ガジアーノガーリング クラシックラインのサイズ感と履き心地【ラストS45】

久しぶりに国際郵便が我が家に到着しました。

この田舎では関税の支払いがある郵送物自体が珍しいでしょうから、そろそろ顔と名前を覚えられてそうな今日この頃。

 

そんな話はさておき。

ついに私もこの黒い靴箱を手に入れる日が来てしまいました…。

銀色に輝く重なるGの文字。

 

Gaziano Girling unboxing

蓋を開くとシューズバッグにブランドカード、そして替えの靴ヒモがお出迎え。

その奥で待ち受けるのは…。(全部見えちゃってますね)

 


ガジアーノガーリング クラシックライン チェンバレン(S45 UK8.5)

ということで、今回我がシューラックの仲間入りしたのガジアーノガーリングのクラシックラインモデルとなる「チェンバレン(Chamberlain)」です。

シューメーカーガジアーノガーリング(Gaziano Girling)
靴名チェンバレン(Chamberlain)
ラスト(木型)Last S45
グレードクラシックライン
アッパーブラウンのシボ革(Brown Highland Grain)
ソールオークバークのダブルソール
サイズUK8.5
ウィズEX(=F)
価格435ポンド(セール価格!!)

実はこの靴、本来であれば580ポンドするところが、セール価格ということで25%引きの435ポンドで手に入れることができました。かなりラッキーでしたね。笑

 

G&Gのクラシックラインとは?

さて、ここでガジアーノガーリングのクラシックラインってなんぞや?と思われる方もいるかもしれませんのでご紹介。

ガジアーノガーリングのクラシックラインとは、「2019年にチャールズ皇太子がGGの工場見学に訪れたタイミングで新たに作り上げたラスト」をベースに展開されるGG直営店限定のエントリーモデルです。(直営ECサイトも含まれます)

通常ラインとの違いは後ほど。

 

ラストS45とR18について

ガジアーノガーリング S45

このクラシックラインで使われるラストはラストR18S45の2つ。

もともとはディーン氏がジョンロブで見ていた当時のチャールズ皇太子の靴をモチーフに制作したそう。違いはつま先の形状のみR18がラウンドトゥS45がスクエアトゥとなります。(EGのラスト202と606の関係に近い?)

特徴としてはガジアーノガーリング(Gaziano Girling)の靴としてはクラシカルなフォルムとなるGG06に近い作りでつま先部分はより薄めの仕上がり。

そしてウィズの展開はEX(EとFの中間)のみ。

他メーカーに比べて細身のスタイルが特徴だった同社にとっては、クラシカルフォルムを好むカスタマー向けの展開なのかもしれません。

 

S45のスクエアトゥ

S45のスクエアトゥは、EGの808や888に少し雰囲気が似ているように感じますね。

個人的にはガジアーノガーリング(Gaziano Girling)=スクエアトゥのイメージがあるので大歓迎です。笑

 

アッパーは通常ラインと同じもの

クラシックラインの凄いところは「通常ラインに比べて安価なのにもかかわらず、アッパーはまったく同じ品質のものを使用している」ところでしょう。

G&Gは元々アッパーの調達にはかなりのコストを割いているそうで、最上級のアッパー素材を手に入れるためスイスやフランスのタナリーに足を運んで直接買い付けており、その品質はあのJLやEGに引けを取ることはありません。

 

めちゃくちゃしなやかなグレインレザー

ガジアーノガーリングの革はしなやか。

そんなガジアーノガーリングの革を実際に触り、もっとも驚いたのは使われている革がとてもしなやかなこと。

柔らかいながら弾力も厚みもしっかりあって…、完全に私自身のシボ革へのイメージが覆ってしまいました。これ、スエード?笑

 

超立体的なヒールカップ

ガジアーノガーリング(Gaziano Girling)の靴を手に取って驚く点はとても多いのですが、このヒールカップの立体感もスゴイ!ここまで球状に仕上がったヒールカップは見たことがありません。

この点は後ほど、他社と履き心地含めて比べてみます。

 

英BAKER製のオークバークソール

イギリスの名タンナー、ベイカー社(J.&F.J.BAKER Co.Ltd.)のもの。

ただし、スタンダードラインのものに比べるとやや固めで安価な物だそうです。このチェンバレンはダブルソールなのである程度履きこんで返りが付くまではちょっと大変かもしれません。

ちなみにヒールリフトはかなり小さめ。270℃ウェルテッドということありますが、クロケットジョーンズのハンドグレードとほぼ同程度くらいの大きさです。

 

ガジアーノガーリングとエドワードグリーンを比較してみた

ガジアーノガーリングとエドワードグリーンを比較

せっかくなので、トニー氏とディーン氏がガジアーノガーリング(Gaziano Girling)を立ち上げるきっかけの一つともなったエドワードグリーンの革靴と比較してみたいと思います。

  • 上:ガジアーノガーリング(Gaziano Girling)のクラシックライン、チェンバレン(S45,UK8.5,EX)
  • 下:エドワードグリーン(Edward Green)のドーバー(Last202,UK8.5,E)

 

