靴を磨く際、大抵の人は靴墨(靴クリーム)とTシャツの切れ端。
そんな人も多いと思います。
しかし、シューツリーというものを入れることによってとっても靴磨きがやり易くなりますし、革靴も長持ちするのはご存知でしょうか?
今回はリーガル(REGAL)のプレーントゥシューズでシューツリーを使わなかった時と使ったときの靴磨きのやりやすさを比較していきます。
シューツリーを使わないときの靴磨き
まずはシューツリーを使用しない場合の靴磨きを実際に行ってみましょう。
正直言ってかなり大変でした。笑
1.靴クリームを塗る
古いTシャツなどの柔らかい布を使って靴クリームを革靴に塗りこんでいきます。
しかし、シューツリーが入っていない革靴に靴クリームを塗り込もうとすると、柔らかいアッパーが凹んだりしてなかなかうまく塗れません。
2.ブラッシングする
靴クリームを塗って数分待ったらブラッシングをします。
しかし、やはり支えがなく柔らかいアッパーのせいで上手くブラッシングできません。
シューツリーの代わりに靴に手を入れて裏から押さえつけながらブラッシングします。
3.ポリッシュグローブで磨く
ポリッシュミトンを使って仕上げるときも同様です。
手を入れないと凹んで上手く磨けないですし、手を入れると磨き面を逐一押さえ続ける必要があります。これは実際にやると結構な手間です。
シューツリーを使ったときの靴磨き
それでは先ほどとは反対にシューツリーを使ったときの靴磨きの様子を見てみましょう。
1.シューツリーを入れる
まずはシューツリーを靴に入れます。
つま先側から差し込み押し込むだけ。
シューツリーを靴に入れるとこのように革靴表面のシワも伸びます。
アッパーを触るとシューツリーに支えられているため固い感触となります。
靴を履いているときのように靴が内側から支えられているような状態です。
2.靴クリームを塗る
次に靴クリームを塗っていきます。
シューツリーが無いときに比べて硬いものに塗る感覚となるのでどこまでどれだけ塗ったかも一目瞭然で塗りムラはほとんど起きません。
3.ブラッシングする
数分たったらブラッシングをしていきます。
こちらもシューツリーが入ったことにより靴全面を均等にブラッシングすることができます。
余分なクリームをブラッシングでしっかり伸ばして落とすという靴磨きの中でも大事な作業がとてもやりやすくなりました。
4.ポリッシングミトンで磨く
最後の磨きの工程もシューツリーを入れるととっても簡単!
ポリッシングミトンで磨けば磨くほど輝きが増してくるので靴磨きがどんどん楽しくなってきますよ!スルスルとした軽やかな感触になったら完成です。
革靴を磨きやすいシューツリーは?
シューツリーはただ入れればよいというものではありません。
サイズや形があったシューツリーを選ぶことで、シューツリーが革靴にもたらす効果をさらに強化することができます。
〇:セパレートタイプのシューツリー
これは良くあるタイプのシューツリーです。
カカト部分とつま先部分が分離しており、さらにつま先部分が靴の形状に沿うようにセパレートしています。
このタイプはほとんどの靴に合わせることができるという強力なメリットがあります。
とりあえず合うシューツリーが分からなければセパレートタイプを選んでおけば失敗はしません!
◎:一本型タイプのシューツリー
こちらは一本型のシューツリー。
カカト部分とつま先部分が分かれているのはセパレートタイプと同様ですが、つま先部分が一本で仕上げられています。
このタイプのメリットは甲エリアまでカバーできること。
セパレートタイプの画像と見比べるとアッパー自体のシワも伸ばしていることを確認できます。
しかし、一方で革靴に合ったものを選ばないと横幅が不足することも。
ちょっと通販で購入するのはお勧めしずらいのですが、店頭でシューツリーを選べる環境があるならば間違いなく選択肢に入れるべきタイプの1つです。
ちなみにこのタイプで小指側がセパレートしているタイプもありますよ!
まとめ
ということで今回は靴磨きでのシューツリーの重要性に迫ってみました。
カンタンにいうと「シューツリーを使うと靴磨きがとてもやりやすくなる!」なのですが、念のため以下にシューツリーの機能をまとめてみました。
シューツリーの機能
- 基本的には靴が経年により反り返っていくのを防ぐのが第一の目的。
- 木製のため靴の湿気(足から出た汗)を吸収する役割もある。
- シダー製であれば防臭効果も期待できる。
- シューツリーを入れておけばシューケアがしやすいのは忘れずに!
シューツリーの使い時
革靴好きな人であれば靴の数だけ保有している人がほとんどです。
一方でそこまで必要ない・・・という方は上のように靴磨き用に1つは持っておくと便利だと思いますよ。シューツリーは靴を磨いた後、他の靴にも使いまわしてもいいですし、次のケアをするまで入れっぱなしでもいいです。(私は入れっぱなし派です)
もし今までご使用されていないのであれば是非導入することをオススメします。確実にあなたのシューズライフが1ランクアップしますよ!
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