あれは山じゃないぞ…波だ。
人の数ほどの名シーンがある名作映画「インターステラー」
ノーラン作品の持つハリウッド映画界屈指のクオリティはもちろん、宇宙ものとして珍しい複数の惑星を描写しきった緻密さ、そして時空を超えた家族愛を描き切った脚本は鑑賞したことを一切後悔させない素晴らしい作品のひとつと個人的に思っています。
先日購入したBOSEのBASS MODULE500をきっかけに改めて鑑賞したのですが、もうあまりに良くて。
時と共に薄っすらとしてきたインターステラーで味わった物語が徐々に自分のなかで再構築され…
結論として
案の定、マーフウォッチが気になってきました!
ということで本ブログ記事では、ハミルトンが発売するKhaki Field Murph Auto(カーキフィールド マーフオート)の42mmと38mmを比較検討した様子をご紹介します。
ハミルトン カーキフィールド マーフオートとは?
ハミルトンは元々はアメリカのウォッチメーカーで、紆余曲折により現在はスイスのビエンヌに本社を構えるれっきとしたMADE IN SWISSの時計を作る会社です。
エルビスが愛した三角形の形をしたベンチュラ、インディージョーンズが最終作で着用したトノー型のアメリカンクラシック、SF超大作マトリックスとコラボしたPSR MTXなど、以前から映画との関りが深いのがひとつの特徴で(一説によると累計500本近くの映画にハミルトンが使用されているんだとか!)、自社HPにもシネマ・ムービーウォッチというカテゴリーがあるほどです。
とくに有名なのがミリタリーウォッチをテーマにした「カーキシリーズ」。無骨で実用性に優れたデザインと機能のラインナップが数多く揃っています。
インターステラーでは父から娘に贈られるキーアイテム
そんなハミルトンがインターステラー用に製造したのが「カーキフィールド マーフオート」ことマーフウォッチです。
カーキフィールドはカーキシリーズのなかでも、とくに冒険やアウトドアをイメージして作られたものでその方向性は荒廃した地球での使用にまさにピタリと合います。
ありとあらゆる要素にこだわり尽くすクリストファー・ノーラン監督は下記のスケッチをインターステラーの小道具担当リッチー・クレマーと作成し、この名ウォッチが作られる事になったのだそう。
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/making-the-khaki-field-murph
その後の展開は、ファンならいつでも思い出せるあのシーンです。
居住可能な惑星を見つけるため、おそらくは二度と娘のマーフと会えない可能性が高いことを知りながらも人類を救うために出発を決意した主人公のクーパー。
父との永遠の別れを悟り泣きじゃくるマーフにこのカーキフィールドを手渡しこう言います。コールドスリープやブラックホールを通るため帰ってきたら同じ年齢かもしれない、時刻も合わせたから帰ってきたらどれくらいズレているか見てみようと、自分にも言い聞かせるように。
マーフウォッチの42mmと38mmを比較
ここからは腕周り16cmの筆者友人が2つのサイズのマーフウォッチを試着した様子とともにその違いをご紹介します。
え?なぜ私ではなく友人だって?
そりゃあ2人ともこの腕時計に惹かれているからです。(せめてサイズが被らないようにお互いに交渉中)
(左から直径42mm、40mm、38mm)
42mmはデカアツ。体格が大きい人にオススメ!
実際に映画でも使われたサイズとなるのがH70605731の42mmモデル。
直径16cmの友人の腕には完全にデカアツな存在感となります。
高身長が多い映画俳優が着用すること、そもそも体格が良い欧米人向けなどなど考えるとまあこのギャップは至極当然かなと思うところ。
とはいえ普段のファッションがリラックスシルエットの人であれば、かなりカッコよく決まります。
あるいはガタイの良い人でしょうか。
また秒針にモールス信号でユーリカとルミノバ塗装されているのは42mmだけの特権となります。
- カーキフィールド マーフオート 42mm
- H70605731
- 定価 \147,400
- キャリバーH10(自動巻き80時間)
- ベルト幅20mm
- 厚さ11mm
- 10気圧防水
- シースルーケースバック
- 秒針にルミノバ塗装のユーリカ模様あり
(ラグトゥーラグはかなり長め。ファッション的にデカアツ狙いなら問題ないでしょう。)
38mmは上品な印象。一般的な体格の人にオススメ!
38mmモデルのH70405730は、想像通り直径16cmの日本人の腕にピタリと合います。
色々な意見もあると思いますが、ガチガチの会社でなければスーツに合わせてもいけそうなくらいの存在感だと個人的には思った次第。(銀行とかだと厳しいでしょう)
また、普段のファッションがキレイめな人であればもちろんカジュアル使用はパーフェクトに決まるでしょう。
一方でハミルトンらしさというか、映画で見たあの存在感はケース径が小さくなったことによりかなり薄まる気はしますね。このへんはお好みでしょう。
- カーキフィールド マーフオート 38mm
- H70605731
- 定価 \136,400
- キャリバーH10(自動巻き80時間)
- ベルト幅18mm
- 厚さ11.1mm
- 10気圧防水
- シースルーケースバック
- 秒針にルミノバ塗装のユーリカ模様なし
(ラグトゥーラグは直径16cmの腕にジャストサイズ。見た目か付け心地か…)
男女のペアウォッチもオススメ!
ちなみに映画好きやSF好きのカップルだと、マーフウォッチを何かの記念にペアウォッチとして購入することも結構あるんだとか。
確かにこのサイズ感だと男女ともにアメリカンサイズのデカアツで揃えられますから、そういった雰囲気が好きなカップルだと良い塩梅の選択になるんでしょうね。
我が家ではなかなか難しい選択ですが、羨ましい限り・・・!
マーフウォッチの大きさ比較 まとめ
ということで今回は映画インターステラーで登場したマーフウォッチのサイズ比較レビューをお送りしました。
私個人としては、中肉中背かつ割と身体にフィットする服装が好きなので38mmかなあ?と思っているところ。
ただ腕時計としてはデカアツは所有していないのでこれを機に42mmに手を出すのもアリか・・・?などと結局まだまだ迷い続けています。笑
- 名作映画インターステラーで父から娘へ渡したあの時計
- パワーリザーブは安心の80時間
- 自分に合ったサイズを選ぶことができる!
もしサイズが決まったのなら・・・、五次元空間テッセラクトからマーフウォッチの秒針とモールス信号で時空を超えてメッセージを送ってみても良いかもしれません・・・笑
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