THE LOUNGE by Brift Hでオールデンのコードバンを靴磨き【2回目の靴磨き教室体験】 | ミウラな日々

THE LOUNGE by Brift Hでオールデンのコードバンを靴磨き【2回目の靴磨き教室体験】

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またまた習いにいってきました!

Brift Hの札幌支店、The Loungeの靴磨きワークショップです。

今回はオールデンのコードバンVチップ54321!

去年は春夏秋と大活躍してくれたAlden54321

前回の靴磨きワークショップでは妻とともに参加し、カーフのお手入れを教えてもらいました。

関連記事:ブリフトアッシュ The Loungeの靴磨き教室(カーフ編)

今回は磨けば磨くほど輝く革の宝石ことコードバン。

Instagram上だと人が写るほどのまさに鏡面仕上げをされている方が多数いらっしゃいますので、そこにどれだけ近づけるかがマイテーマとなります。(笑)

 

現在のミウラのレベル

私はというとベネチアンクリームで5分くらいで出るツヤで十分満足(というか精一杯)な状況で、日々Instagramを眺めるたびにあの輝かしい技術に憧れを持っていたのでした。

 

自分の持つオールデンのコードバンシューズはプロに教えてもらう技術でどこまで変わってしまうのか?

そんな期待を胸に抱きながら向かうのは札幌が誇る超オシャレセレクトショップMAW。

なぜか今回もバッチリ雨模様です。(涙)

 

 

Brift H The Lounge靴磨きワークショップがスタート!

今回靴磨き教室に持ち込んだのはALDENの名作コードバンシューズV-TIPの54321。

毎回美味しいコーヒーをいただけるのが嬉しいポイントの一つ。(笑)

 

STEP1 まずは紐とシューツリーを外します。

革靴をしっかりとケアするには紐は邪魔になってしまいますので、靴紐を取り外します。

当たり前ですがシューツリーが入ったままだとタンの部分に靴紐を外す際、傷がついてしまうこともあるのでシューツリーを外してから作業します。

 

STEP2 アルコールを含んだ脱脂綿で靴内を拭きます。

これが唯一自宅にないアイテム!

密閉できるガラス瓶にアルコールを湿らせた脱脂綿が入っています。

この脱脂綿を使って靴の中の汚れを軽めにふき取ります。

 

STEP3 靴内をクリームで保湿します。

今回は友人がこの日のために履き下ろさず取っておいたチーニーがあったこともあり、靴の中の保湿もやることになりました。

関連記事:チーニー130年記念モデルのセミブローグ Cheaney RUSHTON

靴の中に塗るクリームは無色であれば何でもよいそうですが、できるだけサラサラ系のクリームが良いそうです。確かに粘度が高いやつだと足入れをした際に不快な感じになりそうです。

今回使用したのはもちろんBrift H特製のTHE CREAMです!

相変わらず凄まじい浸透力!

 

STEP4 クリーナーで以前使ったクリームを落としていきます。

前回使用したクリームや汚れなどをクリーナーでふき取ります。

Brift HのクリーナーはSOFTとSTRONGの2種類がありますが、基本的には色が濃い靴はストロング、薄い靴はソフト良いようです。

ということでカラー8の私はSTRONGを使用!

 

と、ここでミニ事件!

いくら拭っても汚れが布につきません!!(笑)

よくよく思い出してみるとつい最近ベネチアンクリームで手入れをしたばかりです。おそらくその際に前回のクリーム(コードバンなのでワックスですね)が落ちていたのでしょう。

思わぬところでベネチアンクリームのオールインワンの実力を思い知りました。

ちなみにクリーナーですがコツがあります。

それは一か所で擦らないこと。シミの原因になりかねないので、クリーナーは布にしみこませたものを靴全体を軽くふき上げるように使います。

 

STEP5 指を使ってクリームを靴に塗り込みます。

お好きな方をと渡された2色のTHE CREAM。

今の靴の色(コードバン)に近いのはタバコブラウンですが、やっぱりあの有名なAldenstyleさんのカラー8を見てしまったら少しでも明るくしていきたいのは私だけでしょうか。(笑)

ということでバーガンディをセレクト!

