コバインキ黒の使い方【BootBlack エッジカラー】 | ミウラな日々

コバインキ黒の使い方【BootBlack エッジカラー】

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コバインキ黒の使い方【BootBlack エッジカラー】

本格靴を愛用しているアッパーの手入れやハイシャイン、いわゆる鏡面磨きに夢中になりがちです。レザーソールの靴であれば靴底のケアなんかもやっている方が多いと思います。

しかしいくらそれをやってもどうにも陳列されていたときのような引き締まった綺麗さが出てこない!そんなことを思い始めたらまさにあなたは靴パラノイアの一歩手前・・・。

と冗談はさておき、実際に革靴のお手入れで忘れがちなのが”コバの手入れ”です。

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コバってどこ?

そもそもコバとはどこを指すのでしょうか?

上の画像のオレンジ部分がいわゆるコバと呼ばれる部分になります。

コバ=アウトソールの横側ですね。アッパーとソールを繋ぐウェルトやミッドソール、そしてレザーソールはすべて革で出来ているため革靴を履いていくとどうしてもある程度摩耗していきます。それが進むとどうなるのか?それが以下の画像です。

 

削れたコバ

削れた部分は自分の靴を眺めてみるとすぐにわかります。

例えば黒い靴であればレザーが黒く塗装されているのでそこが剥げて本来の革の色だったり白くなっている部分が削れた箇所となります。

 

トゥキャップ周り

削れたコバにはコバインキ

トゥキャップ部分はぶつけたり引っかけたりしがちなので割とコバが削れていることが多いですね。

このチャーチのストラットンはまさに激しい場面で使用すること多いのでなかなかの状態となっています。(笑)

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人生初MTO第二段! そう、あの大きさの段ボールにたった一足の靴だけが入っているわけがありません・・・。 実は人生初MTOでは2足注文していました。もう1足はどんな靴なのか? その答えは意外なほどにシンプルなもので、、、黒のプレーントゥです...

 

つま先部分

私は割とつま先をぶつけやすいので結構削れてしまっています。ちょっと丸みを帯びてきているし・・・。

そもそもアウトソール自体も減ってきているのでちょっと心配。

 

アウトソールの側面

ボールジョイント部のサイドも屈曲が多いせいか摩耗しやすいポイントです。

こちらの画像でもだいぶ色抜けが進んでいることが確認できます。

 

ヒール部分

階段などの段差で引っかかりやすいヒール部分はこういった付け根なども削れがちです。

 

コバインキの使い方

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1.紙やすりでコバの表面を整える

まず用意するのは紙やすりです。

200番台後半がオススメ!(雑誌で使われていたのは280番でしたよ!)

レザーで出来ているコバの荒れた部分をなだらかに整えるのが目的なのでそこまで紙やすいの番手にこだわる必要はありません。

 

コバの表面を手で触るとすぐに荒れている部分がわかります。

そこを狙って紙ヤスリで面を整えていきましょう!

削る際は親指の先を使うと手元がくるってアッパーを削ってしまうリスクを低くできますよ。

 

コバの荒れ具合の感覚を抑えるコツ

一番良いのは新品の靴のコバを触ってから、荒れていると思われるコバを触ることです!

 

ストームウェルトがある場合

ストームウェルトがある場合は切り立った部分にも紙ヤスリをかけると綺麗になりますよ。

 

2.コバインキを塗る

ここからが本番ですね。コバインキを塗っていきます。

今回は日本最大手のシューケアメーカー、コロンブスのハイエンドライン”ブートブラック”のエッジカラーというコバインキを使っていきます。

※ブラックの他にもダークブラウン、ブラウン、ニュートラルが販売されています。

 

コバインキの瓶を開けると蓋から針金が生えていることがすぐにわかります。

そしてその先の針金にはフェルトの塊がついています。このフェルトにしみ込ませたコバインキを靴に塗っていく形となります。

 

しかし、そのまま使うと相当量のコバインキがフェルトにしみ込んだままなので瓶の口を使ってできる限り絞り落とした方がやりやすくなります。

シューケアはできるだけ薄く!を守っていれば失敗が少ないんです!

 

コバインキ ブラックの使い方

コバの側面に塗っていきます。

はじめてコバインキを使う人はこの時点でめちゃくちゃ綺麗になるコバに感動するはずです。

約束できます!(笑)

 

BootBlack エッジカラーの使い方

一方で思った以上に水っぽいということもわかるはず。

うすーく薄くアッパーにはみ出さないように、そして塗り残しが無いように慎重に塗り進めていきましょう。

 

コバインキを塗り終えた状態

コバインキを塗り終えるとすでに引き締まった佇まいとなった愛する靴に驚くことと思います。

 

まずは一度乾燥させましょう。10分程度時間を取るとほとんど乾いていると思います。

もし、水気のある場所に履かないのであればここで作業を止めても問題ありません。

その理由は次の項に紹介させてください。

 

3.ワックスで蓋をする

なぜ水気の無い場所でしか使用しない場合はコバインキだけで良いのか?

それはコバインキが水溶性だから。

なので仕事靴として使用する場合は次のステップとしてワックスで蓋をする作業が必要となります。この作業は私のオリジナルではなく、ブートブラックのエッジカラーの説明文にも「乾いてからポリッシュで磨き上げるとより効果が持続する」旨の記載があるんです。

 

今回使用するのはワックスのなかで一番お手軽に光ることで有名なKIWIのパレードグロスプレステージという種類です。もしワックスを持っていないのであればぜひ手に入れることをオススメします。シューポリッシュ界のデファクトスタンダードと言っても過言ではないアイテムですよ!

最近使ってなかったので大きな塊に割れていますが、もちろん品質には全く問題がありません。

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ポリッシュ(ワックス)コバインキが乾いた面に塗りこんでいきます。

私は指派ですが、気になる方は柔らかい布を使用すると汚れずに塗ることができます。

 

ワックスを塗りこみ終わったら引っかかりがなくなるまで乾拭きしましょう。

あっという間にコバインキが乾いた直後程度までまた輝いてきますよ!

 

エッヂカラー使用後のビフォーアフター

コバインキ使用前後を比較

さて、コバ専用のケアアイテムのコバインキの実力を見てみましょう。

左がコバインキ使用後、右が使用前です。

とくに見るべきはミッドソール部分でしょう。

削れて色が抜けてしまった箇所がしっかりとインキで補色されています。

ポイントごとに見ていきます。

 

トゥキャップ部分

過酷な環境で使用された結果、白みがかなり目立っていたトゥキャップの周りはキリッとした黒い表情に変わりました。

 

つま先部分

削れが目立ったつま先部分もこの通り。

削れてみすぼらしくなっていたのが嘘のように綺麗に仕上がりました。

 

アウトソールの側面

コバインキの補色効果と光沢効果で新品同様近くまで状態が戻りました。

(ミッドソールとウェルトのズレだけはどうにもなりませんが!)

 

カカト部分

段差に引っかけて削れた積み上げヒール部分も、このようにどこだったかわからない状態に。

 

コバインキ黒のまとめ

ということで今回はソールの側面(コバ部分)を簡単に綺麗にできるコバインキを使ってみました。やはりコバ部分がキリッとなった革靴はやはりお手入れが行き届いているように見えますね。

コバインキ自体は結構愛用しているシューケアアイテムだったので結果は予想していたのですが、改めて本当に一番効果が実感できるかもしれないアイテムの1つだと感じました。

シューケアに興味が出始め方にこそオススメしたいコバインキブラック。

 

ミウラ
ミウラ

今までよりさらに一歩進んだケアができますよ。

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