ブラウンの革靴ってオンオフ両方で使いやすいのでついつい沢山履いちゃいますよね。
しかし汚れやシミといった問題がほぼわからない黒靴と違って、履いているうちに徐々に汚くなってくるのが悲しいところ…。
聞いてみると茶色の革靴のお手入れ方法に困っている人が多いという話じゃあないですか!
ということで革靴&お手入れマニアができるだけ簡単に茶色の革靴のお手入れ方法をまとめたのがこの記事です。
この記事でわかること
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よくわからない茶色の革靴のお手入れ方法
さて、どうして茶色の革靴のシューケアに頭を悩ませる人が多いのか一度考えてみました。
私は革靴&シューケアマニアなのでとくにそういったことはないのですが、自分が初めて茶色の靴を買ったときのことを思い出すとすぐにその理由に気が付きました。
おそらく頭を悩ませるのは大体以下の5つのポイントではないでしょうか。
- 靴クリームでシミや汚れをつけたくない
- どの茶色を選べばいいかわからない
- 無色の靴クリームは使っていいの?
- ムラ感やアンティーク仕上げって取れちゃう?
- 綺麗にエイジングしてほしい!
まず前提としてこれらについて答えておきたいと思います。(全部実証済みです)
- 靴クリームでシミや汚れは付く可能性があります。
- 茶色の選び方はこの後ご紹介します。
- 無色の靴クリームはオススメです!
- 一般的なシューケアの範囲ではびくともしません!
- それはあなた次第、日々のお手入れさえしていれば大丈夫。
ということで基本的な疑問が解決したところで茶靴の種類別にお手入れ方法をご紹介していきたいと思います!
1.ブラウンカラーの革靴
まずは一般的なブラウンカラー(ミディアムブラウン)の革靴です。
靴屋さんで販売している靴ならブラックかブラウンの2択だと思うのでもっとも目にする機会がある茶靴ではないでしょうか。
靴クリームはできれば純正を選びたい
ブラウン(ミディアムブラウン)の革靴を磨くときはなるべく純正の靴クリームを用意すると失敗しません。
もし難しいのであれば店員さんに相談して革に一番近い色の靴クリームを選んでもらいましょう。
一番楽なのはデリケートクリームや無色の靴クリームを使うことです。
黒靴で使ったブラシは使わない
クリームを塗りこんだらブラッシングしてあげれば完成です。
ブラシは黒靴で使ったブラシをつかわなければ何でもOKです。
柔らかい布などでさらに磨き込むと深いツヤが出てきますよ。
2.ライトブラウンの革靴(タンカラー)
ライトブラウン、別名タンカラーとも呼ばれる明るい茶色の革靴です。
特徴としては見た目は非常に美しい一方でシミや汚れが目立ちやすく、また靴クリームの色合いの影響を受けやすい点があります。
靴クリームはもっとも近くて明るい色を
ライトブラウン(タンカラー)の靴を磨くときは明るめの色合いの靴クリームを選ぶこと。
少しでも濃い目だと簡単に染まってしまいます。
色が変化するのが好みじゃない人はデリケートクリームがオススメです。無色の靴クリームでも良いですが油分が多いタイプだとやはりシミになる可能性が高いです。
この写真のように先端などの色合いを変えたい場合は暖色系の靴クリームを使ってあげると上手くいきやすいです。
ライトブラウン専用ブラシがオススメ
ライトブラウンの革靴に使う靴ブラシは専用のものを用意しましょう。
ダークブラウン系で使った靴ブラシを使うと徐々にくすんだ色合いになってきます。
3.ダークブラウンの革靴(シボ革も)
ダークブラウンの革靴です。こちらはダークブラウンかつシボ革仕様。
茶色が濃いため、汚れやシミが目立たないとても使いやすいのが特徴です。
靴に合わせた深い色合いの靴クリームを
ダークブラウン(濃茶)の革靴は革の色に合わせた濃い目の靴クリームがオススメです。
シボ革という意味ではさらに深い色合いの靴クリームを選ぶとシボの筋が徐々に深い色合いになってきて味が出てきます。
逆に決して使ってはいけないのが明るい色味の靴クリームです。
シボの筋が黄色味を帯びてしまい、どっしりとした雰囲気が台無しになってしまいます。
ブラッシングには時間をかける
ダークブラウンの革靴は黒靴と同様に磨けばみがくほど深い光沢が出てきます。
お好きな方はやわらかい布などでさらに磨き込むのも良いでしょう。
4.アンティークブラウンの革靴
アンティークブラウンの革靴です。
アンティーク仕上げがされた茶靴はひとつの靴に2つの色味があるのが特徴です。
アンティークブラウンには靴クリームを2色使う
アンティークブラウンの革靴では2つの靴クリームを使うのがベストな選択です。
ボディに合わせた色とつま先に合わせた色ですね。
一方で自然な褪色を望むのであれば無色の靴クリームでお手入れしていくのも1つの選択肢です。
境目をぼかすようにブラッシング
アンティークブラウンの革靴をブラッシングするときは色が混じるよう、色の境目にしっかりブラシしてあげることが大切です。
5.ムラ染めブラウンの革靴
ムラ染めブラウンの革靴です。ミュージアムカーフという革が有名です。
アルコールなどでムラ感が出るように仕上げられており、その美しい模様が特徴です。
靴クリームはムラ感を崩さない無色がオススメ
ムラ染めブラウンやミュージアムカーフでは、基本的には無色の靴クリームかデリケートクリームがオススメです。
もともとあるムラ感を残したまま靴をお手入れできます。
一方で自分だけのムラ感に育てたい場合はお好みの茶色の靴クリームを使ってみるのも良いと思います。
やわらかめの毛を使ったブラシが良い
ムラ染めブラウンの革靴はデリケートな皮革を使用している場合があるので購入の際に必ず店員さんに確認しましょう。
もし薄めの上質な革を使用しているのであればブラシは馬毛をオススメします。
茶色の革靴の磨き方のまとめ
ということで今回は茶色の革靴の磨き方をまとめてみました。
黒靴と違って履けば履くほど、磨けば磨くほどにその人なりに変化していくのがブラウンカラーの革靴の良いところです。
ぜひぜひお手元の茶靴をお手入れしてあげてみてくださいね!
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