M.MOWBRAYシュークリームジャーの使用レポートと使い方【あのメルトニアンが復活?】 | ミウラな日々

M.MOWBRAYシュークリームジャーの使用レポートと使い方【あのメルトニアンが復活?】

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世の中には数多くの靴クリームがありますが、もっとも伝統的な靴クリームの1つがこのM.MOWBRAYシュークリームジャーではないでしょうか。

なぜもっとも伝統的だと言えるのか?

それはこの靴クリームが出来た経緯にあります。

SNSによって個人が気軽に情報や思いを発信できるようになり、革靴好きのようなニッチな存在の人々もウェブ上でコミュニティをつくることができるようになりました。

しかし、2000年以前の状態ではそうもいきません。

数少ない雑誌や、インターネット上の掲示板で情報交換をしていたと聞きます。

当時の靴好き達の中でもっとも評判が良かったのがメルトニアンと呼ばれるシューケアメーカーがイタリアでつくっていた靴クリームでした。

このメルトニアンはあの落合正勝氏の著書「男の服装術」にも出てくるほど有名な靴クリームで、英国のロイヤルワラント(王室御用達)を獲得するほどに高品質なものだったそうです。

画像出典:https://www.amazon.co.jp/メルトニアン-MELTONIAN-レザークリーム-靴クリーム/dp/B008DC2S5C

M.MOWBRAY シュークリームジャー

M.MOWBRAYシュークリームジャー

そんな伝説的な靴クリームも不況の波にのまれてしまい、いくつかの会社の手に渡る内に成分などが変わって別物になっていきました。

そんな状況を憂慮した日本のR&D社が再企画。ロイヤルワラント時代のメルトニアンの製法を引き継ぎ、もう一度イタリアで作られているのがこのM.MOWBRAYシュークリームジャーなんです。

 

M.MOWBRAYシュークリームジャー ブラック

このM.MOWBRAYシュークリームジャーは、全50色もの非常に多くのカラーバリエーションがあることでも有名です。詳細は下記の引用画像を見てみてください。

私は定番色のひとつとなるブラックを購入しました。

シュークリームジャーのカラーチャート

画像出典:http://www.shoefootcare.net/e99.html

シュークリームジャーの使用レポート

昔の革靴ラバーたちがこよなく愛したメルトニアン・・・じゃなくてシュークリームジャーを実際に使ってみます。メーカー公式の特徴は下記。

  • スムースレザー(表革)の靴に栄養と潤い、光沢を与え靴を長持ちさせます。
  • 靴表面についた表面のキズなどに馴染み補色します。
  • 伸びが良くなめらかなシルキータッチな感覚が人気のクリームです。
  • 靴にしっかりと馴染み優しい自然な光沢感を出します。

出典:http://www.shoefootcare.net/e99.html

シルキータッチというワードが気になります。それはさておき…(笑)

使用する靴は先日履き下ろしたばかりのJ.M. WESTON 376フルブローグ。

フランスの名タンバーデュプイ社の高品質なボックスカーフが使われた一足です。

 

1.馬毛ブラシでブラッシング

靴クリームを使ってシューケアを行う際、まず初めにやらなければいけないのがブラッシングです。ウェルトやパーフォレーションに詰まった砂などをしっかり落としておきます。

万が一、砂でアッパーに傷が入ってしまったらとても悲しい気持ちになってしまいますから。

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2.靴クリームを塗りこむ

ブラッシングで靴のホコリを落としたら、いよいよ靴クリームを革靴に塗布していきます。

 

M.MOWBRAYシュークリームジャーのクリームは優しい香りに加え、適度にみずみずしいプルプル感を感じるテクスチャーです。

 

私の場合は、靴磨き教室で習った通りに指で塗りこんでいます。

こうすることで靴クリームがどれだけアッパーに浸透したか直に指で感じながら塗り広げることができるんですよ~。

 

3.靴クリームが浸透するのを待つ

おや?靴クリームを塗ったエリアがすごいサラサラな手触りになりました。

これが噂のシルキータッチか!なるほど、ちょっとおもしろい仕上がりですね。

とりあえず、このまま10分から30分程度クリームがアッパーに浸透するのを待ちます。

 

4.硬めのブラシでブラッシング

靴クリームが革靴に浸透し、表面が乾いてきたら硬めのブラシでブラッシングします。

このブラッシングにより表面につき過ぎたクリームを取り除きながら、銀面の靴クリームがなだらかになり光沢感が徐々に生まれてきます。

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だいぶ靴クリームが伸びてきましたがまだ薄っすらと磨き線が残っていますね。

ブラッシングだけでもこの磨き線は消すことができますが、より自然な仕上がりを目指してさらにバフィングしていきたいと思います。

 

5.レザーグローブで仕上げ

仕上げは靴全体をレザーグローブや柔らかい布で優しくバフィングします。

靴全体に靴クリームがより均一に広がり、革靴が全体的に輝き始めてきますよ!

ちなみに私は靴の色ごとにこのレザーグローブを揃えています。

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こちらが仕上がりの画。

靴全体に薄いベールが張ったような光沢感が出てきました。

 

油性クリームや、保湿感強めのタイプだとややベトベトした仕上がりになることもありますが、M.MOWBRAYシュークリームジャーはとにかく触った感じがサラサラ。

シルキータッチ仕上がりは伊達じゃない!?(笑)

 

M.MOWBRAYシュークリームジャーのまとめ

ということで今回はM.MOWBRAYシュークリームジャーの使用レビューレポートでした。

イタリアの靴クリーム職人が丹精込めて作ったこの靴クリーム。カラーバリエーションも豊富ですし、仕上がりもサラサラ感が強めで優しめ。さらに靴クリームのなかでは手に取りやすい価格ということもあり、靴磨き初心者の方にお勧めしたいアイテムです。

  • イタリアの職人が手作りしている靴クリーム
  • 伝説的クリーム「メルトニアン」と同じ製法
  • 仕上がりはとってもサラサラ!

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…‼!!

右上に見えるのは…もしや…

 

続きは次記事にて。

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