雨や雪、さらには梅雨シーズンは防水スプレーが大活躍しますよね。
老若男女問わず、お気に入りの靴はなるべく綺麗な状態を保ちたいものです。
ですが、靴の数や、家族が増えると共に防水スプレーの減るスピードは指数関数的に増えていきます。(体感として笑)
そんなときに役立つのが「信頼性のあるメーカーの大容量タイプの防水スプレー」です!
本ブログ記事では、乾燥が早く、どんな素材にもオールマイティに使えると評判の「コロニル ウォーターストップ 防水スプレー」をレビューしていきたいと思います。
コロニル(Collonil)とは?
コロニルはレザーメンテナンス商品を得意とするドイツの会社です。
とくに1909シリーズと呼ばれる最高品質ラインは皮革への栄養と防水性能が高い次元で両立されていることで有名で、レザーケアにうるさい人でも納得せざる得ない使い心地として評判です。
もちろん初心者でも使いやすいレザーケアアイテムを多数販売しており、例えばレザーソール用の「ソールトニック」や、オイルドレザーの防水復活加工が簡単にできる「アクティブワックス」、ビルケンシュトックのスエードライナーを柔らかくする「バンブーローション」などがあります。
また、コスパに優れたシダーウッド製のシューツリーは男女両方のサイズが用意されており、大変使い勝手が良く我が家でも大活躍しておりオススメです。
ウォーターストップ防水スプレーについて
コロニルのウォーターストップ防水スプレーは、防水スプレーのなかでも非常に「使いやすい」特性が揃っています。
- 珍しいUV(紫外線)プロテクト効果
- どんな素材にも使えるオールマイティさ
- 速乾性に優れ、通気性を確保
ひとつずつ見ていきましょう。
珍しいUVプロテクト効果付き
まずはもっとも特徴的な効果であるUVプロテクト機能。
UVとは紫外線のことを指し、一般的には日焼けなどに繋がる不可視光線です。
皮革素材だとほぼ影響がありませんが、通気性に優れるといわれる綿や麻、ナイロンなどは紫外線の透過率が高くなるそう。そこを少しでもカバーしてくれるなら嬉しいところですよね。
皮革、布、人口皮革、ヴィーガンレザー、ゴアテックス、何にでも使える防水スプレー
コロニルお得意のフッ化炭素樹脂を素材に浸透させるタイプのため、ナチュラルレザー、ビーガンレザー、布、ゴアテックスなど、どんな素材にも使えるのがウォーターストップ防水スプレーです。
ドレスシューズ好きとして気になったのが、ヌメ革などのデリケートレザーにも使えること。(マジかよ!)
一方でいわゆる「皮革の栄養素」は入っていないので、そこは注意が必要。
乾燥が早く、通気性に優れる防水効果
コロニル ウォーターストップの最大の特徴は「速乾性があり、通気性を確保できる」ことでしょう。
通気性を確保できるということは雨の日でも蒸れにくいという効果に繋がりますし、何より湿度が高く、何かと乾きにくい気候の日本で「速乾性」があるというのは非常に大きなポイントです。
実際に使ってみる
コロニル ウォーターストップの性能や特徴を把握したところで、実際に使っていきたいと思います。
今回防水加工するのは娘が購入したH&Mのレインボーシューズ。
すべてが布、いわゆるテキスタイル素材で出来ています。
1.ブラッシングしてホコリを落とす
まずはホコリや汚れを一緒にフッ化炭素樹脂でコーティングしてしまわないように、ブラッシングします。
目に見えるホコリが取れる程度でOK!
2.20cm程度離してスプレーする
スプレーするときは対象から20cm前後離してスプレーします。
こういったガス缶タイプのスプレーは必ず屋外で噴射してください。
万が一思いっきり肺に吸い込んでしまうと、入院する事態になってしまいますので。
ちなみに私は、天気が良い日はちょっとこのように空に向けてですね・・・。
3.乾かす
スプレーし終わったら乾かします。
フッ化炭素樹脂が繊維に浸透し、定着するのを待ちましょう。
湿度にもよりますが、体感では5分もあればほぼ乾く印象です。
4.ブラッシングして完成!
