パリ最終日、最後の朝食は狙っていたカスクートサンドにしました。
他の宿泊客(ヨーロッパ圏の方)が先日作っていたのを目にして、どうしても食べたかったんです。
本場のバゲットにチーズ、それにハムを使った最高のサンド。
クリスピーなバゲットが弱った胃腸にザクザク刺さりそうな気もしますがもはや気にしません。笑
本日の予定はこちら。
- チュイルリー庭園をお散歩。
- オランジュリー美術館で睡蓮を鑑賞。
- シテ塔でサントシャペルとノートルダム寺院を見物。
- 芸術の丘、モンマルトルへ!
- パリ北駅からユーロスターでロンドンへ。
- ロンドンのホテルにチェックイン。
見物メインなので予定はちょっと多め。
さて、荷造りもそこそこにUber(ウーバー)で向かったのは…
ヴァンドーム広場
ヴァンドーム広場!
パリ屈指の超高級店やホテルが立ち並ぶ歴史ある…
を通り過ぎ。(滞在時間1分)
チュイルリー庭園
着いたのはセーヌ川沿いにある「チュイルリー庭園」です。
人工物のようにカットされ左右対称に配置された街路樹が印象的なこの公園。
パリを代表する典型的なフランス式庭園だそう。
まだ朝の早い時間でしたが、ランニングやミニサッカーを楽しむ人々に加え、私たちのように朝の散歩を楽しむ人々などその楽しみ方は様々。
こういった公園が身近にあるライフスタイルって憧れるなあ。
もっとゆっくり滞在できるタイミングがあれば、よく見かけるフリー素材のようにここに座って読書などしてみたいものです。(髪が…)
オランジュリー美術館で睡蓮と再会。
パリ旅行で欠かせない美術館はいくつもありますが、もっとも訪れるべき美術館はこのオランジュリー美術館でしょう。
世界でも大変珍しい「特定の作品のためだけに作られた」展示室。
そしてそこにあるのはあのクロード・モネの睡蓮。
テーマに沿って2つのホールに分けて展示されています。
いよいよ睡蓮の間に
展示室内に一歩足を踏み入れると、
そこにあるのは柔らかな自然光で照らされる繊細なタッチで描かれた巨大な睡蓮の絵。
想像を超える圧倒的なスケールで我々を出迎えてくれます。
(思わず写真に収めたくなるのは万国共通のようで。笑)
モネが描いた静寂の世界。
世界各国の観光客のみならず、地元の中学生くらいの子も見に来ていました。
よく外国人のお部屋紹介でアートが飾られているのを目にしますが、小さい頃からこんな世界に触れていれば、アーティスティックな感性もそりゃ育つってもんですね。
見習わないと!
さっそく、我が家でも芸術的感性を培うために睡蓮のカレンダーを購入。
額縁に入れればこの通り、素敵な絵画風に仕上がります。(月を変えれば絵も変更出来たり!)
地下1Fに無料靴磨きマシーンあり
地下1Fのトイレ前に靴好きなら絶対に目が留まってしまうであろう靴磨きマシーンがありました。
友人Zがパリのほこりにまみれたバッファローレザーのスニーカーをシャイン!
なかなか綺麗になっていましたが、革靴にやるにはちょっと勇気がいるかな。笑
サントシャペルでパリ最大級のステンドグラスを鑑賞する。
次に訪れたのはセーヌ川に浮かぶシテ島にある教会、サントシャペルです。
ここではパリでもっとも美しく巨大なステンドグラスを見ることができます。
サントシャペルでプチどっきり作戦
さて、そんなサントシャペルですがせっかくですから、ちょっとしたどっきりを仕掛けました。
入場の列で待つ間、いかにここのステンドグラスが素晴らしいかを二人に語ります。
※ちなみに入場料は10€(約1300円)です。
十数分の待ち時間のあと、ようやく入れた教会の”1階部分”がこちら。
やや小ぶり、というかかなりこじんまりとしたステンドグラスが見えますね。
そこでミウラがそれっぽく、
「ということで、これがパリでもっとも美しいと呼ばれるステンドグラスなんですねー!」とうそぶきます。笑
唖然とする2人。
ミウラ母「え、これで終わり?」
友人Z「これが一番美しいステンドグラスなの?どんだけ技術ないのよ。」
友人Z「っていうか去年見たノートルダム寺院のほうが百倍いくない?大丈夫?」
ミウラ(やばい・・・ノートルダムを一緒に見たの忘れてた!)