 

指で塗る事が推奨されているTHE CREAMですからもちろん指で!

やはりこのクリームは本当に使い心地が良いです。

匂いも強くないですし、化粧品メーカーと共同開発しているということで肌にも安全というところで非常に安心して使うことができます。

 

STEP6 豚毛ブラシでブラッシングします。

クリームを塗り終わったら豚毛ブラシで一生懸命にコードバンの表面をブラッシング!

これだけでかなりの光沢がALDENに出てきます。

この工程を繰り返すことで自然と輝き安い靴に育っていくようです。

 

STEP7 固形ワックスを塗り込みます。

ここまできたら靴磨きも終盤戦。

今回はKIWIとサフィールノワールのワックスを使用しました。

KIWIはブラウン、サフィールノワールはタバコブラウンでしたが、なぜか二つともめちゃくちゃ赤味が強い!思わず中身を入れ替えたのか確認していました。(笑)

 

柔らかいワックスをベースに固めのワックスを靴全体に乗せていきます。

(コードバン靴のため、全体に乗せています)

もちろんカーフの場合はつま先やカカト、そしてつま先とかかとを繋ぐラインに塗り込んでいきます。心材が入っていない部分は割れる原因になるので控えます。

コードバンはひび割れの心配が少ないですし、革自体の特性もあるので全体にいっちゃいます。

 

STEP8 靴磨き布と水を使って靴を磨いていきます。

ここからが楽しいところですね!

ワックスをたっぷり塗り終わった靴に水と磨き布を使って磨き上げていきます!

前回苦戦した磨き布の巻き方もバッチリです!(笑)

 

すこーしずつ水の使い方がわかってきました。

水を使ってワックスを伸ばすことでコーティングが出来上がっていくイメージと私は捉えています。

そして一定のとこまでコーティングが出来上がると次は仕上げとして表面のわずかな凸凹を水を使って磨くことで凹凸が平になり、さらに輝きが増す!と考えています。

 

見た通りですが手前が磨いた後のオールデン54321です。

写真で見ると磨き跡がバッチリ残っていますね(涙)

この後左足側も同じように完成させました。

 

完成!!

Before

 

After

 

自分史上最高の光沢感!

これを見たときは興奮を隠せませんでした(笑)

ちゃんとやればここまで行くんだな~!

 

チーニー130年記念モデルのセミブローグ Cheaney RUSHTONのビフォーアフター

Before

磨く前です。友人はアイスコーヒーをセレクト。

キャップ部分は明らかにワックスがかかっていませんね。ボディ側もまさに購入したての革靴!といった面持ちです。

 

After

磨いた後。これでもうどこにでも履いていける状態ですね!プレメンテが完璧に仕上がっています!

友人いわく「+35,000円の価値になったわ」とのこと。

確かに店頭でこの状態で並べてあったら金額に差があってもおかしくないかもしれないです。(笑)

チーニー130年記念モデルのセミブローグ Cheaney RUSHTON
昨年2016年に創業130周年を迎えたチーニー。 この130周年を記念し130人のチーニースタイルを取り上げたスペシャルサイトが話題に上がったのは記憶に新しいですね。まさかの最後二人にチャーチ一家が登場したのにはビックリした方も多いのではな...

 

やっぱり行って良かった靴磨きワークショップ

当初の目標だったInstagramに上がっているくらいのコードバンの輝きには到達できませんでしたが、自分史上最高の光り方となったので大満足の仕上がりでした。

参加者は私と友人以外に2名の方がいらっしゃいましたが、お2人も非常に靴好きで普段話す相手もいないような極めてマニアックなネタで大盛り上がりとなり、とても充実した2時間を過ごすことができました。(お2人さま、ありがとうございました!)

戦友?達

また、友人は1回目でしたが「1回参加したくらいではとてもすべての工程をしっかり理解して覚えることはできないね。何回か通って自分の靴をキチンと自分で手入れできるようになりたいところ」とかなり良かったようです!

また機会を作って習いにいきたいミウラでした!

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