WRENS(ウレンズ)のレザークリームの使用レビュー【ボルドーを革靴に使ってみた】 | ミウラな日々

WRENS(ウレンズ)のレザークリームの使用レビュー【ボルドーを革靴に使ってみた】

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世の中には多種多様なレザークリームが出回っていますが、実のところ新製品というのはほとんどなかったりします。

割と単純な成分で出来ていることもあってロングセラー商品たちがしのぎを削っているというのがレザークリームもとい靴クリーム界の状況ではないでしょうか。

そんなレザークリーム業界に久しぶりの超新星が誕生!

ということでさっそく買って使ってみました。

 

英国最後の大物シューケアブランドWren’s

Wren’s(ウレンズ)は2018年に日本で展開され始めたシューケアブランドです。

日本での認知度はほぼありませんが、英国ではあの革靴の聖地ノーザンプトンで生まれ、極めて高い品質により一時期はロイヤルワラントを獲得していたほどだそう。

1964年にあの伝説的シューケアブランド「メルトニアン」と合併したことで姿を消したのですが、近年再び製造を再開し世界各国に素晴らしい品質のレザークリームを供給しているそうです。

 

メルトニアン?

落合正勝氏も進めていたあのクリームと合併ですって?

これは期待が持てそうです!

 

ウレンズ レザークリームについて

さて早速ですがウレンズのレザークリームについて見ていきたいと思います。

見た目はシルバーカラーの蓋、そしてクリームカラーが確認できる瓶です。

メインカラーはネイビーなのかな。WRENSは日本語で小鳥を指す単語と言うこともあってマスコットキャラクターとして小鳥があしらわれています。

 

WREN’S レザークリームの主成分

WREN’S レザークリームの主成分は

  • ロウ
  • 油脂
  • 有機溶剤

の3つとなっています。

ロウに関しては商品説明文のなかでビーズワックス(蜜蝋)、カルナバワックス(カルナバ椰子)が触れられているのでこの2つで間違いないでしょう。

クリームの種類は「乳化性」、ウォーターベースとは一体何でしょう?初めてみる単語です。

靴という単語がないことから、バッグや財布にも使うことを想定した配合になっていそうですね。おそらくはロウ分はやや控えめだと予想します。(靴用じゃないので)

 

ちなみに靴クリームによく使われる成分は「靴クリームやシューケア用品の主成分5つをざっくり解説。」でまとめているので興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね。

 

レザークリームを実際に使ってみる

ということでさっそくウレンズのレザークリームを使っていきたいと思います。

今回はChurch’s社の名作フルブローグ「Chetwynd」が登場。

この靴は私のワードローブのなかでは春夏にカテゴライズしていることもあって冬期間ずっと放置されていました。(放置は言い過ぎか)

しっかりとこのウレンズで栄養と光沢を与えて今年も活躍してもらいたいと思います。

 

1.革靴にレザークリームを塗りこむ

ほうほう、これがウォーターベースのレザークリームか。

見た目は確かに水っぽいです。

カラーはかなり鮮やかでビビッドな雰囲気。

 

新製品という点ではクリームのテクスチャーは気になるところです。

果たして・・・。

 

おや?

 

これはちょっと新しい感覚!

何に近いんでしょうか・・・ババロア?(笑)

私が一番気に入っている靴クリームでもあるコロニル1909シュプリームクリームデラックスもやや弾力のある食感ですが、ウレンズのレザークリームは弾力をさらに落としたイメージです。

 

気になる使用感ですが、その答えはすぐに出ました。

 

ウォーターベース恐るべし・・・。

過去最高に伸びが良いレザークリームです。

引っかかりというものが一切ありません。水っぽすぎるクリームはときに染みに結び付きますが、適度な弾力もあるのでそういったリスクもほぼないようなものです。

これはいい!

 

塗った後の指への残りもわずか。

ウォーターベースだけあって水道水ですぐ取れたのも嬉しいポイントです。

 

2.5分程度乾燥させる

伸びの良いウォーターベースのレザークリームを靴全体に塗り終わったら5分程度乾かします。

ふと、男の服装術での落合正勝氏の一文を思い出します。

靴磨きの心地よさを伝えるにはこれ以上の文章はないってくらいお気に入りの箇所がこちら。

そこまでの作業を終えたら、クリームが靴全体に染みわたる状況を頭に思い浮かべながら、コーヒー、または缶ビールをゆっくり飲む。

(中略)

ビールを飲み終えたら、ゆっくりと缶を潰し、不燃物用のゴミ袋に入れ、ゴミ 袋の口を結ぶ。早く磨きたいがために、たいていの場合まだ30分を経過して いないことが多いからだ。

靴の前に腰を下ろし、靴をじっくり眺める。30分前に比べ脂分が沈みこみ、光沢がなくなっていればそれはいい兆候である。

出典:落合 正勝. [新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで. 株式会社PHP研究所. Kindle 版.

 

うーむ、25分も足りないぞ…。

まあ情景が大事ってことで(笑)

 

3.靴全体をブラッシング

5分ほど乾かした後は靴全体を靴ブラシでブラッシングします。

私はこの瞬間が本当に大好きです。

靴クリームを塗って曇ってしまった銀面が見る見る内に綺麗になるこの瞬間。

靴磨きでもっとも楽しいタイミングな気がします。(笑)

 

WREN’Sはその期待に応えて・・・くれました。(笑)

あっという間に薄いベールが形成されて透明感のある光沢が靴全体に広がります。

これこれ!これなんです!

 

WREN’Sの仕上がりビフォーアフター

ウレンズを使ったビフォーアフターを見てみます。

左がウレンズ使用後、右がウレンズ使用前です。

左のほうがツヤ感と色のビビッド感が強いのが確認できますね!

 

接写してみたのがこちらです。

左側がウレンズ使用後です。

ボルドーカラーがしっかりと入って赤味が増していますね~♪

触った感じでも明確に差があって、明らかに乾燥を感じません。この潤い感は他のクリームより強いですね。

ウレンズ、、、良い感じです!

 

WREN’S レザークリームのまとめ

ということで今回は英国最後の大物シューケアブランドWren’sのレザークリームの使用レビューでした。かなり大満足なクリームです。黒も買い足そうかな?

  • ウォーターベースで超塗りやすい!
  • ロイヤルワラントを獲得するほどの高品質!
  • ベールを張ったような控えめながらほどよいツヤ感

 

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