革手袋を使用する前に。【レザーグローブのプレケア】

新しい革手袋を手に入れたら少しだけ気になるのが「グローブを下す前に何かする必要があるのか」という点ではないでしょうか。

私は革靴が大好きなのですが、革靴の場合は履き下ろす前にクリームなどで流通や陳列される中で徐々に失われた油分を補給することで足馴染みが良くなったり、場合によって革靴自体の寿命も延びることもあります。

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同じ皮革製品であれば原則的には同じはず。しかし手袋に使われる革はそもそも比較的柔らかいものが多く採用されています。ペッカリーしかり、鹿革しかり。もちろん今回私が購入したアクアスキュータムのレザーグローブはラムスキンで出来ており、すでに柔らかく伸縮性も抜群です。

しかしふとこれまで何となく使用していたラムレザーの手袋を見ると、まあなんて悲惨な状況でしょうか。革の表面は荒れていますし、今にも切れてしまいそうなシワまで入っています。

これは新品から一切クリーム等を入れていないなかなかヘヴィに使われたレザーグローブですが、新品の時はなかなかキレイなものでした。やはり革手袋にもレザーケアは必要そうです。

革靴を履き下ろす前のケアは”プレメンテナンス”と呼ばれます。

やらないよりもやったほうが間違いなく良いレザーケア、さっそくアクアスキュータムの革手袋にも試してみることにしました。


革手袋に使うレザーケアアイテムを選ぶ

さて、それではどんなレザーケアアイテムを選べばいいのか。というところですが、私が持っているシューケアアイテムの中でトータルレザーケアを売りにしているアイテムを選んでみました。

1つ目がフランスが世界に誇るレザーケアのリーディングカンパニー サフィール社の”ユニバーサルローション”。2つ目がドイツのコロニル社が販売する最高級レザークリーム”コロニル1909シュプリームクリームデラックス”です。

候補1 サフィール ユニバーサルローション

何にでも使える超万能ローションとして有名なサフィールのユニバーサルローション。

ドレスシューズからカバン、ソファから車のシートまでなんにでも使用できるローションです。機能としては汚れを落としながら栄養を補給し皮革を柔らかくしてくれるという点。

唯一の欠点は少しばかり匂いが特徴的なところですね。

候補2 コロニル1909 シュプリームクリームデラックス

ミウラが2018年現在シューケアで最強の称号を勝手に与えているのがこのコロニル1909シュプリームクリームデラックスです。サフィールのユニバーサルローションと同様に靴に限らず全てのスムースレザーで出来ているレザー製品に使用できる万能性が売りです。

浸透性に優れるシダーウッドオイル羊の汗腺から取れる保湿力を高めるラノリン、そして防水性を付加するフッ化炭素樹脂で構成されたクリームは攻守ともに最高といったところ。

最近はカラー付きバージョンも購入し、ますます我が家での勢力を広げています。

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決めたのは・・・

熟慮の末、今回レザーグローブのプレケアに使用するのはドイツのコロニル1909シュプリームクリームデラックスにしました。

決定的な要素は”香り”でした。

先述のようにサフィールのユニバーサルローションは少し癖のある香り、一方でコロニル1909シュプリームクリームデラックスはシダーウッドの心地よい香り。グローブは何かと顔の近くを通るものですから、自分の好みの香りを選びました

レザーグローブのプレメンテ手順

1.クリームを取る

手を使えるグローブですから、クリームをそのまま指に取ってしまいます。

基本的に量は少な目です。レザーケアに使うクリームは思ったより少な目がベストと覚えておけば失敗することは殆どありません!

(写真のはちょっと多めです)

2.クリームを塗りこむ

レザーケアクリームを手に取ったら、そのままグローブに塗りこんでいきます。

手の甲や・・・。

手のひらにもよーく擦り込みます。

忘れがちなのが指の間でしょうか。

指同士をクロスさせてクリームを押し込みます。

指で塗るのもアリ

もちろん指や布で塗りこむのもアリですね。むしろこちらのほうがしっかりと塗れると思います。ものぐささんは私のように手袋ごといっちゃいましょう(笑)

3.柔らかい布で乾拭きする

レザーケアクリームを革手袋に塗りこんだら、クリームの成分が皮革に浸透するのを5分程度待ってから柔らかい布で乾拭きします。

布がひっかかりを感じなくなったら仕上がりです。

4.完成!

グローブの表面がスベスベになりました。

クリームのおかげか、さらに柔らかさと伸縮性が増したような気もします。

シダーウッドオイルの心地よい香りもたまりません!


防水性をテスト

さて、レザーグローブを使用する上で一番恐れることが”水に濡れる”ことだと思います。

ウィンタースポーツで使用するような化繊の手袋とは異なり、あくまで革ですので水に濡れることで縮みだったり品質の低下だったりと様々なトラブルが想定されます。

今回、コロニル1909シュプリームクリームデラックスを選んだもう1つの理由が防水性です。クリーム内にフッ化炭素樹脂が含まれていることで皮革の繊維に入り込み、通気性を保ちながら防水性を発揮してくれるという代物なんです。

水を吹きかける

ということで、早速テストしてみましょう。

霧吹きを雨粒くらいの大きさに出るように調整し、吹きかけてみます。

おっ。ちゃんと水滴がしみ込まずに革表面に残っているように見えます。

水滴をふき取る

実際にしみ込んでいないかはふき取ってみないとわかりません。

ティッシュを使って手袋表面の水滴を取り除いてみます。

気になる結果は

ご覧の通り、しっかりとした防水性を発揮してくれました!

ただし、もう片方の手袋では一部しみ込みが見られたので(塗りこみの甘さかもしれませんが)あくまでお守り程度と考えたほうが良さそうです。防水スプレーではなくあくまでレザークリームなのでしょうがないですね。


まとめ

ということで革手袋を使う前のプレメンテナンスは、コロニル1909シュプリームクリームデラックスがオススメ!

手袋は柔らかくなりますし、防水性が付与されることでトラブルリスクも減るのは間違いありません。

お手持ちのレザーケアクリームがある方は一度レザーグローブに使ってみると思った以上に良い効果が期待できるかも?もし手持ちが全くない場合は・・・コロニル1909シュプリームクリームデラックスを強く薦めさせてください(笑)