憧れのアイテムというモノはいつの時代もあると思いますが、私の場合はワイルドスワンズ(WILDSWANS)のお財布でした。
パッと見ただけでワイルドスワンズの財布とわかるスナップボタン2つ仕込まれたフラップによる特徴的なフォルム。そして使い込むほどに輝きが増すベイカー社製のサドルレザー、もしくはブライドルレザー。これをいつか手に入れてガッチリエイジングさせていく。そんな夢を持っていました。
しかしながら、良い革製の財布というアイテムはとにもかくにも高耐久。私は十数年前に妻からプレゼントされたGANZO社製の2つ折り財布を使っていました。外側はダークブラウンのカーフレザー、内側はヌメ革という使用で、2つのエイジングを楽しめる贅沢仕様。ヌメ革に変なシミがついて凹んだり、大雨に濡れてしまったりと自分の刻をともに過ごした大切な相棒です。
ですが、レザーのエイジングは朽ちていく過程を楽しむもの、自称シューケアマイスターとしてレザーケアも行っていましたが、ついに皮革の破断が発生し始めたこともあって、次なる相棒を探すことになったのでした。
WILDSWANS ENO RUSSIAN CALF
結論として、紆余曲折の末に私の手元にきたのは、ワイルドスワンズ(WILDSWANS)のイーノ(ENO)と呼ばれる3つ折り財布でした。
そして、次なる相棒に使われているレザーは、あのBAKER社製のロシアンカーフ(RUSSIAN CALF)です。
まさに夢の組み合わせが私の手元にやってきたということで、この素敵なお財布についてレビューしていきたいと思います!

ワイルドスワンズの代表作、3つ折り財布のENO
ワイルドスワンズの特徴的なフォルムとなるスナップボタン2つのフラップが設けられた小銭入れ付き財布は全部で3種類あります。
もっとも大きなのWAVE(ウェーブ)。長財布くらいの大きさで、ありとあらゆるものが収納できる大型長財布です。そして中間の大きさがBYRNE(バーン)。中型三つ折り財布で一般的な財布より一回り大きく、その収容力は長財布と同等です。そしてもっともコンパクトなタイプが私が購入したENO(イーノ)です。
見た目はコロンとしたフォルムですが、縦横の寸法は9cm×11cmと現在使用しているGANZOと同様で、ズボンの尻ポケットにも突っ込むことができます。(多少存在感はありますが)
私はカバンに入れたり、ジャケットのポケットに突っ込んだりと財布の場所が高い頻度で変わるため、手のひらサイズというのは非常に高評価。
2つ折り財布という点では、GROUNDER(グラウンダー)というタイプもあるのですが、一般的な財布より一回り大きいというところで今回は最終的にスルーとしました。(後日、比較記事をアップ予定)
ENOの機能性
私が普段使用するカードは6つ。クレジットカード2枚に銀行カード1枚、SUICA1枚、免許証に、よく使うスーパーの会員カードです。
それに札を数枚、小銭を入れた状態がこちら。
スナップボタンは見た目に反して、非常に軽い使い心地なのです。。購入する前はボタン無しの2つ折り財布で快適にJRに乗車しており、そこが少し心配だったのですが、ENOでもサクッと財布を開いて改札を通過することができました。

