テニスにハマる30代サラリーマン、ボールを打つ快感を追い求めて早数ヶ月。
これまで愛用してきた「GEL-Resolution 8」をヘビーに履き倒し、ついに新作「GEL-Resolution X」へと乗り換えました。
ということで、今回はその全貌を週末テニスプレイヤーの低い目線でじっくりレポートしていきたいと思います。
どうしてXに乗り換えたのか?
「GEL-Resolution 8」を選んだのは2020年、ジョコビッチ選手も愛用した名作として話題になっていたからでした。当時は『初めての本格テニスシューズ』として、足元の安定感とクッション性に感動し、週末テニスを支えてくれました。

しかし、かれこれ4年以上の酷使でミッドソールがヘタり、衝撃吸収力や反発力が明らかに低下。
加えて、体重増加による締め付け感が強まった結果(悲しい)、最新技術を詰め込んだ「GEL-Resolution X」に興味を持ったのが乗り換えのきっかけ…。
というのが家族向けの説明で、実はSNSでたまたま見かけたA.P.Cとのコラボ広告をみてもう全然デザインでほしい!と思いましたね。(正直)でもサイズが小さくなったのは結構気になってました笑
GEL-Resolution Xの基本スペック
FF BLAST PLUS ECO+FLYTEFOAMの衝撃吸収
GEL-Resolution Xでは、かかと部にテニスシューズ初採用の「FF BLAST PLUS ECO」をミッドソールに搭載し、前足部には従来のFLYTEFOAMを組み合わせた2ピース構造としています。
これにより、衝撃吸収と安定性を高い次元で両立しているそうです。(GELどこいった?)
特徴的なのは少し高さがあるなあというところ。厚底シューズとまではいいませんが、決して薄い方ではないので、そのあたりが気になる人はいるかもしれません。
DYNAWALL™の進化
8にも使用されていたDYNWALL™、つまり樹脂による補強ですが、横ブレを抑えるミッドソールのサイド補強がメインの目的でした。しかし、GEL-Resolution Xではこれがかかと部分まで延長され、より激しい運動時の安定性がさらに向上しているとのこと。
確かに小指からつま先部分まで一体成型のパーツがグルリとシューズの周りを守っています。
DYNALACING™&DYNAWRAP™のホールド感
シューレース周りの新設計「DYNALACING™」により、必要な箇所だけをギュッと締められるよう進化したということで、確かにアッパー全体が足を包み込むようにフィットし、踏み込みやジャンプの瞬間もこれまでに比べてさらにズレずらいホールド感になった気がします。
ただ、気になるのがシューズ内側の最後の靴紐を通す部分がアッパーではなく、内側に設けられたストラップになっているということ。これの耐久性は使ってみないとわかりませんね…。
安定のオールコートソール
私は原則インドア派(カーペット派)なので、外用シューズは一足だけとなるため「オールコート用」のソールパターンを選んでいます。
前回同様ハードコート・オムニコートどちらでも良い塩梅のグリップとスライド制御をしてくれる気がします。(そこまでソールパターンで変わらない気がしています)
GEL Resolution 8とGEL-Resolution Xの製造とサイズ感を徹底比較
項目 | GEL-Resolution 8 | GEL-Resolution X |
---|---|---|
ミッドソール素材 | 前足:FLYTEFOAM 後足:GEL |
前足:FLYTEFOAM 後足:FF BLAST PLUS ECO |
横ブレ補強 | DYNWALL™(ミドル部のみ) | DYNAWALL™(かかと部まで延長) |
ホールド | DYNAWRAP™ | DYNALACING™ |
重量 | 約330g(27.0cm) | 約325g(27.0cm) |
価格 | 14,500円 | 19,800円 |
ゲルレゾリューション10のサイズ感
この靴は試着のときにサイズ感を誤りやすい気がしました。
ゲルレゾリューション10を試着する際は、靴紐を完全に緩めてから足入れしてください。
一般的なスニーカーと違い、アッパーがそれなりに軽い樹脂製なので、窮屈な気がすると思います。
しかしちゃんと緩めるとおそらくはいつも選んでいるテニスシューズと同じサイズ感で良いことに気が付くはず。誤って大きなサイズのシューズを買ったら大変ですから、ぜひ気を付けていただくと良いと思います。
私も実際に足入れしてみて血の気が引いたのですが、しっかり靴紐を緩めるとまったく問題ありませんでした。笑
クッションの違い
クッション性は明らかにゲルレゾリューションXの方が良いですね。厚底感も強まっているのでその影響かもしれませんが、前足部分と後ろ足部分でミッドソール素材を変えるほど調整されている恩恵なことは間違いありません。
フィット感・安定感の違い
8もホールド感は高かったものの、GEL-Resolution Xはシュータンの形状も当然見直されてり、シューレースを締めた瞬間の「キュッ」とした包み込み感がアップしたような感触があります。
先述したとおり、シューレースホールの耐久性の評価はこれからといったところ。
重量など細かな仕様
重量はほぼ変わらないものの、厚底感により少し重めに感じます。あるいは決して軽く感じないという表現が正しいかもしれません。
軽くて地面を感じやすいアシックスのテニスシューズを欲しい人は同時発売されているCOURT FF3のほうが良いと思います。
私みたいな中年まっしぐらなプレイヤーはクッション性に優れるこのゲルレゾリューション10でしょう!!
実際にプレーしてみたリアルな感想
ハードコートの使用感
GEL-Resolution Xは先ほどから触れている通り、クッション性が強いので地面の固いハードコートとの相性は良い気がしました。足の痛みもなくプレーに集中できましたね。
ソール自体も非常にバランスが良く、止まりタイミングでしっかりと止まってくれました。
オムニコートの使用感
オムニコートではコート自体のクッション性もあり、さらに足が疲れにくい印象。
スライディングも良い感じに滑り、ストロークプレイ重視のシューズらしいですが急な飛び出しにもなかなか良い塩梅に対応できます。やはりそれなりの年齢であればFF3より、ゲルレゾリューション10のほうが良い気がしますね。笑
長時間プレー後の疲労度比較
練習後の足裏の疲労感は8に比べて明らかに軽減。
2世代違えばそりゃ違うか、と思いながら最新テクノロジーの素晴らしさを改めて感じた次第。
歳をとったらテクノロジーで補えるのが大人の余裕ってやつでしょうか。(お金はかかる)
まとめ GEL-Resolution Xがベストバイな理由
ということで今回は、ASICSのナイスでグッドな最新テニスシューズ「アシックス ゲルレゾリューション 10」をレビューしてみました。
- 進化した衝撃吸収で踏み込む度に疲れを軽減
- 強化されたホールド感で激しい動きでも安定感
- 身体に優しいテニスシューズを求める人にピッタリ
日本人の足を知り尽くしたASICSならではのテニスシューズ、「GEL-Resolution X」は自分の身体をいたわりたい中年プレイヤーや、怪我しがちな人にぴったりなテニスシューズだと思います。
A.P.Cコラボ以外にもたくさんのカラバリがあるので、お好みの色合いを探してみては?(ウィメンズもあります)
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