つま先をガリっとした革靴を綺麗に直した話。【トゥのセルフリペア】

SNSなどでたまに「ガリッとやってしまいました…、めちゃくちゃ落ち込んでます」などという書き込みを見ることがあります。

それを見る度に

「おいおい、大事に大切に扱ってる革靴履いてなんでそんなことが起きるんだ?」

と不思議に思っていたミウラです。

 

…しかし、そんなやや上から目線なことを考えていると天罰が当たるものです。

やっちゃいました。人生初ガリ。(泣)

 

トゥに傷

すぐにつま先を確認すると、なかなか痛ましい状況になっています。

(iPhoneの影が…)

 

つま先がガリっと傷がついた

とある建物に入るときにふと余所見をしてしまったのが運の尽き・・・。

気づくとガリッという音とともに躓いてしまった自分がいました。

 


傷の場所は2か所

ガリッとしたつま先を見ると2箇所の傷を確認できました。

1つ目はつま先の色抜けしてしまった緑の部分。

これは触ってみると抉れもないことから有色の靴クリームとワックスでなんとかなりそうです。

 

そして2つ目はトゥキャップ上部の広範囲の擦り傷。

こちらの傷は場合によって大問題となる可能性があります。

皮革は主に2つの層から出来ています。表面となる銀面、銀面の下にある床面です。

もっとも避けたいのがこの銀面層を貫通したり剥がれたりしてしまうケースです。

ですが一応希望もあって・・・

 

考えられる2つの可能性

  1. ガリッとしたときの摩擦により、銀面がはがれかけた。
  2. 鏡面磨きによるワックス層がはがれかけた。←希望

 

銀面が剥離してるのだけはどうしてもやめてほしい!

ワックス層が剥がれかけた(であろうこと)を今すぐにでも確かめたい!

はやく家に帰りたい・・・!

じっくりとつま先と向き合いたい!

そ、早退ぃぃ!!!(は、しませんでした)

 

もう一度ガリった状態を確認する

ようやく帰宅できたのですぐに作業に取り掛かります。

なんかつま先側にひび割れのようなシワが寄っちゃったりしてますけど…。

これはもしかして結構やばいかなあ?

あーあ。

 


ガリっとしたつま先のセルフリペアに挑戦!

そんな訳で、今回はこのガリっとしてしまったつま先のセルフリペアに挑戦していきます。

手順としては、つま先をすっぴんにして状態を確認。

そこからはつま先の状態次第といったところでしょうか…(ドキドキ)

 

1.BOOT BLACK HIGH-SHINE CLEANERでワックスを剥がす

まずは銀面の状態を確認したいので、BOOT BLACKのハイシャインクリーナーを使ってつま先のワックスを溶かしてはがしていきます。頼むぞ!

 

柔らかい布に取って力を入れずにクルクルと撫で回します。

すると艶やかな膜がなくなり、銀面本来の表情である毛穴などの凹凸が見えてきます。

 

これは・・・完全なるNOダメージ!

助かったぁ笑

つま先を再度ハイシャインしたら元通りになりそうです。いやホントに良かった。

created by Rinker
BootBlack(ブートブラック)
¥1,320(2020/04/07 11:16:55時点 Amazon調べ-詳細)

2.SAPHIR NOIR Creme1925で傷を隠しつつ油分を補給

次はつま先をガリッとして色が抜けてしまった部分。

幸運なことにこちらは銀面上のダメージ(抉れなど)がまったくありません。

なので有色の靴クリームを何度か塗り込めば大丈夫だろうと推察。

 

今回使うのはフランス製の高級靴クリーム「サフィールノワール クレム1925」のダークブラウンです。

この靴クリームは革靴への栄養補給はもちろん色付きが良いのが特徴のため、こういう傷隠し目的にもピッタリです。

※このクリームにフォーカスした「SAPHIR NOIR Creme1925とは【世界最高のシューケア用油性クリーム】」もよろしければ見てみてくださいね。

 

クレム1925を少々多めにトゥに乗せて指で押し込むように塗り込みます。

 

少し時間をおいてなじませたらブラッシングで余計なクリームを取り除きながら、さらにアッパーにクリームを馴染ませていきます。

 

はい、予想通り完璧にわからなくなりました。

シューケアを長いことやってると大体の結果も想像がつくもんですね。笑

接写すると縦線が若干見えなくもないですが、ここまでつま先を近づいてみることはないので全然問題なしです。なによりワックスでポリッシングしてしまう箇所ですしね。

(それよりもミッドソールとアウトソールの剥離のほうが気になる)

3.SAPHIR NOIR BEES WAX POLISHでポリッシング

最後はシューポリッシュを使ってハイシャインです。

使うのは先ほどと同様にフランス製の高級靴用ワックス「サフィールノワール ビーズワックスポリッシュ」

一般的なシューポリッシュに比べて油分が多めでワックスのみならず皮革への栄養補給も期待できるナイスなアイテムです。

 

ハイシャインもしくは鏡面磨きは原理として銀面の凹凸をワックスで埋めていく形になります。

凹凸がなくなり、表面がワックスでコーティングされることで光沢が生まれる訳ですね。

 

見事に復活!今回ハイシャインをしていなかったらどうなったことか・・・。

このポリッシュの詳しい使い方が気になる方は「サフィールノワール ビーズワックスポリッシュの使い方【ダークブラウンのハイシャイン】」をチェックしてみてください。


ガリっとした革靴の補修 まとめ

正面ショットのビフォー…

アフター…

 

斜め上からのBefore…

After…

 

ということで今回はつま先をガリッとした革靴を実際に直してみました。

傷が入る前より綺麗になったつま先を見て私も一安心といったところ。

革靴の傷の程度にもよりますが、諦めるにはまだ早いという状態のケースも多々あると思いますので、傷がついてしまった革靴をどうしようか悩んでいる方はぜひセルフリペアに挑戦してみてはいかがでしょうか。

意外と何とかなるものですよ笑

タイトルとURLをコピーしました