こんにちは、ミウラです。
当ブログではシューケア方法を中心に一部靴磨き情報などもご紹介していますが、私自身は一度もプロの靴磨き職人の方に磨いてもらったことはありませんでした。
今回、たまたま縁あって北海道旭川中心に活躍されているMIGAKIの靴磨きの林田さんに磨いてもらう機会があったのですが、あまりの仕上がりの素晴らしさにビックリ!
プロに頼むとどういった仕上がりになるのか、気になっていた方も多いと思います。
ということでビフォーアフターを含めてご紹介しますね!
磨いてもらう靴
今回磨いてもらうのは先日タピールのレーダーオイルでごっそり汚れを落として油分をガッチリ補給したChurch’sの名作セミブローグ”Diplomat”です。
一体どんな仕上がりになるのか楽しみです。
MIGAKIの靴磨きは旭川緑橋ビルでイベント開催中
MIGAKIの靴磨きこと林田さんは毎週土曜日を中心に北海道旭川近郊で活動をされている靴磨き職人の方です。
今回は北海道旭川市の中心部にある緑橋ビルでイベント中のところにお邪魔しました。
イベントスペースに行くとすでに先約の方がいたので予約して出直すことに。
北の大地、旭川でも靴磨きは結構流行っているようです。靴好きとして嬉しい驚き!(笑)
「MIGAKIの靴磨き」について
さて、ここで今回磨いてもらう靴磨き職人の方を改めてご紹介したいと思います。
林田さんという北海道の旭川を中心に活動されている方で、毎週土曜日に靴磨きイベントを開催されています。
インスタグラムに投稿されている数々の靴の仕上がりを見るにその技術は確かなものとしかいいようがありません。そして注目すべき理由はもう1つあるんです!
北海道代表の靴磨き職人!
なんと林田さんは日本で初めて開催される靴磨き日本選手権の北海道代表なんです!
ちょうど旭川市に用事があった日にイベントを開催されているということでどうしてもこの機会に間近で見てみたい!錆びついた靴磨きの技術を勉強したい!そして道民としてせめてものエールを送りたい!(笑)そんな気持ちで足を運んでみたのでした。
靴磨きスタート!
ということで予約した時間に再訪し、すぐに林田さんの軽快なトークを交えつつ靴磨きが始まりました。
このイベントでは2種類の靴磨きコースを行っているそうで、1つはクイックシャイン、もう1つはハイシャインです。私はハイシャインをお願いしました。
私が色ムラを生かした磨きをお願いすると早速何色かのクレム1925を使って対応してくれました。そのときどきの状況によってBrift HのThe Creamだったりコロニル1909シュプリームクリームデラックスだったり今回のサフィールノワール クレム1925だったりと使い分けされているそうです。
靴磨きの師匠が同じ!?
実は私は林田さんのことを少し前から勝手に知っていました。
以前2回程通ったBrift H札幌支店のThe Loungeで行われている靴磨き教室で講師のHさんから旭川に「スゴイ靴磨き好きの方がいるんですよー!」とお話を伺っていたのです。
私が参加する少し前まで皆勤賞で参加されていたとのこと。
しかも一緒に参加されていた方もご存知だということで「北海道にもそんな有名な人がいるんだなあ」と覚えていたのでした。
おこがましいながらも師匠が同じということで盛り上がったミウラでした。(笑)
靴磨き日本選手権について
色々とお話している中で話題は靴磨き選手権に。
靴磨き日本選手権とは?
靴磨き世界一に輝いたBrift H代表の長谷川氏が主催する日本で初めての靴磨き日本一を決める大会です。
この大会のスゴイところは日本を代表するシューケアメーカーのコロンブスとR&D(モブレイシリーズ)、さらにはシューメーカーのスコッチグレインにそしてあの伊勢丹グループが協賛している点。まさに日本一を決めるにこれ以上無い大会なんです!
色々とお話を伺ったはいいものの、何をブログで書いて良いかわからないので詳細は伏せますが、1つ言えるのは確実に盛り上がる素晴らしい大会になりそうだということですね!
あー、本選見に行きたい!(笑)
とんでもなく輝いてきた私の靴
さてさて、色々と話している間にどんどんと靴が艶やかになっていきます。
それと同時にDiplomatに使われているウォルナッツ ネバダカーフの新しい表情が見えてきました。自分で磨いたときには出てこない色の奥深さ。これが靴磨き職人の磨きなんですね。
完成!
ついに仕上がりました!妻からは「見たことないくらい輝いている。」とのコメントが(笑)
時間は大体45分前後でしょうか?お話しながらだったので本当はもっと早く仕上がるのかもしれません。
磨く前に若干の色ムラ感をお願いしたのですが、しっかりと自然かつ優しいムラ感が強調される仕上げとなっており大満足!また次回の来訪を約束し緑橋ビルを後にしました。
ビフォーアフター
さて、ここまで素晴らしい仕上がりのものをiPhoneの写真だけで紹介するのは勿体なさ過ぎる!ということで自宅にて撮影しました。
MIGAKIの靴磨きの凄まじい仕上がりをご覧くださいませ!
ビフォー
アフター
いやー、なんていうかとりあえず別の靴です。(笑)
光りに当てると靴が活き活きとした色味を返してくれます。
一切の曇りもないトゥ。
自分で磨くのとは大違い。あの時間で2足ともこんなに綺麗に仕上げるなんて私は無理!
つま先からカカトにかけて繋がるような光沢が演出されています。
ソール側が若干濃い目に仕上がっているのもニクイ。
自分ではほとんどやらないカカトまでしっかりと。
踵の先を中心としたグラデーション感すごくないですか?(笑)
側面部も飴のようです。
私も自分で磨くときがあるのでわかりますが、ワックスを使ってトゥじゃないところをここまで仕上げるのって本当に難しいんです。ワックスで固め過ぎると歩いたら割れてしまうため絶妙な塩梅の仕上げが要求される個所なんですよね。
1つ問題があるとするならば、仕上がりが良すぎて履きづらいということでしょうか。
私は”革靴=道具派”なんでどんな靴でもガンガン履くタイプなんですが、ここまで綺麗だとちょっと飾っておきたくなっちゃいますね(笑)
まとめ
林田さんと記念撮影させてもらいました。(笑)
プロの靴磨き職人の凄さとは。
今回強く感じた素人と靴磨き職人の決定的な違いはこれでした。
- どんな靴でもハイクオリティかつ決まった時間内に対応できる技術力
私も時間をかければ近いところまで磨けるかもしれませんが、それは”自分の靴”を”マイペース”に”時にはミスをしてもやり直せる”という前提です。
プロの靴磨き職人の方は”どんな靴”でも”ものすごいスピード”で”素人が時間をかけてもたどり着けないクオリティ”に磨くことができる。
その凄さと違いを改めて感じた1日でした。
MIGAKIの靴磨き 林田さん情報
ということで、MIGAKIの靴磨き 林田さんに興味を持たれた方は是非下記アカウントをフォローしてみてはいかがでしょうか。素晴らしい磨きの技術を楽しむことができます。
また、北海道の方は実際にお願いしてみることをオススメします。
ホントスゴイですよ!(笑)
https://www.instagram.com/migaki_hayashida/
ブログ内を検索する!