このブログでたびたび登場している靴好きな友人Zですが、
ここ2年程ずーっと探していた一足がありました。
それは…
「一生モノのサイドゴアブーツ」です。
フランスでMTOをしたり、イギリスから直輸入したりとなかなか濃ゆ~い革靴ライフを送ってきた友人Z。(いわく私の影響もあるようですが、よくわかりませんね)
彼のスタイルを形成する様々な革靴が揃ってきた中で、いよいよ上がりの一足か!?ともいえるアイテムがターゲットになりました。
- つま先から足首まで1枚のレザーだけ(一部ゴム)で包み込むスペシャルなブーツ。
- 時を共にすればするほど足に馴染み、身体の一部分と化していくブーツ。
この2つを同時に実現するには、「非常に品質の良いアッパー」を「足に寄り添った木型」で「高い精度を持った技術によって作られたブーツ」でないといけません。
まさに革靴マニアだからこそ、改めて追及したいアイテムだと言えましょう。
そんなマニアックな逸品を長い間求めていた友人Z。
ついについに、至高の一足を見つけたのでした。
辿り着いたのは英国のシューメーカー
構想から2年の時を経て、ついに届いた漆黒のシューボックス…。
このブログの(数少ないであろう)読者の方なら「あっ」と思う方もいらっしゃるかなと。
そう、以前友人Zと個人輸入したあのブランドです。
黒い刺繍でロゴが刻まれたグレーのネル生地をめくると…
チラッ。
どこからどう見てもチェルシーな雰囲気のパッと見はどこにでもありそうなブーツが出てきました。
ですが…、そうなんです。
このブーツは英国革靴界の新進気鋭ともいえる”あのシューメーカー”によって生み出された、まさに究極の一足なんです。
ガジアーノガーリング バーナム(DG70ラスト)
メーカー | Gaziano& Girling(ガジアーノガーリング) |
品名 | Burnham(バーナム) |
スタイル | Chelsea Boots(チェルシーブーツ) |
ラスト(木型) | DG70 |
サイズ | UK6.5 |
ウィズ | Eウィズ |
アッパー | ブラックカーフ |
ソール | 半カラス仕上げ、フィドルバック |
今回友人Zが手に入れたのは、
世界最高峰の既成靴メーカーのひとつといわれるガジアーノガーリングが、たった1枚のアッパーレザーから作り出すスペシャルなチェルシーブーツ「バーナム(Burnham)」です。
アッパーは超しなやかなブラックカーフ
革靴でもっとも目立つ部分となるアッパーレザーに使われているのはブラックカーフ。
ガジアーノガーリングはこのアッパーレザーの調達に非常に力を入れていることでも有名で、以前私が購入したシボ革グレインレザーでさえ、圧倒的なしなやか感に驚いたのも記憶に新しいところ。
バーナムチェルシーブーツに使われているブラックカーフも例外ではなく、本当にしなやか!
なんというかカーフの強さと、例えるならばキッドレザーのような柔らかさを合わせもった不思議な感触です。
これほどエイジングと足への馴染みが楽しみになるアッパーも珍しいかなと思います。
ラストはアーモンドトゥのDG70
使用されているラストはDG70。
詳細は後述しますが、いわゆるアーモンドトゥのややセミロングノーズな仕上がりの木型です。
ソールは半カラス仕上げにフィドルバック
ソール部分はまさに高級紳士靴の仕様がてんこ盛りです。
- 高級オークバークソール
- 半カラス仕上げ
- フィドルバック
もうただひたすらに「これって本当に履物なんですか?」という友人Zの独り言に完全同意。笑
雪も降る北の大地で履きますから、残念ながらいずれはハーフラバーで隠れてしまう部分です。
プルストラップは取り替えやすい仕様
最後に紹介したいのが、プルストラップ。
ガジアーノガーリングの仕様は特徴的で、足首後ろの表面に縫い付けられています。
一般的にはアッパーとライニングレザーの間に入れ込まれますが、確かにこの縫い方だと千切れづらいですし、取り換えも簡単そう!
DG70ラストのサイズ感は?小さめ?
さて、ガジアーノガーリングのバーナム(DG70)を購入するにあたり、非常に気になったのがやはりサイズ感のところ。
もう何度も通販しているので慣れたものですが、やっぱりサイズミスの可能性は否定できませんから、足を入れてみるまでは本当にドキドキするものです。
せっかくこの記事を見てくれた方のために、なるべくわかりやすいようにDG70のサイズ感やフィット感をインタビュー形式でお伝えしてみたいと思います。笑
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