M.モゥブレィハイシャインポリッシュで上品なツヤ出し靴磨き【イタリア製ワックスの使い方】 | ミウラな日々

M.モゥブレィハイシャインポリッシュで上品なツヤ出し靴磨き【イタリア製ワックスの使い方】

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イタリア製のシューポリッシュ。

なかなか強いパワーワードではないでしょうか。

靴好きの中では伝説的な存在となる「メルトニアン」の靴クリーム。

このメルトニアンと同じ製法で今でもイタリアで作られ続けているのがM.MOWBRAYシュークリームジャーです。

今回はこのシュークリームジャーのポリッシュ版となる「M.MOWBRAYハイシャインポリッシュ」を実際に使ってみました。

M.モゥブレィハイシャインポリッシュ

昨今のポリッシュといえば「ミラー」「鏡面」という単語がよく出来てきますが、

この商品はあくまで「ハイシャイン」ポリッシュ。

どのワックスを使っても光りすぎるなあ・・・と思っていた玄人たちにとって靴磨きの原点を感じざる得ない。そんなアイテムな予感がガンガンするのは私だけでしょうか。(笑)

 

ハイシャインポリッシュの原材料

原材料はろう(ワックス)、油脂、有機溶剤。

メーカーの商品説明を見ると、高級ワックスに使用される「*カルナバワックス」を主体とした成分だそう。

*カルナバ椰子から採れる固めの天然植物性ワックス。

メルトニアンの製法を復活させたシュークリームジャーと同様に、ヨーロッパに古くから使われるレシピを再現したクラシックなシューポリッシュだそうで、革靴に与える効果としてはツヤはもちろん、防水性もあるんだとか(!)

 

それでは実際のワックスそのものを見ていきたいと思います。

今回使用するカラーはブラック。

ちなみにこのM.モゥブレィ ハイシャインポリッシュは全6色展開だそう。

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ついに解けた!スポンジの謎

おやおや、スポンジが入っています。

たまーにこういったスポンジ入りのワックスがありますが、どんな効果があるのでしょう?

 

書いてありました。笑

「同封のスポンジは塗布用ではありません。密閉度を高めることで乾燥を防ぎます。」

なるほど、そういうことだったのか。でもなんでスポンジ?と一瞬思いましたが、よくよく考えると取り出しやすさだったり、コスト面だったりと考えていくとスポンジの代替品が思いつかないあたり、これが最適回なんだろうなあと一人で納得。

 

ハイシャインポリッシュの使い方

肝心のポリッシュ本体ですが油分は控えめとなっており、見た目はザラリとしたテクスチャー。

これは瑞々しさが強いサフィルーノワール ビーズワックスポリッシュというよりもイングリッシュギルド ミラーワックス寄りですね。

こういったテクスチャーのワックスは同社のシュークリームジャーと同様にややサラサラした仕上がりが期待できます。

 

ハイシャインポリッシュを使用するのはM.モゥブレィ社の靴クリーム比較でも使用したJ.M.ウェストン376フルブローグです。

余談ですが、この靴は本当に私の足にピッタリでここ最近で一番のお気に入りです。

 

ブラックボックスカーフで作られたアッパー全体が控えめに輝くブラックフルブローグ。

トゥ周りはもちろん、ヒール周りも未ポリッシュです。

 

ポリッシュ1回目

つま先にワックスを塗りこんでいきます。

基本的には本当に少量でOK。(指をワックスに上に乗せて付いた程度)

あとはちょっと力を入れながらポリッシュを革に押し込むように伸ばしていきます。

 

ポリッシュが乾いたら磨きに入ります。

やわらかいネル生地を指に巻いてシューシャイン用ハンドラップをワンタッチ。

 

そのままハイシャインポリッシュもワンタッチしてからつま先につけてクルクルとまわしていきます。

 

コツは力はあまりいれずに500円玉くらいの直径で撫で上げること。

ちなみにハンドラップで水をつけすぎるとアッパーに水がしみこんで一定時間まったく光らなくなるので注意です。

 

つま先にワックスを塗りつけて指に巻いたネル生地で磨く。

これを一度行ったのがこちらです。

やや黒味が増しましたが、つま先の表情はほとんど変わりません。

 

ポリッシュ2回目

1回目が終わったつま先にさらにワックスを塗りつけてもう一度磨いたのがこちら。

明らかにアッパーとは異なる光沢感が生まれ始めました。

 

ポリッシュ3回目

1-2回目と同じ作業を3回繰り返したのがこちら。

銀面独特な表情は消え、完全にワックスでコーティングされた光沢が出ています。

ミラー系のワックスとは異なり、明らかに柔らかめの上品なツヤ感なのが個人的にはポイント高いです。笑

 

ちょっと見る角度を変えたときのこの光沢感が靴磨きのたまらないところ。(異論はもちろん認めます!)

このワックスのおもしろいところは仕上がり直前になった途端にサラサラとした手触りになるところ。

シルキータッチが売りのシュークリームジャーと同じ特徴をワックスにも持たせているところにメーカーの一貫性を感じますね。

 

M.MOWBRAY HIGH SHINE POLISHまとめ

ということで今回はヨーロッパに古くから伝わる伝統的なレシピを使ったイタリア生まれシューポリッシュ「M.MOWBRAY HIGH SHINE POLISH」の使用レビューでした。

デリケートクリームやアニリンカーフクリームで有名なM.MOWBRAYがお好きな方はぜひ一度に手に取ってみてはいかがでしょうか。

  • 油分控えめで初心者にも使い易いワックス
  • 仕上がり直前にシルキータッチになる面白い特徴アリ
  • ミラーシャイン(鏡面磨き)光過ぎと感じる人にピッタリ

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