ボールジョイント部はやや後方

ボールジョイント部の設定位置はガジアーノガーリング(Gaziano Girling)のほうがカカト側に位置しています。

このおかげでGGのほうがかなりロングノーズ気味に見えるのですが、実際は1-2ミリ程度の差しかありません。これがラストデザインの妙ってやつなんですねぇ。

 

甲が低めだが、羽根部分はやや高め

次に比較するのは甲の高さです。

1枚目では甲自体の低さと、甲の立ち上がり部分が後方に設定されていることが確認できます。

2枚目ではヴァンプ周りが気持ち低いところ、そして羽根部分の高さの違いがよくわかります。(ツイスト具合の違いも)

 

さらに絞り込まれた土踏まず

最後は土踏まずの絞り込みです。

このえぐれ具合からして異常なレベルですが、この靴を手に取ってもっとも驚いたのが上から見た時と下から見た時に印象が激しく異なること。

 

Gaziano Girling Last S45

上から見るとリラックスな履き心地を思わせるフォルムなのですが、ソール側から見るとその表情は180°変わります。

カカトと土踏まずはかなり小さく設定され足を適切にサポートするようになっており、指先はやや広め。ここまで歩行に適したつくりだったのかと驚きました。(まるでオールデンのモディファイドラスト)

とくにカカトと土踏まず部分は、手で掴まれるような履き心地と評判だったEGとは方向性が違うもので、GGのクラシックラインでは土踏まずやカカトに無駄なくフィットするイメージです。

 

ツイストがスゴイ

以前からガジアーノガーリング(Gaziano Girling)の靴はツイストがスゴイと聞いていましたが、想定以上にすごいツイスト具合だったので紹介させてください。

人口工学に則って足の形を包む革靴をつくると自然とねじれた形になるそうですが、やり過ぎると万人に合いづらくなりますし、何より制作難易度が大変上がるんだとか。

そんなねじれ具合をジョンロブ、エドワードグリーンと比較してみました。

ジョンロブ(John Lobb) Last:7000

最上級の履き心地と見た目を両立し、ジョンロブの地位を不動のものとしたラスト7000。

ツイスト具合に限ってみると、そこまで強くありません。

エドワードグリーン(Edward Green) Last:606

土踏まずの突き上げと踵の掴み具合が特徴的なエドワードグリーンの606ラスト(202も同様ですね)

履き口側に注目するとジョンロブに比べるとツイストしているのが確認できます。

ガジアーノガーリング(Gaziano Girling) Last:S45

そして、ガジアーノガーリング。

いやもうとんでもなくねじれてます。(笑)エントリーモデルといっても差し支えない靴なのに、さすがはビスポーク出身者のメーカーといったところ。

 


ガジアーノガーリング クラシックラインのサイズ感と履き心地

それではここで同じスクエアトゥとなるエドワードグリーンの606ラストと履き心地を比べてみたいと思います。

サイズ感はエドワードグリーンとほぼ同じ

EDWARD GREEN VS GAZIANO GIRLING

エドワードグリーンは606ラストのUK8.5E。

ガジアーノガーリングはS45ラストのUK8.5EXです。

エドワードグリーンに比べると以下の通りです。

  • カカト:GGのほうが小ぶり。
  • 土踏まず:GGのほうが気持ちタイトだが、突き上げ感はEGが気持ち上。
  • ボールジョイント:GGのほうが小指の付け根の位置は合っているが気持ちタイト。
  • 指回り:EGのほうが気持ち広め。

ということで細部を見ていくとGGの方がタイト目ですが、サイズ感的にはほぼ同じですね。

私個人の感覚としては、EGラスト606のEウィズ=GGラストS45は同じサイズ感です。

 


ガジアーノガーリング純正シューツリー

ガジアーノガーリング 純正シューツリー

最後にご紹介するのは純正シューツリーについて。

GGのシューツリーは以前はラストごとになっていたそうですが、いまは共通タイプとなっています。また、MTOなどすると色鮮やかなレッドやブルーのツリーも選べますが、純正シューツリーはナチュラル一択です。

ちなみに製造はダンケルマンだそう。(ジョンロブ純正シューツリーと同じ素材に思われます。サイズ表記もシール貼り)

適合するのはFウィズのシューツリー

Gaziano Girling Shoetree

そんな純正シューツリーですが、クラシックラインの適合ウィズはもっとも大きいサイズとなるF。

このラストのために作られたのか?と思ってしまうほど、ピタリと収まってシワも伸ばしてくれます。ただし、ツイストがすごいので取り外しに慣れるまでは大変です。(笑)


Gaziano Girling Classicラインのまとめ

ということで本記事ではガジアーノガーリングの新作となるクラシックシリーズのS45ラスト、「チェンバレン(Chamberlain)」をご紹介しました。

Classicラインは直営店舗か直営ECでしか販売しないそうなので気になった方はぜひ公式オンラインショップで購入してみてはいかがでしょうか。

ガジアーノガーリング公式ECサイト クラシックラインページ

こんな人にオススメ!

  • G&Gに興味はあったけど、敷居の高さを感じていた人
  • ガジアーノガーリングのEかFウィズが足に合う人
  • 英国のクラシックスタイルが好きな人
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