ヨーロッパのシューメーカーが絶大な信頼を置くサフィールノワール(Saphir noir)から待望の新色パリジャンブラウン(Parisian Brown)が発売されました!
早速手に入れたので私の手持ちのブラウン系シューズでの使用レビューをご紹介していきたいと思います。
サフィールノワール パリジャンブラウン
サフィールノワール クレム1925 パリジャンブラウン。
クレム1925はパリ万博で金賞を取ったレシピを使ってつくられた最高級靴クリーム。
その歴史ある製品から未だに新色が出ているのは本当に素晴らしいことですよね。
そしてフランス語表記だとMARRON PARISなんですね~、オシャレ!(笑)
蓋を開けた直後の色はこんな感じです。
こんなに気泡があったのは初めてですが、全てが天然素材で作られたクリームですから多少はこういうこともあるのでしょう。
手触りは?
手に取ってみると思ったより濃い感じがあります。ダークブラウン風というか。
しかしサフィールノワール クレム1925シリーズは実際に塗るとまた違った色合いになるので早速試し塗りで色を見てみます。
こちらがティッシュペーパーに試し塗りしてみたものです。
やはり実際に塗ってみると色味が変わりますね。
若干赤味が乗った茶色に見えますが、果たして。
タバコブラウン、ダークブラウンとの比較
一番気になるのはすでに発売されているタバコブラウンとダークブラウンとの比較です。
かなり似た色合いのこの2色。とくにタバコブラウンではサフィールショップでの色合いはほとんど同じと言っても過言ではありません。
わざわざ追加色を出すくらいですから、比較してみるとある程度の方向性の違いは見えてくるのではないでしょうか。
左からタバコブラウン、パリジャンブラウン、ダークブラウンです。
こう並べてみると非常に僅かですが下記の特徴がわかります。
タバコブラウン:少し黄色みのある茶色
パリジャンブラウン:少し赤味のある茶色
ダークブラウン:黒に近い茶色(こげ茶)
瓶を直接撮影したものがこちらになります。
この写真だとタバコブラウンが赤味のある茶色にみえるのですが、実際には赤味があるのはパリジャンブラウンとなります。
瓶の外側を並べたものがこちら。
このショットだと各カラーの特徴がつかみやすいと思います。
ただ、タバコブラウンとパリジャンブラウンの違いは本当に微妙な差に感じます。
通常に使用する中ではあまり差は出ないかもしれませんね。
最後は画用紙に塗ってみたものです。
これだと各カラーの違いが明確にわかりますね。
手持ちのブラウンシューズに塗布
Church’s Ebony Highland Grain
Saphirnoir Creme1925 Parisian Brownは赤味が強いチャーチの人気色Ebony(エボニー)とは相性ピッタリです。
少し放置してしまっていたこのシューズ。サフィールノワールの相変わらずの浸透力でみるみる革に潤いが戻りました!軽めに出てきた光沢感も嬉しいところ。
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John Lobb Dark Brown Museum
もちろんジョンロブのダークブラウンミュージアムカーフにも相性ピッタリです。
関連記事:【サイズ感】Johnlobb CITY II Museum Calf Dark Brown 80EE
ムラ染めのアッパーならブラウンの色味はよっぽどでなければ外さないですからね。
おそらく実際に発売されているParisian Brown Misty Calfを狙って作られたことは想像に容易いですね。
パリジャンブラウンでシューケア後
さすがは靴磨き業界からも最高に評判が良いクレム1925。
ちょっとケアしただけ相変わらず素晴らしいしっとり感と良いバランスの艶感が出てきました。
チャーチグラフトン エボニーもジョンロブ ダークブラウンミュージアムカーフも色味は赤味が強いだけあってタバコブラウンよりも相性が良いかもしれませんね。
サフィールノワール パリジャンブラウンまとめ
実際に比較しながら使ってみた感想としては、正直なところ
タバコブラウンを持っている人は追加購入しなくても良いかもしれません。
濃茶の対応についてはパリジャンブラウンでは明らかに力不足なのでダークブラウンは必須だと感じました。
手持ちの茶靴が赤味強めが多いのであればもちろん検討の価値アリです。
以上のことから、ダークブラウン+パリジャンブラウン or タバコブラウンがお財布に優しい組み合わせかなと。
パリジャンブラウンに比べてタバコブラウンは汎用性が強い色合いに仕上がっているように私は感じましたので、タバコブラウンを持っていない人はどちらを購入すれば良いかだいぶ悩ましい色になると思います。(笑)
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