ミウラ「まあまあ、あっ!あんなところに階段がありますよ。昇ってみましょう!」
ミウラ母「ずいぶん暗くて狭い階段ね、まだあるの?」
友人Z「いやまじでさっきのステンドグラスないしょ?マーケティングやばくない?」
ミウラ「まぁまあ・・・、あ!もうすぐ出口ですよ!」(どきどき)
友人Z「うおっ!!」
友人Z「いやいやいやいや、これは11€の価値あるわ‥・」(+1€になってる)
ミウラ母「あらー!すごーい!」
ということで、こちらが真のサントシャペル教会のステンドグラスです。笑
後ろ側はこちら。
ちなみにステンドグラスというのは、原則的にモチーフとなった物語が描かれていることが多いそう。左から右へ、下から上へ並んでいるんですって。
サントシャペルでは聖書に基づく物語が描かれていました。
火災の傷跡残るノートルダム大聖堂
さてさて、シテ島にはサントシャペル以外にもパリ観光で欠かせないあの大聖堂があります。
そう、大火事に見舞われてしまったノートルダム大聖堂です。
正面からみると火災前とあまり様子が変わりません、あれれ?
もう少し近づいてみることに。
セーヌ川沿い名物 古本スタンド
ノートルダム大聖堂に向かう途中で遭遇したのがセーヌ川沿いの名物、古本スタンド!
とはいえ、フランス語が読めない我々にはあまり関係ないかな~。と思っていたのですが、母がアンティークデザインのポスターを発見。
よくよく見てみると他にも昔のVogueの表紙に今は無きキャバレーの看板や、パリ市内の写真などがありました。
ゲラン好きな母は画面右上にある古いゲランのポスターを購入!
スタイリッシュなパリジェンヌとエッフェル塔のイラストがあしらわれており、家に飾っておけばいつでもこの旅行のことを思い出せそうです。
修復中のノートルダム大聖堂
さて、肝心のノートルダム大聖堂ですが、近づいて横からみると悲しい状況がはっきりと・・・。
思った以上に燃えてしまったんだなあ…、約1年前にあの中を見学したのだなあと不思議な気分に。
早い再建を願いながらUBERを呼びます。
モンマルトルの丘を駆け上がれ!
最後に向かうのは芸術家の坂、モンマルトルです。
3大キャバレーのひとつ、ムーランルージュやサクレクール寺院がある場所としても有名ですね。
目指せ!Crêperie Brocéliande
パリ最後のランチはずっと前から決めていました。
これまで食べたどのガレットよりも美味だったあのクレープリーです。
坂を上って上って、ついにたどり着き・・・。
閉店中。(えぇ?)
なにやら建物で水回りのトラブルが発生しているそうです。
あっちゃー・・・これどうしよう?
ちょっと想定外の事態に困るミウラ。
近くのイタリアンレストランで済ませようかなと思いましたが、
「ラストランチがイタリアンなんてフランスから出国できない!」と
謎に皆テンションが上がってしまって…
3人が全力を尽くしてクレープリーを探すことに。笑
Crêperie Rozell Café
謎のテンションでモンマルトルの坂を駆け巡り(?)ついに見つけたのがCrêperie Rozell Café。
とっても小さいお店ながらトリップアドバイザーの評価も上々で、ちょうど席の入れ替わりで入ることができました。
トリップアドバイザーの評判どおりの素晴らしいガレット。
私は卵とキノコをクリームソースで絡めたタイプにしました。
フランスのキノコって香りが芳醇で本当に美味しい気がします。外国に被れガチな私です。
日本では蕎麦=麺類ですが、文化が変わればこういった形になってしまんだなあ~と、
そんな話をしながら疲れた足を休めます。
サクレクール寺院でパリ市内を一望する。
美味しいガレットでお腹を満たしたら、もうひと踏ん張り。
SNSにもよく掲載されるアートが描かれた階段をのぼってのぼって…
ようやくたどり着いたのは?
