ついにやってきました。
名古屋旅3日目。
この旅のメインイベントとなるブロガー仲間Oboistさん(Mes favoris et musique)と名古屋で買い物ショッピングツアー。
今回お会いするのが生粋のファッションブロガーの方ですから、ファッションレベル38くらいの友人Zはともかくとして、レベル2くらいの私にとってはちょっと頭が痛いところ。
無論、オボイストさんのことだから絶対に本日のファッションについて聞かれるだろうなと思い、悩みに悩んだ末、ロンドンで見かけたメンズスタイルで赴きました。
服を買いに行く服がない!とのごとく、オボイストさんに会いに行く服がない!と妻に何度も相談したのも良い思い出。笑
ロンドナーのメンズスタイルとは?
3回ほどロンドンを訪れた私のイメージは下記。
- 濃い目のデニム
- 長袖のシャツ
- 黒いアウター
- 足元はもちろん革靴(日本に比べてマジで多い)
- 自分を表現する小物(帽子やマフラー、傘など)
Oboistさんはマーガレットハウエルのようなブリティッシュブランドもお好みのようなので、上のルールを守っていればたぶん問題ないはず。
足が(やや)短い以外は完全に現地ロンドナースタイル!
これで戦える、戦えるぞ!
名古屋城
友人Zのホテル前でOboistさんといよいよご対面です。
この日はオボイストさんの愛車でショッピングツアーをやっていただけるということだったのですが、わざわざ前日に下見までしてくれたということで、まだ会ってもいないのに恐縮しっぱなしの我々ふたり。
ホテル前に止まっていた車から颯爽と降り立って現れたのはインスタで投稿されていた通りのファッションに身を包んだ素敵な男性。
(めちゃくちゃカッコイイし)と思いながら軽く挨拶をし、さっそく愛車に乗り込ませていただきました。
目指すは友人Zの希望の名古屋城。
…見学の様子は第三者目線で書いてくださったオボイストさんの記事をご覧ください。
ここでいきなり事件が発生。
前日、明日履く予定の靴下の色合いを確認していたのですが、友人Zがまさかの心代わり。(ワインレッド宣言をしていた)
その結果、意図せずまったく同じのJ.M.Westonのブルーソックス×茶靴という仲良しコーデが爆誕してしまいました。(色だけではなく、メーカーも一緒だったのですよ、オボさん…)
(ペアルックじゃないんだから)
土禁の場内を見学後、噂のオボイストジョッパーブーツの機動性を目の当たりに。
この形状でスリッポンは本当にスゴイ!
ジョッパーって出先で脱ぎ履きするの本当に大変ですからね。
見た目も履き皺の雰囲気も有名英国シューメーカーと同じ雰囲気がプンプン出てます。
ジョッパーブーツをご検討の方は、ぜひオボイストブーツも見てみてくださいね。
趣き溢れる名古屋城の散策で友好を深めた(?)ところで、いよいよショッピングツアーの始まりです!
1店舗目 シャツのマルヤス
1店舗目はオボイストさんが超PUSHしてくれたシャツのマルヤスさん。
いわゆるビスポークシャツ屋さんで、採寸から縫製納品までオーナーの安井さんが一人でご担当されるんだとか。
ちょっと敷居の高そうな見た目でしたが、店内に入ると安井さんが温かく迎えてくださり、すぐにリラックスした雰囲気になりました。(安井さんの足元は素敵なスエードのオボイストモデルが!)
店内は360°と言っていいほど良い意味で生地だらけ。
果たして「優柔不断」かつ「買い物には時間をかけるタイプの私は素敵なシャツをオーダーできるのか・・・!?
安井さんやオボイストさんの説明を聞きながらフワフワと店内を見ているとカウンター近くのマネキンがオボイストシャツ ソメロスVer.を着ていました。
名古屋ショッピングツアーというよりはオボイストさんとのショッピングツアーでしたから、私も何かひとつはオボイストアイテムがほしいと思ってたところ。
昨年くらいから私は上質なトップスがほしいなあと思っていたこともあり、これはちょうど良いものが目に入りました。
ちなみにシャツについて何となく決めていた仕様は下記2点だけで、後は蓋を開けてみてのスタイル。
- タックアウトシャツ
- 少し厚めの生地
オボイストシャツ ソメロスVer.を触ってみるとやや厚手の求めている生地感でした。
聞くとポルトガルにあるソメロス社の綿100%フランネル素材で名古屋の秋冬でも着れる生地感なんだとか。(ということは北海道ではほぼ通年着れるのでは?)
