洋服を長持ちさせる秘訣はブラッシングにある。
こんなこと今まで一度も考えたことはありません。服が汚れれば洗濯すれば良いし、洗濯できない服はクリーニングに出せば良い。動物の毛やほこりはコロコロで取ればいい。
しかし、服に対するケアはもう一つありました。それがブラッシング。
普段、靴に対するケアはもう普通の人からみれば”異常”なくらいにやっている私でしたが、お恥ずかしながら服に対してはまったくノーマーク。
ガンガン洗って、ガンガンクリーニングして、ボロボロになったら捨てる。
それをかねてから見かねていた妻がロンドン旅行の際に「洋服ブラシを買いましょう」と言ったのがきっかけとなり、人生初の洋服ブラシをフォートナムメイソンのアフタヌーンティ帰りに購入しました。
どうやら大抵の洋服は5回クリーニングに出したら寿命がきてしまうそうで、そうなるとブラッシングの持つ凄まじいパワーを再認識する必要がありそうです。
英国のブラシメーカー KENT(ケント)
KENT Classic Clothes Care Brushe
ホームセンターで売ってそうなパッケージ(笑)
いやいや感じなのは中身です中身・・・。
イギリス旅行後、どうも「Classic」の単語に弱くなったような気がしてならない今日この頃。
KENT Classic Clothes Care!! あーパワーワード。
ブラシは豚毛
艶かかなブリッスル(イノシシの毛)
ブリッスルと聞くと固いイメージですが、思ったより一段階柔らかめの毛なのでウール素材にも安心して使えそう。
2つの木素材が織りなす美しい柄
2種の木材が使用されており、その境目は日本の組木細工を思わせるほど精巧にできている非常に美しいブラシ。
ハンドル側には素晴らしい切り返しが表現されており、まさに工芸品的な美しさを持ち合わせたブラシとなっています。
ハンドルにはしっかり英国産のKENTのプリントが。
各国の言語で記載された説明書付き。
英国製だからって説明書に英語しか書かれていないなんてことはありません。
GBKENTの洋服ブラシ、その効果
GBKENTのブラシが100%のブリッスルを使用し、ボディも素晴らしい工芸品で出来ているブラシということはよくわかりました。
しかし、肝心のクリーニング能力はいかほどなのかそこが気になるところです。
さっそく、妻がいくつかの洋服をブラッシングしてみました。
(毛玉が出来ていたり、面があれていたり・・・)
ウールコートをブラッシング
Mac&Coのふわふわウールコート
数年間愛用したコートで、ここ最近は毛玉や繊維の固まりが増えてきておりなんとかしたいなあと思っていた矢先でした。
ブラッシング前
ブラシ前のふわふわコート。
このように繊維が徐々に固まってきています。
まだフワフワ感はありますがそろそろ手をうちたいところです。
ブラッシング後
ブラシ後のふわふわコート
あら!固まっていた繊維がほぐれてフワフワ感がかなり戻りました!
さすがに新品同様とはいかないまでもまだまだ使用できる風合いです。
ブラシに取れたウールの繊維
ブラシに残るウールの繊維。
思った以上に余分な繊維を取り除くことができたようです。
横から見てもかなりとれているのがわかります。
もちろん力を入れてこすった訳ではなく、ただひたすらに軽くブラッシングしただけです。
洋服ブラシの効果を実感した妻、さっそく他のウール製品にもブラッシングを開始しました。(笑)
これで色々な服達と今まで以上の時を過ごすことが出来そうです。
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