボイ専用に製造されているこのティーポット。
なんとデザインソースは我々が実際にアフタヌーンティーを楽しんだSAVOY HOTELの中心ホール「Thames Foyer(テムズ フォイヤー)」だそう。
このポット自体が思い出の品なのに、その出自も思い出の場所からイメージされているということで思い出が二度美味しいです。笑
実際に紅茶をいれてみます。
ロンドン旅行から帰ってきたばかりなので紅茶はたんまりあるのですが、何となく伝統を感じたかったのでバッキンガム宮殿ブランドのアールグレイ(BUCKINGHAM PALACE EARL GREY TEA CADDY)をチョイスしてみました。
美味しい紅茶になるといいな~。
銀製ティーポットはめちゃくちゃ熱くなる。
これがちょっと盲点だったのですが、銀のティーポットは金属製ということもあってポット本体が陶器やガラス製に比べてかなり高温になります。
ですが、取っ手などについては別パーツが溶接されているので・・・「アッツ!!」あれ、これ全然熱ーい。笑
そうか、だからサボイホテルのスタッフは布越しに持っていたのか。
銀食器に指紋をつけないようにしているのかと思っていましたが大きな勘違いだったことがいまさらわかりました。銀に限らず金属のティーポットをはじめて使い始めるときは気をつけることをオススメします。笑
銀茶器で味は変わるの?
実際に銀のティーポット(茶器)で入れた紅茶を飲んだ感想としては、とくに鉄くささなどは感じないかな?といったところ。
本場イギリスの人たちは使用した茶器はゆすぐ程度にし、内部に徐々に紅茶を蓄積していくことで家庭独自の味わいを楽しむそうです。
その効果については、正直あまり信じていませんが(笑)この銀のティーポットも同じように運用してみようと思っていますので、もしも本当に味が変わったら記事にしたいと思います。
まとめ
ということで本記事ではミウラが銀のティーポットを手に入れるまで、そして実際に使った感想をご紹介しました。
ここ最近は全方位に向いていた物欲も徐々に収まり、「本当に良いモノ」に強く心が惹かれるようになってきました。サボイホテルで目にしたポットのように手入れを重ねながらゆっくり共に年を重ねていければなどと…。
この記事が私と同じように銀茶器に憧れを持っている人の助けに少しでもなっていればこれ幸いです。
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