BAKER社のロシアンカーフについて
革靴好きなら知らぬものはいないのがロシアンカーフ。もちろんJ.M.Westonのゴルフなどに使われているものではありません。1786年に沈没船から発掘したエピソードはあらゆるところで語られているので割愛するとして、その特徴はユニークなテクスチャーと香り、そして耐久性でしょう。
網目状の型押しは、一目見て只モノではない雰囲気を醸し出しており、皮革好きのオーナーの所有欲を満たしてくれます。そして鼻を近づければ他のレザーでは決して味わえない独特な樹木の香り。私はこれからですがその歴史、製法から耐久性にも優れることが明白なのがこれからのエイジングを楽しみにしてくれます。
ちなみに引用元画像はベイカーズロシアンカーフのバリエーションではありません。
同一ロットでここまで色やシボに違いが発生するようで、本当に自分好みのアイテムを見つけるには現地確認が必須かもしれませんね。
なお、登場初期型のベイカーズロシアンカーフ(たぶん2023年製)は結構わかりやすい傾向があると思っていて、型押しが少々粒だったテクスチャーになっています。
しかし、ここ最近流通しているのは発掘された風合いにより近い斜め十字型のテクスチャーになっており、私のWILDSWANS ENOもそちらのタイプ。個人的にはオリジナルの風合いが好みだったので良かったかなと思っているところです。
革靴好きの憧れメーカーのひとつ、ジョージクレバリー(イギリス)が沈没船から発掘された原革そのものとなるRUSSIAN CALF 1786で作成したレザーシューズ。
色合いはオレンジブラウン気味ですし、テクスチャーも2023年製よりも現行のものが近いのが確認できると思います。幸運にも私のENOはかなり近かったのでテンションも上がりました。笑
ロシアンレザーは革靴には向かない素材?
ちなみにこのBAKER社製のロシアンレザーは靴好き界隈でも数年前に大変話題になった皮革素材です。革靴というのはおそらくはレザーグッズの中でも作成時に最大級に負荷がかかります。(靴の形にするためにめちゃくちゃ革を引っ張りまくる工程が多数ある)その際に、事前に開けたメダリオンと呼ばれる飾り穴部分から裂けたりという現象が確認され、ずいぶん?と話題になったのは個人的に記憶に残っているところです。
ルシアンカーフの最適解はレザーグッズ
そんなわけで元々あのエルメスからのオーダーから始まった開発経緯も相まってか、今ではレザーグッズの素材として非常に人気が高まっており、知名度のあるレザーショップがグッズを発売すると高額にもかかわらずすぐに完売してしまう、そんな素材がベイカー社のロシアンカーフなが気がする今日この頃です。いつかは時計ベルトも仕立ててみたいなと思ったりもしていますが、そもそも生産量も少ないようで、これも遠い未来の目標となりそうです。
レザーケアアイテムはコロニル1909シュプリームクリームが推奨品
ちなみに、WILDSWANS社の推奨のレザーケアグッズは、あのコロニル1909シュプリームクリームデラックスです。ここ最近は別のレザークリームを使っていますが、以前は私の主力シューケアアイテムということもあり、不思議な縁を感じてしまいました。
香りに優れるシダーウッドオイルがたっぷり入っており、少し硬めのゲル状クリームのため、手に取る量も調整しやすい。さらにはべたべたしないので、手で塗り込むにもピッタリ。さらにはフッ化炭素樹脂が入っているので使えば使うほど、水や汚れに強くなるという本当に最高のシューケアアイテムなんです。
無色のカラーレスであればどのレザーアイテム、革靴、レザーバッグ、レザーウォレットにレザーキーケースにも使えるという本当に最強のアイテムなので、もし使ったことがないのであれば一度手に取ってみてはいかが?私もENO購入の機に久しぶりに再購入しました。
加えて、バーチウッドのエッセンシャルオイルも購入し、少しでも白樺の香りを持続させようと画策しているところです。
まとめ
ということで、今回は日本が世界に誇るレザーグッズメーカーWILDSWANSのENO三つ折り財布、ベイカー社ロシアンカーフ製のレビューでした。

靴好き、皮革素材好きとしてのロマン、そして憧れのフォルムの融合ということで、大満足のお買い物でした。そして、購入して終わりではないのが皮革製品、レザーグッズの良いところです。
歴史とMADE IN JAPANの誇りを感じながら、また十年、いやそれ以上の時を一緒に過ごしてみたいと思います。しかし、本当にどんなエイジングするんだろうな?楽しみです。







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