さらに、ウール無しの綿100%なので洗濯ができるのが激熱ポイント。
これは、、、この生地いいかも!と思い他のソメロス生地が置いてあるコーナーを見てみると
ふと目に入った2つの生地にビビッときました。
グレーを基調としたチェックに美しい水色のラインが入ったもの。(ブルーペーンというそうな)
そして、もう一方は普段の自分なら必ず選ぶ黒とグレーの小さなブロックチェックパターンのもの。
そこそこ悩んで、ちょっと旅の勢いもつけてグレーを基調としたチェックに美しい水色のラインのソメロスの生地を選びました。
ほとんどの仕様はオボイストシャツ ソメロスVer.と同じとしましたが、唯一変えたのは裾丈です。
タックイン、タックアウト両方に対応できる丈となっていましたが、私はあえてタックアウト専用に。(カジュアルなファッションが普段多いので)
とはいえ、その調整のバランス感などはサッパリわからないのでOboistさんにタックアウト専用シャツとするならばという目線で丈の長さをご提案いただきました。
ちなみにこのときは言語化できなかったのですが、なぜかとっても気になったこのスカイブルー。
実は熱田神宮で引いたおみくじに書かれていた開運カラーだったんです。笑
まさかここで繋がっているとは…。
ビスポークシャツの採寸
生地と仕様が決まったらあとは採寸をするだけ。
とても印象的だったのが肩の角度までしっかりと採寸いただいたこと。
今更ですが、カジュアルに着れるシャツでビスポークだなんて・・・
どれだけ自分にフィットしたシャツが出来上がるか楽しみだなぁ!
友人Z’s チョイス
一方で友人Zはオボイストプルオーバーシャツのブラックフランネルに即惚れ込んで即決。(やっぱりね)
このあたりのファッション感性がかなり近いと思っていたので、即決できるくらい良いアイテムを繋げることができて何となく嬉しいところ。
そしてなんと2着目にもすぐ手をつけてしまうのがファッションクレイジー。
割となんでもブルー系が好みの友人Zですが、選んだのがこちらのかなり古い日本製の生地。
青に微妙に緑が入ったような色合いで、生地感は夏に合いそうな和テイスト。
このシャツがあればファッションの幅が広がる気がするとかなんとか言っていましたね。確か。
(こちらは私と同様にノーマルなオボイストシャツをベースにしていました。)
袖ボタンをギボシにしたいんだぜ?
マルヤスさんでの時間も佳境に…。というところで友人Zがおもしろいアイディアを提案していました。
それがカフスボタンもギボシ化できないか?というもの。
「それはおもしろいですね」とオボイストさん、さっそく安井さんを含めて作戦会議が始まっていました。
(最終的に出来上がった友人Z’sシャツ。左のシャツのカフボタンに注目!)
味噌煮込み 川合屋
シャツのマルヤスで大満足した我々一行、腹は減っては買い物はできぬということでランチ休憩を挟むことにしました。
美味しいモノはSHINYAに聞け。
誰が言ったかわかり、、、というより今つくりましたが、とにかくファッションデザイナーのSHINYAさんがオススメするお店は例外なく美味です。
オボイストさんもSHINYAさんと交流があるということで、せっかくなので3人でSHINYAさんオススメのきしめん屋さん「川井屋」へ。
味噌煮込みときしめんを同時に味わえて一石二鳥!と思いデラックス味噌煮込みきしめんを注文したところ、とんでもない量が出てきて唖然。
普段なら完食を目指しますが、なにぶん胃腸が少々弱いものでこれからロングドライブが待っていることも考え、少し残してしまいました。(すみません)
でも味はサスシンヤで最高でした。皆さんもぜひ!
(鍋か?)
2店舗目 スージースヴェルト/SUSIE SVELT
2店舗目はハンドメイドレザーグッズのお店「スージースヴェルト」
スージースヴェルトにオボイストさんがオーダーをかけたいわゆる「血潮シリーズ」はMes favoris et musiqueの中でもとくにお気に入りの記事達です。
我々の目的はビスポーク腕時計ベルト。
私はとくに具体的なイメージを持たずにきましたが、友人Zは「ピンクゴールドの時計に濃いブルーを合わせたい」と明確なコンセプトがあったので、まずはそちらからスタート。
(奥からたくさんでてきたブルーなレザーたち)
ブルーなんてピンクゴールドに合うのか?と思っていたのですが、実際の合わせを見るとこれがなかなかにスタイリッシュ。
ググるとそれなりに反対色に位置する関係性みたいですね。
友人Zはこちらのディープブルーのアリゲーターが気に入ったようですが、途中から考えていたSusieSvelt×Oboist Oboist Watch Strapだと、両面アリゲーターは耐久性の面で厳しいようで(両面アリゲーターとダブルリングバックルの相性が悪いそう)悩んだ末にスタンダードなタイプのオーダーに着地していました。
ミラウは超苦戦
そんな様子を横目で見ながらフワフワとイメージを膨らませていた私。
そもそもこれが間違いでした。
普段から騒動買いには程遠く、買い物にはかなりの時間をかけるスタイルなんですが、それでもシャツのマルヤスさんでは不確定要素を残したまま入店し、店内で仕様や生地、カスタマイズ部分をエイヤッと決めた経緯があります。
今思うともうこの時点で私のショッピングHPはゼロだったんですね。笑
