クロケットジョーンズの純正シューツリーをレビュー【ライム材を使ったクラシックタイプ】

英国本格靴には様々なメーカーがありますが、もっとも目にする機会が多いのはクロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)ではないでしょうか。

元々OEMをメインに製造していたということもあり、ブランド名が記載されていない靴たちはもちろん、自社ブランドの素晴らしいクオリティの革靴は日本のセレクトショップで見かけない日はありません。

 

クロケット&ジョーンズのチャッカブーツ チルターン(CHILTERN Snuff Suede)

私自身も数年前にチルターンという3アイレットのスエードチャッカブーツを購入しました。

雨の日や、雪の日などに大活躍しているこのブーツ。

実はずっと非純正のシューツリーを使っていました。

どこのシューツリーかというと、知っている人は知っているあのイギリスの名店。ヘリングのものです。

どうやらDASCO社が作っているらしく、同じく英国産のこのチャッカブーツには緩めながらもそこそこフィットしていた訳です。

 


クロケットジョーンズ クラシックシューツリー

Crockett and Jones Classic Shoe tree

ですが革靴好きならばやっぱり純正シューツリーに憧れるもの。

なかなか手にする機会がなかったのですが、ついに先日クロケットジョーンズの純正シューツリーを購入することができました。

 

素材はライムウッド

クロケットジョーンズ純正シューツリーを比較

一般的にはシダーウッド(オールデンやチャーチに使われる)や、ブナ(エドワードグリーン)が多いのですが、クロケットジョーンズの純正シューツリーはなんとあのジョンロブと同じライムウッド!なんです。

 

ライムウッドの特徴

このライムウッドの特徴は、とにかく軽い、そして手触りが柔らかく、そして白い。

もちろん吸湿性に優れるため、靴の中に残った汗も吸収し、革靴を清潔に保ってくれそう。

私は旅行に行く際はプラスチックのシューツリーを持っていくことが最近多いですが、

これくらい軽いツリーだとちょっと検討の余地があるかなあと思うほど。

 

気になるサイズ選びは?

さて、シューツリーで大抵困るのがそのサイズ選びです。

本格靴は基本的には縦を表すレングスは0.5のハーフサイズ刻みで製造されており、さらにウィズと呼ばれる横幅も大抵の場合は、通常モデルと幅広モデルの2パターンが設けられています。

さらにここで終わらないのが本格靴業界。

メーカーは靴のシルエットごとに異なる木型を用意しており、どの木型を使ってつくられているかによって同じメーカーの革靴であってもサイズが異なることは普通のことです。

 


純正クラシックシューツリーのサイズはUK8

クロケットジョーンズ シューツリーのサイズ感

今回選んだシューツリーUK8です。靴とは違いハーフ刻みのサイズが用意されていません。

ウェブ通販サイトでクロケットジョーンズの取扱が一番多いと思われるクリスピンさんによるとUK8はUK8.0~UK8.5用とのこと。

(お手入れやサイズ相談にも乗ってくれる本当にお客さんに親身な靴屋さんです)

ということで実際に私が所有している2足に試してみたいと思います。

 

純正シューツリー(UK8)×Last367(UK8.0E)

まずはクロケットジョーンズでもっとも人気あるシリーズとなるハンドグレードコレクションのベルグレイブです。

クロケットジョーンズでもっとも人気があり知名度も高いのはパリラストと呼ばれるLast337を使ったストレートチップ「オードリー(Audley)」ですが、

このラスト367は、ラスト337のカカトだけを小さくしたモデルとなります。

基本的にはカカトの大きさだけの違いなので、オードリーと同じサイズ感と考えて問題ないでしょう。

  • ラスト337:オードリー、ベルグレイブ
  • ラスト367:オードリー3、ベルグレイブ3)

 

UK8のクロケットジョーンズ純正シューツリーは、UK8のベルグレイブにピタリと合いました。

どの面も適度に強めな圧がかかっており、しっかりとアッパーのシワを伸ばしてくれています。

一方で土踏まず側のボールジョイントあたりはちょっとだけツリーが広めに感じますが、許容範囲内でしょう。

 

純正シューツリー(UK8)×Last227(UK8.5E)

次は序盤にも紹介した私の初クロケ、チャッカブーツのチルターンです。

このモデルには横幅が広く、ややショートノーズのラスト227が採用されており、履き心地はUK8.0Eのベルグレイブ3とほぼ同じです。

 

UK8のクロケットジョーンズ純正シューツリーとUK8.5のチルターン。こちらもピタリと合いました。笑

やはり元々横幅が広いモデルにはちょうど良いシェイプになっているようですね。

もちろん甲周りやバンプ付近もピタピタにフィットしています。

ちなみに幅広モデルだからといってUK9のシューツリーを選んでいたら間違いなく入っていなかったでしょう。

UK8.5の革靴ならUK9ではなくUK8のツリーがピタリと合いそうです。


エドワードグリーンのシューツリーとほぼ同じ形

実は写真を撮影していると少しユニークなポイントを発見しました。

なんと同じイギリスのシューメーカー、エドワードグリーンのシューツリーとほとんど同型だったということ。

シューツリーのサイズはCJ:UK8、EG:UK8.5E/Fです。

ハーフ刻みのサイズが用意されていないせいか、クロケットジョーンズのシューツリ―のほうが作りが大きめです。

クロケットジョーンズのシューキーパーはライムウッド製

エドワードグリーンのシューツリーは固くて重めのブナ材でつくられていますから、旅行や出張に持っていくのはちょっと厳しいなあと思っていました。

しかし、軽くて丈夫なライム材で作られたクロケットジョーンズのシューツリーが使えるとならば話は変わってきます。

いずれ実際に使用してみたらその使用感について追記したいところ。

 


Crockett Jonesの純正シューツリーのまとめ

今回はクロケットジョーンズの純正クラシックシューツリーのご紹介でした。

一般的な英国製シューツリーより横幅があることから私の足に合っていた点、そしてライムウッド製のため予想より重量面、そして見た目的にも満足感があった点も嬉しいポイントでした。

Crockett&Jonesの革靴のお持ちの方はぜひ1つ使ってみてはいかがでしょうか。

2000~3000円のシューツリーとはフィット感や高級感のレベルが違いますよ♪

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