タピール レーダーフレーゲの使い方【レーダーオイルとの違いも】

ここ最近、当ブログでもご紹介している最強のソールの汚れ落としブラシだったり、最高に皮革に優しい汚れ落としなどでマイシューケア革命を起こし続けているのがタピール社のシューケアアイテム達です。

本当の意味での痒い所に手が届くアイテムばかりでシューケアをする人の気持ちを考えた商品展開には心をくすぐられっぱなしです。

こんなにもスゴイ物ばかりを作っているタピール社。ここまできたらもう1つ看板商品となる”レーダーフレーゲ”を試さない訳にはいきません。

ということで、Instagramでもオススメいただいたこともあって”Tapir Leder Pflege“を早速購入してみました。


タピール レーダーフレーゲについて

タピール社について

タピール レーダーフレーゲは1983年から歴史のあるドイツのタピール社で製造されています。このタピール社はボードーという名の青年が当時石油系素材を使ったシューケア用品に満足できず、自分たちが使うために仲間と靴用ワックスを作ったのが始まりとされています。

安価で簡単に大量製造出来る石油系素材は人体に有害な影響をもたらす。しかし、人類は石油を発見する前から皮革と長い歴史を歩んできた。長い試行錯誤の結果、ボードーたちは天然成分だけで製造できるシューケア用品を生み出したのでした。

天然素材だけの成分

タピールの製品はシューケア製品にしては珍しく全ての成分が記載されています。

レーダーフレーゲは下記原材料で作られています。

  • みつろう(蜂から取れるワックス)
  • カルナバロウ(カルナバ椰子から取れるワックス)
  • ホホバオイル(乾燥地帯に生えるホホバの木の油)
  • オレンジテレピンオイル(オレンジの皮から蒸留して作られたオイル)
  • 植物性ステアリン(ココナッツなどから取れる脂肪酸)
  • アンモニア

これを見るだけでも人体にも皮革にも安全なことがわかりますね。

タピール製品の良く聞く評判として「オレンジの匂いがする」というのがありますが、それもそのはず、オレンジテレピンオイルを使用しているからなんです。

レーダーオイルとの違い

さて、タピール製品を知り始めたころに誰もが抱く疑問が

レーダーオイルとレーダーフレーゲの違いがわからない!

という点だと思います。私自身もそうでした。(笑)

しかし、この2つは似て非なるものです。各々が持つ機能がまったく異なるのです。

レーダーオイル

原材料

ひましオイル、なたねオイル、バルサムテレピンオイル、オレンジテレピンオイル、酢

役割

汚れ落とし”と”補油”がレーダーオイルの役割です。

4つの油分と酢の効果によりほとんどの皮革に油分を浸透させながらアルカリ性の汚れも酸性の酢が優しく落としてくれます。油汚れや乳化性クリーム、油性クリームも豊富な油分によって綺麗に落とすことができます。

レーダーフレーゲ

原材料

ビーズワックス、カルナバワックス、ホホバ油、オレンジテレピンオイル、バルサムテレピンオイル、植物性ステアリン、アンモニア、水

役割

艶出し”と”保革”が役割となるのがレーダーフレーゲ。

レーダーオイルには含まれていない各種ロウ分(ワックス分)がその証拠です。

タピールの基本材料となるバルサムテレピンオイル、オレンジテレピンオイルをそのままに化粧品でも使用されるホホバオイルを配合し、向かうところ敵なしといったところ。


レーダーフレーゲを使ったシューケア

今回使用するのはJohn lobbのCity2(ミュージアムカーフ)

さて、早速レーダーフレーゲの実力を見ていきたいと思います。

レーダーフレーゲはカラーレスですから、やはりムラ感のあるアッパーを使っている本格靴で試すことにしました。

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1.ホコリ取りブラシでブラッシング

まずはホコリ取りようブラシを使ってアッパーやコバに入り込んだ小さなゴミなどをしっかりと取り除きます。磨いている途中で万が一アッパーに傷が着いたら残念ですしね。

2.レーダーオイルで汚れを落とす

そしてTapirレーダーオイルでアッパーに残っている前の靴クリームや汚れなどを落とします。

使用前にしっかり振るのがタピール流。

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瓶の口を布に当てて少量ずつ使います。

レーダーオイルの難しいところはやはりここですね、クリームではなく、完全に油なので適量を取るのが慣れるまでは本当に難しいです。(笑)

やわらかい布(ネル生地)にレーダーオイルをとったらこれまた優しく革靴のアッパーを拭いていきます。決して力を入れる必要はありません。またオイルですので何回もやる必要もありません。

ちなみにネル生地は自分で作ると安上がりですよ。

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靴クリームは薄塗り派なのですが、こんなに以前のクリームが取れました。私はこの通り片足につき3回くらいレーダーオイルを布に取っています。

3.レーダーフレーゲを塗り込む

いよいよ準備が整いました。

Tapirレーダーフレーゲの登場です!もちろん使用前にはしっかり振ります。

レーダーフレーゲはこの通り乳液状。

レーダーオイルよりは粘度は高いものの、やはり一般的な靴クリームやローションとはちょっと様子が異なります。

こちらもレーダーオイル同様に瓶の口を柔らかい布に当てて少しずつ使用します。

レーダーフレーゲは非常に白くそしてワックス分がわかりやすく残るのが特徴的です。

皿に取って使うのもアリ

瓶の口から布に取るのが苦手な人はこのように適当な皿に出して使うのもアリです。

私はこちらの方が好みかな?(笑)

ハイシャインをするときのように指にネル生地を巻き付けて、チョンッと取ると非常に良い程度のレーダーフレーゲを取ることができます。

4.レーダーフレーゲを乾燥させる

レーダーフレーゲはクレム1925などと同様に塗ったあとに時間を置いてからブラッシングする必要があります。

数分後という表記がされているので大体5-10分・・・。

優雅にコーヒーを淹れることにしました。最近コーヒー熱が再燃してしまって大ハマり中なんです(笑)

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コーヒーと靴磨き

休日の朝を優雅に過ごすにはコーヒーは欠かせません。

美味しいコーヒー片手に自分の相棒を磨き上げる。

こんな素敵な休日ありますか!?(笑)

5.馬毛ブラシでブラッシング

さて、しっかり待って乾燥させたレーダーフレーゲをブラッシングすることでさらにアッパーに押し込んでいきます。ちょっと付け過ぎていてもブラッシングで取り除けるので安心です。

6.ポリッシンググローブで磨き上げる

ここまできたら終わりは目の前!

ポリッシンググローブやネル生地などの柔らかいものでレーダーフレーゲに含まれているワックス分を磨き上げたら完成です!


タピール レーダーフレーゲのまとめ

しっとりとそして控えめな光沢を纏ったJohnlobb City2

その仕上がりはまさに自然派。

手で触った感触はしっとりとした何かのベールに覆われているよう。

これは根強いファンがいるのも頷けます。

自分の手を靴クリームで汚したくない人、自然な褪色を楽しみたい人、大事な靴と長く付き合いたい人、そんな人にオススメなタピール レーダーフレーゲでした。

  • 自然原料だけで作られたオールインワンシューケアアイテム
  • ムラ感のある革にお勧め!
  • とっても爽やかなオレンジの香りが嬉しい