革靴などの皮革に一番優しい汚れ落としとして有名なタピールレーダーオイル。
松脂から精製されるバルサムオイルとオレンジの皮から精製されるオレンジテレピンオイルをメイン材料として構成するこのオイルは、まさに人でいうクレンジングオイルです。
たまった汚れをオイルで落としながら、皮革に油分が浸透し極めて優れた柔軟性を与えてくれます。下記は革靴に使用した記事ですが、その効果には驚くことばかりでした。
そして、このTapir Leder Oilには実力は何も革靴だけにはとどまりません。
皮革製品ならカバン、ベルト、ソファ、財布などなんにでも使える汎用性の高いレザーケアアイテムという一面です。
余ったタピールレーダーオイル
さてさて、前回の記事で受け皿に注ぎ過ぎてしまったタピールレーダーオイル。
いまだにオレンジの芳香を漂わせ続けるこのオイルを使って色々な皮革製品をケアしていきたいと思います。
Tapir Leder Oilをベルトに使ってみた
まず1つ目は革ベルトです。
私の手持ちの中で一番乾燥が進んでいるものをチョイスしました。
革というものは屈曲が繰り返されるところの繊維は劣化が早く、油分や水分が抜けやすくなってしまうので例えばベルトではまさにこの写真の部分となる先端は乾燥が進みやすくなりますね。
乾燥が進んだタピールレーダーオイルを塗り込みます。
レザーケア製品というより、オイルそのものなだけあって流石圧倒的浸透力を持つタピール。
どんどんベルトにしみこんでいき、乾燥してカサカサしていた部分もしなやかになってきました。
ベルトに使用した結果
グニャリ。
写真ではあまり写っていませんが、ベルトの裏側のぼそぼそしてしまった部分もかなり滑らかになりました
ベルトをズボンに通した後の感覚もかなり滑らかになっており、肌触りがかなり良い感じです。
もっと早く使っておけばよかった・・・!
まだまだ余っているタピールレーダーオイル。
Tapir Leder Oilをカバンに使ってみた
次はちょっと歴史あるCoachのハンドバッグを。
ミウラ妻が母から譲り受けたモノでもう十数年前のモデルだそうです。
しかしほとんど使っていなかったこともあり、カバン全体の状態はとても良いですが皮革部分については乾燥感が多少感じられました。
さすが世界的バッグメーカー”コーチ”。
十数年放置されていても素晴らしい肌理を保っています。
しかし、多少の乾燥感を感じられるのは事実ですから、この(余った)タピールレーダーオイルを使ってレザーケアを行っていきます。
Tapir Leder Oilをコーチのカバンに塗り込んでいきます。
ベルトほどでもありませんが、やはりTapirレーダーオイルの浸透力はすごい。
カバンのレザー部分がどんどんとしっとりしていきます。
カバンに使用した結果
とても自然な光沢感となりました。
触り心地も滑らかになり、まさに効果抜群といったところ。
地面に接地する部分なのでこのバッグの角部分は定期的にお手入れをしたほうが良いかもしれませんね。
カバンのベルト部分にももちろんオイルを塗り込みました。
まだまだ残っているタピールレーダーオイル(笑)
Tapir Leder Oilを革財布に使ってみた
最後にお手入れするのはとても柔らかいシボ革を使ったトリーバーチの革財布。
ちょっと黒ズミが目立ってきたので汚れ落としをメインにタピールレーダーオイルを使ってみます。
オイルを柔らかい布にとってから、優しく革財布の表面を拭き上げていきます。
柔らかめの革だからか、浸透速度も早い!
優しく、かつ素早く布を滑らせます。
ちょっと色が濃くなりました。
しかしタピールレーダーオイルはすぐに元の色に戻るので大丈夫です。
あまりに大量に付けすぎると濃い色のままになってしまうそうなので、ドップリと使うのはやめておいたほうが良さそうですね。
そして肝心の汚れ落としの効果は・・・!?
この通り汚れが布にしっかりと移っています。
タピールレーダーオイルは極めてマイルドな汚れ落としとしての側面もあるので、こういった繊細な皮革にも安心して使用することができますね。
財布に使用した結果
この通り、柔らかというなしなやかな肌理となりました。
思った以上にハードに使われる革財布。
この革財布をTapirレーダーオイルでお手入れするのは結構オススメです!
まとめ
ということで革靴のみならず、皮革製品ならばどれでも安心安全にお手入れできるタピールレーダーオイル。カバン、ベルト、財布、どれに使っても間違いない効果です。
少し高めですがシューケア用以外にレザーアイテムにも使えるTapir Leder Oil。
革靴のみならず奥様のレザーアイテムも一緒にケアすると喜ばれるかもしれません!
私は喜んでもらえました!笑
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