イギリスを代表するチャーチ社は数々の名作シューズを世に送り出していますが、その中でもメンズレディース問わず人気なのがBurwood（バーウッド）と呼ばれるフルブローグシューズです。
メンズではクラシカルなカジュアルシューズとして。
レディースではスタッズ（鋲）が取り付けられたモダンなシューズとして大変な人気を博しています。
アッパーはポリッシュドバインダーカーフ（高級ガラスレザー）
Burwood（バーウッド）のアッパーはポリッシュドバインダーカーフと呼ばれる強いツヤ感があるレザーになっています。
このポリッシュドバインダーカーフは、レザーを仕上げる際に樹脂でコーティングすることによってツヤを生み出しているもので、水などが基本的にしみ込まないことから、雨靴として使う人も多いです。
また、何よりお手入れがとても楽なのも特徴の一つ。傷もつきにくいですし、多少汚れても乾拭きするだけで元のツヤが戻ってきます。
アウトソールについて
Burwood（バーウッド）のアウトソールは大変特徴的な仕様になっています。
レザーを2枚重ねたダブルソールに加え、一切レザーを使われていないラバーヒールが取り付けられています。本格的な英国靴でこの仕様は結構珍しいものです。
一方で、一般的な革靴のヒールはこのようにレザーを中心として、削れやすい外側だけにラバーを配したものが多いです。（革靴特有のコッコッとした歩き音もこれが理由）
もちろん、踵の接地する面がほとんど革なので、歩き方によっては滑る事が多いですし何より減りやすいという欠点もあります。
ですが、Burwood(バーウッド)で採用しているオールラバーのヒールであれば歩行中にズルリと滑ることはほぼありませんし、何より硬質なラバーを耐久性に優れるのが日常使いするビジネスマンなら嬉しいところではないでしょうか。
もちろんオールラバーにすれば一番実用的なのかもしれませんが、そこはクラシカルシューズですから、その趣を味わってこそでしょう。
Fitting Gについて（ウィズG）
本格的な革靴では、縦のサイズ以外に横のサイズも用意されていることが多いです。
Church’s（チャーチ）では標準の幅をF fitting、広めの幅をG fittingとして設定しています。
最近の日本人の足は細くなってきたと言われることが増えてきましたが、従前の日本人の足、すなわち幅広甲高の人たちもまだまだ多いです。
（ミウラ自身もその一人です）
チャーチの靴はほとんどがやや細目のスリムなシェイプになっていることから、幅広甲高の人たちは実サイズ+0.5を選ぶ方も多いと思いますが、そうすると大抵の場合はボールジョイント（靴の一番広いところと、足の一番広いところ）が合わないケースも多いはず。
そんなときに助かるのがこのチャーチのような広めの幅の設定です。
足の長さはそのままに、甲は高くなり、足回りの面積が広くなることで、より足にフィットするサイズを選ぶことができます。
Last81とBurwoodのサイズ感
最後にラスト81の特徴と、Burwood(バーウッド)のサイズ感についてご紹介します。
Last81について
Last81の木型はチャーチのなかでもカントリーシューズに多く採用される定番木型の一つです。
スリムでシャープな木型が多いチャーチの中では珍しく丸みがかったエッグトゥが特徴。
コンサルやチェットウインドといったドレスシューズのラインに比べてボリュームもあるため、ジャケパンスタイルはもちろん、デニムやチノにも合わせやすくオンオフ問わず活躍してくれる木型です。
Burwood（バーウッド）のサイズ感について
最後に気になるサイズ感についてご紹介します。
こんな足を持つ私にとってBurwood（バーウッド）はUK8.0 Gフィッティングがジャストサイズでした。
ちょっと足元周りを長く見せたい場合は、UK8.5 Fでもありだと思います。最初は多少カカトが抜けそうですがソールが馴染むことによって自然な履き心地になりそう。（レザーソールの良いところですね）
ということで、本記事ではチャーチの定番カジュアルシューズ「Burwood(バーウッド)」についてご紹介しました。
オンオフ兼用のオシャレなレザーシューズを探している方にピッタリな一足だと思いますよ！
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