モンマルトルの象徴、サクレクール寺院です。
かなり頑張って坂道や階段を上ってきたのですが、最近は有料のロープウェイもあるそうで。(知らなかった)
ちなみにこの寺院はパリを見渡す高台に建っています。
なので反対方向を見ると…
素晴らしきパリの街並み。
そして広場では催し物が。
子供たちが混ざれるダンスショーが行われていました。
子供たちが楽しんでいると笑顔になるのは万国共通ですね。笑
フランス人たちに幸せを分けてもらい、モンマルトルを後にします。
パリ北駅
このパリ北駅ですが、ユーロスターの出発ロビーまで行ってしまうと、時間を潰せるようなお店がほぼありません。
ちょっと早く入り過ぎたことを今でもちょっと後悔しています。笑
そんな訳で、いよいよパリともお別れです。
パリ発ロンドン行きのユーロスターに乗り込みます。
晩御飯はユーロスターの車内食。
前回の旅と同様に、ユーロスターでは一等車となるプレミアムスタンダードをチョイスしました。
ビジネスマンやちょっと裕福な観光客が乗るようなクラスなので、治安が良く、座席も広く、軽食やドリンクサービスまで付くにもかかわらず、そこまで追加料金がかからないのが魅力です。
せっかくの日曜日をヨーロッパで過ごすのですから、本当は何とかイギリスでサンデーローストを食べたかったのですが…今回もダメでした。(食べ逃すのは3度目)
こればっかりは日程上、どうしようもできず。
次回こそは!
ロンドン、パディントン駅に到着
無事にロンドンにつきました。
一等車を利用したからか、そこまで疲労感はありません。
そして「I want my time with you」の文字が私の心をちょっとだけ昂らせます。
この旅はまさにそういうことなんだよなあと。
感傷に浸る暇もそこそこに、荷物を列車から運び出してUberでホテルへ向かいます。
ドライバーの方がロンドンについてたくさん紹介してくれたのが嬉しかったですね。
ホテルはストランドパレス
今回、ロンドンの拠点となるのは4つ星ホテルのストランドパレスです。
コベントガーデンが真裏にあり、ナショナルギャラリーまでは徒歩8分、アフタヌーンティで有名なSAVOYは道路向かいというなかなかの好立地。
さらにはホテル内も広く清潔で、サービスレベルもかなりGOOD!さらにはバス停や地下鉄駅も近くにあり、高齢の母を連れていくにはまさにぴったりとのホテルでした。
部屋はちょっと狭い。
唯一の欠点は明らかに部屋が狭いこと。
ちなみにスタンダードルームじゃありません。スーペリアルームのツインです笑
(パリの広々としたホテルが懐かしい…)
ホテル内のHaxells Restaurant & Barでパリのおさらい。
疲れ果てて先に就寝した母を部屋において友人Zと軽く一杯。
本当はジン・パレスというホテル名物のバーに行きたかったのですがすでに閉店時間でした。残念。
友人Zはサイダー(リンゴのお酒)、私は大好きなLONDON PRIDEというエール。
そしてオツマミはオリーブにスモークドアーモンド。(これがとっても美味しい!)
これまでの旅前半を振り返りながら、ロンドンで待ち受けている革靴屋や有名モデルをおさらいなどをダラダラと…。
旅の途中ですが、「親と一緒に気の知れた友人と旅が出来るとは、なんて幸せなんだろうか。」と改めて思いました。
普通であれば、「親と一緒」か「友人と一緒」の2択しかないはずですからね。
本当に二人には感謝です。
明日からはいよいよロンドン観光のはじまりです!
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