撮影した画像を見直すとグッとくるであろう革たちにもなにも感じず、なかば不感症の状態になってました。
その中でもとくにいま見ると良かったのでは!?と思う2枚をご紹介します。
まずはグレーのシールスキン。
めちゃくちゃカッコイイですよね。グレーのシールスキンは他の方がオーダーしたSusieSvelt×Oboist Oboist Watch Strapの革だったのですが、これを思いつく人すごい。
ステッチをブルースティールと同じカラーにして・・・うーん、つけてるだけでオシャレ度がグッと上がる気しかしません。半袖に合わせてみたい。
もう一本は靴好き、革好きが大好きな復刻系ロシアンカーフ。
ニットとかに合わせたら素敵そうだなあ、なんて思っちゃいますね。ドッシリした印象。
こちらはヨーロッパの個人がロシアンカーフ好き過ぎてトナカイ革を独自に鞣して作られた製品だとかで、とんでもない雰囲気がバシバシ出てました。
興味のある方はスージースヴェルトにご連絡を。(かなり希少らしいです)
3店舗目 ROMANZO/ロマンツォ
「名古屋屈指の服変態に会う。」がテーマの3店舗目。
本当にいました、とんでもない服変態の方が。
ロマンツォ、オーナー市原さん。
結論から言うと、市原さん(ロマンツォ)の魅力はブログで紹介するのはちょっと難しいです。笑
- 服のことを勉強するのが嫌いなんです。
- ウェストンのゴルフにキルトを合わせてるのを見て、この人も変態だとすぐにわかりました。
- 一生モノという言葉が一番嫌いなんで…。
- オーセンティックな商品は必ず着なくなります。だけど安心してください…
- やりすぎたかもしれませんが・・・、僕は好きですね!
- めちゃくちゃカッコイイですよね!
キーボードをたたきながら思い返す名言の数々。
一番好きだったのは
「僕は、好きですね!」という言葉。
なんか雰囲気がとか、今の流行がとか、お客さまにお似合いです。とかではなく、ただシンプルな「僕は好き」っていう言葉がすごい刺さって。今でも思い出すほどです。笑
(確かにウェストンのゴルフを買って、さらにわざわざキルトつけてたら変態よな…)
出会った!ロマンツォが繰り出す至高のグルカパンツ
数々の秘伝?の名作を提案されて最終的に友人Zが購入したのが、こちらのブラックウォッチ柄のグルカパンツ。
このパンツ、シルエットももちろんですが、何がスゴイって履いただけでまるでウィルスミスのような黒人男性的なヒップに仕上がること。服ってすごい。
(あまりのカッコ良さにオボイストさんも気になってしまっていました。笑)
私もせっかくなので、市原さんを思い出してパワーをもらえるアイテムがほしいなと思ったのですが、やはりというか前段の通り、体力を使い果たしてショッピング不感症になってしまい、どれもピンとこず…。
でもあのネクタイ買っておけば良かったかなあ?なんて思い返す今日この頃です。
ロマンツォ、ファッション好きの方が名古屋に訪れる際はぜひ足を運んでみてください。
本当に素晴らしい体験ができますよ!
4店舗目 Sewn shoe makerにはたどり着けず。
ちなみにこの日、最後の予定だったSewn shoe makerさんにはタイムアップでたどり着けず。
これまで日本人の方が運営される靴工房にお邪魔したことがなかったので楽しみにしていたのですが、時間は有限。仕方がありません。
靴好きを唸らせる数々のオボイストコラボを繰り出した靴工房。
次回機会があればぜひ伺ってみたいものです。
アメリカンダイナー
最後はアメリカンダイナーでおつかれ会を。
男子三人、バーベキューリブを頬張り、手をベタベタにしながらいろんなお話をしました。
(本当に楽しい一日でした。)
コテコテのアメリカ料理にご興味のある方は→TGI FRIDAYS
〆はTHE ROCK オージーバー&レストラン
2人と別れて半ば義務感的に向かったのはホテル近くのオージーバー。THE ROCK NAGOYA
流石に三日連続通うと店員さんも覚えてくれて、シナモンウィスキーをサービスしてくれました。笑
ここは本当に手作りカクテルが美味しかったです。ビールの提案もしていただいたりして。小林さん、ステファニーさん、ありがとうございました。
(右側に写っているグレートバリアリーフは個人的な名古屋思い出の味と化しました。)
最終日はラルフローレンカフェで。
まったく予定のない最終日、久屋大通公園をフワフワと歩いているとラルフローレンのカッフェがありました。
なんとなくモーニングを食べて見たかった気もしたのですが、そこまでお腹もすいていなかったので、オシャレを優先。
コーヒーがたっぷり入ったマグカップを片手に、キャロットケーキをかじりながら名古屋の思い出を思い返します。
やはりもっとも思い返すのは3日目。
念願のオボイストさんとの一日でしたが、「あー、こんなことも話したかったなぁ。あれも話たかったなぁ」と反省点がたくさん思い浮かびます。
またいつの日か、お会いしたいものです。
(札幌ではなかなか出会えないタコス専門店で名古屋最後のランチ)
帰り際、中部電力 MIRAI TOWERのふもと。
札幌ではまだまだ見ることのできない桜を眺めることができました。
良い旅をありがとうございました!
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