こんにちは、ミウラです。
冬の雪国、特に私が住んでいるような地域では、朝起きて外を見るのが楽しみ半分、恐怖半分といったところ。ふわふわのパウダースノーももはや見飽きましたし、雨と雪が交互に降った翌日の過激に滑る地面なんてのはもう想像もしたくありません。
そんな中、ここ数年冬底界隈で最強の名を欲しいままにしているのが、Vibram(ビブラム)社のアークティックグリップというソールです。当ブログでも発売直後くらいにご紹介させてもらいました。

もはや5年ほど前の記事ですが、実はこの間、一切交換をしてませんでした。というのもここが靴好きの悪いところで、そもそも冬に履きたい足数が多いわけです。なのでまず全然減らない。
そして死線を潜り抜けてきた道民というのも原因のひとつで、我々はある程度滑る路面を歩くという行為については幼少期から相当鍛えられているという点。つまり、多少ゴムが硬化したところであんまり影響ないんですね。
そんなわけで5年も履いていたのですが、いよいよゴムの劣化が進んで崩壊し始めてきました。いよいよ交換したいなというところで、ふと思い出したのがこのアークティックグリップの新作です。
アークティックグリップ オルテラインを取り付けてみたよ
今回、アークティックグリップの進化版である「アークティックグリップ オルテライン(All Terrain)」について、リファーレ札幌さんにてソール交換にて取り付けをしてもらいました。
リファーレ札幌さんには、以前ビブラム ラプターソールをつけていただき、そのときの仕上がりに大変満足していたので、今回も安心してお願いできました。(そして今の環境だともっともアクセスが良い!)

リファーレ札幌さんの丁寧なお仕事
これまでアークティックグリップといえば、青い模様のソール。みたいな感じでしたが、新作のオルテラインはオレンジ模様の冬底ソール、というのがもっとも伝わりやすい表現かもしれません。

荒れに荒れまくっていたコバも新品と見間違うほどの綺麗な仕上がり!
ビブラム アークティックグリップ オルテラインソールと従来のレザーソールもピタリと接着されています!

ゴム底を取り付けると、靴のバランスが崩れてしまい歩行感がおかしくなるケースもたまにあるのですが、そのあたりは流石老舗店ということで、従来と同じバランスに仕上げていただけました。

普通のかかと修理も大満足の仕上がり
ノーサンプトンのファクトリーストアで購入し、10年もの歳月が経ってしまったジョンロブのシティ2に使われているオリジナルアウトソールが大変なことになってしまっていたので、かかと修理をお願いしたところこちらも大変丁寧に仕上げていただきました!

(靴好きブログやってるのに積み上げヒールまで削れた靴を出すのってどうなんですか?)

(文句の付け所が一切ないめちゃくちゃキレイな仕上がり)
オルテラインの機能・性能について
ビブラムが「氷の上で滑らないこと」を最大のミッションとして開発したのがアークティックグリップ・シリーズ。どんな機能や性能があるのか、1つずつ見ていきたいと思います。
従来の「アークティックグリップ ブルー」との違い
名前の通り「全地形(All Terrain)」対応へと進化したのがオルテラインです。
まずは細かいガラス繊維が含まれたザラザラしたエリアとなる通称ラグがブルーからレッド(オレンジ?)にパワーアップ。色が変わってオシャレになりました。ではなく、これまで以上に濡れた路面でも滑りづらくなったそうです。
冬のコンビニや地下鉄駅などの不意を突いた滑りがこれまで以上に軽減されるのはかなり良きですね~。

また、ベースとなるゴム素材もXS Trek Evo(エックスエス トレック エヴォ)が採用となり、さらにパワーアップ!
具体的には山用ブーツや海用シューズに使われているかなりアウトドアな素材のようで、-20℃まで硬化せず、加えて従来より少し固めになったようで、さらに耐久性が上がったそうです。(確かにブルーのアークティックグリップは3-4年目で崩壊が始まってました)

実戦検証!雪国で実際に歩いてみた感想
リファーレ札幌さんでバッチリ仕上げてもらった靴を履いて、冬の厳しい路面を歩いてみた感想をご紹介します。

圧雪路面
オルテラインは従来のモデルよりも溝が深く、雪をしっかりグリップします。
以前のアークティックグリップブルーは結果としては、「寒冷地面特化型」で雪の上では意外と普通の感触でしたが、アウトドア系ソールにも使用されるXS Trek Evoを使っているオルテラインは雪山歩行に近い安定感があります。

コンビニの床や駅のタイル
オレンジのガラス繊維によるラグはかなりレベルアップした印象。ブルーのガラス繊維のときにあった擦れ音がかなり軽減されており、当然ツルっとした床では滑ったこともありましたが、オルテラインでは普通のゴム底ソールと同じような感覚で歩くことができます。
確かにこれは進化系!そんな気がしました。

氷上性能はどうか!?
北の大地の冬では、雨が降った後に氷点下になって路面が凍ることは日常茶飯事です。
まさに氷の上を歩いて通勤するみたいなことも普通にあるわけですね。
しかしながら、ここまできたらおわかりの通りです。流石はオルテライン、スタッドレスタイヤさながらのグリップ力でガンガン歩くことができました。

アークティックグリップ オルテラインのメリットとデメリット
メリット
- 普通のゴム底ソールの感触がほとんどなのに、雪道でしっかり止まれる余裕感。好きなブーツや靴でどんな路面も歩ける万能性はすごいの一言。
- アウトドアシーンでも使用されているXS Trek Evoのラバーソールは、濡れた硬い床面でもこれまで以上に滑りづらい!
- 冬メインではあるものの、オールシーズン・全天候対応。冬専用のスタッドレスタイヤのような極端な柔らかさではなく、秋口や春先のべちゃべちゃ路面でも使える耐久性。
デメリット
- 導入コストは結構高め。ソールと作業台を合わせて14,000円前後ですから、割とそこそこのアウトドアシューズなどを購入できてしまうコスト感。(とはいうものの好きな靴やブーツをカスタマイズできるという圧倒的メリットがある気もします)
- 屋内での音。ガラス繊維が配合されているため、どうしてもツルツルの床を歩くと「キュッキュッ」という音が多少出ることはゼロにはできません。(ブルーよりは軽減されている印象)
まとめ

ということで今回は、最新の冬用最強ラバーソールとなる、ビブラム アークティックグリップ オルテラインのレビューでした。
一般的な歩き心地のまま、冬道に完全対応したこのソールは「現在の靴業界で手に入るソールの中で、最も氷と雪に強く、かつ最も汎用性が高い正解の一つ」だと言えます。
一方でデメリットとして記載したコストの高さはなかなかに印象的。まずは「これだけはどうしても冬も履きたい!」といった冬用のシューズやブーツに取り付けてもらってみるのはいかがでしょうか?
SHOP INFO
- 店名: リファーレ札幌(Rifare)
- 特徴: ビブラムソールのラインナップが豊富で、丁寧なカウンセリングと確かな技術で雪国仕様へのカスタムを提案してくれます。
- https://www.stellarplace.net/shop_detail/650


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