乾いた後はブラッシングし、表面を整えて終了です。
ウォーターストップの防水効果
コロニル ウォーターストップの防水効果はどれほどでしょうか?
さっそく、水をかけてみたいと思います。
見ての通り、完全に防水加工が施されたことが確認できました。
ジョウロからの水がプラスチックに当てたくらいの勢いで下に流れていますね。
水を流し終わった後も、靴に水が滲みることなく、水玉となっています。
息をフッと吹いたら、転がり落ちていきました。
コロニル ウォーターストップ。その名の通り、水の浸入を止めています!笑
防水スプレー後に靴を磨いて本当に良いの!?
コロニル ウォーターストップ防水スプレーのキャッチコピーとして、「靴磨きができる防水スプレー」というのがあります。
一般的に防水成分が表面につくことで防水加工が実現すると思いますが、コロニル ウォーターストップ防水スプレーはフッ化炭素樹脂を素材に浸透させるタイプのため、防水スプレー後に靴磨きをしてもまったく問題ないんだとか。
・・・本当かなあ?笑
デリケートな皮革にも使えるのは本当だった。
とりあえずコロニル ウォーターストップ防水スプレーをライトブラウンの革靴に吹いてわかったことは、「本当にデリケートな皮革にも使える」こと。
拭いた直後はもちろん水に濡れたような跡がつきますが、数秒も経てばまったくわからなくなります。
公式の説明としてもほぼ未加工ともいえるヌメ革にも使えると発信している理由に納得ですね!
防水スプレー後に靴磨きして水かけてみた。
ウォーターストップ防水スプレーをかけた後、ダスコの靴クリームで靴磨きを行いました。
DASCOのプレミアムシュークリームは一般的な乳化性クリームのため、防水機能が含まれていないものですから、今回の実験にはピッタリです。(DASCOの靴クリームについては別記事にてご紹介予定)
それではいよいよ、私のチャーチ ディプロマット ウォルナット ネバダカーフに水をかけていきます。
普段はちょっとした水撥ねなどももれなく染みるデリケートなアッパレザーですが、果たして…。
ウォーターストップ防水スプレー、すごいな笑
めちゃくちゃ水を弾きます。
すべて床に流れていきますね。
水をかけるのをやめてもこの通り。
一般的な防水スプレーだと水がしみ込みやすい履き皺部分においても一切水染みはありません!
コロニル ウォーターストップ防水スプレー、本当にスプレー後に靴磨きしても防水効果は保たれました。
気になるポイント
防水効果は確認できましたが、気になるのはその持続性ではないでしょうか。
コロニル公式Twitterによると、ウォーターストップの持続時間は2週間程度!
半月に一回程度で済むのは非常に楽チンなところ。
もちろん消耗品なので雨に当たると効果は落ちますから、雨が多い時期は積極的に使っていきたいところですね。
口コミ情報を調べてみた
- ウォーターストップは防水スプレー後に靴クリームを塗れるのが良い!
- 効果が2週間しか持たない…
- 通気性を維持するのでゴアテックスに使えるのが良い!
目立ったコメントをまとめてみました。
靴磨き好きの方にとっては、スプレー後に靴クリームを塗っても大丈夫。というのが評価されている様子。
一方で2週間という効果期間に不満を覚える人もいることがわかりました。
ゴアテックスに使えるというのは、雨具などで愛用している方のポイントが高いようです。
コロニル ウォーターストップ防水スプレーのまとめ
ということで今回は、コロニルのオールマイティで気軽な気持ちで使いやすい防水スプレー「ウォーターストップ」をご紹介しました。
布素材でも、皮革素材でも強力な防水効果を発揮し、さらに速乾性もあり、2週間の効果がある非常に使い勝手の良い防水スプレーでした。
お手元の防水スプレーがなくなった際、あるいは梅雨時期に向けて防水スプレーを探している方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
- デリケートレザーを含むどんな素材でも使える防水スプレー
- 速乾性があり、大容量だから使いやすい!
- 持続時間は約2週間!