今回は、レッドウィングの隠れた名作「BLACK SMITH(ブラックスミス)」を購入した友人Zにインタビュー形式でその良さを語ってもらいたいと思います。
当ブログでも何度も登場している友人Z、ミウラな日々と共に靴沼にどっぷり浸かってきたまさに靴戦友です。(写真はパラブーツ札幌店でブーツに悩む友人Z)
一方でファッションなどになかなか造詣が深く、服装関係は彼に色々教えてもらったりもしていたり。
いつものミウラとは違った視点からの靴愛を楽しんでもらえたらと思います。笑
ブラックスミスとの出会いは?
――さて、早速ですがブラックスミスとの出会ったエピソードを教えてください。
友人から教えてもらいました。
――短いな!もともとは結構長い間ワークブーツを探していたんですよね?
まあ、これだとおもしろくないよな(笑)
少し遡ると…
実は一番最初に買ったワークブーツは、ローリングダグトリオっていう日本のブーツメーカーのもの。
行きつけのショップで一目惚れして、数か月取り置きしてもらって購入しました。笑
だけど、当時はいわゆるフィッティングに詳しくなかったし、ドレスシューズの世界にどっぷりと浸かってわかったサイズ感からすると1サイズくらい大きいサイズを買ってしまって、結局手放しちゃったんだよね。
そこからはずーっとワークブーツは探していて。
ウルヴァリンの1000マイルブーツとか、WESCO(ウェスコ)とか…
とくにWHITE’s(ホワイツ)はカスタマイズ性に魅力を感じて結構本気で検討してたかな。
――カスタマイズ性に魅力を感じるあたりにZさんのこだわりを感じますね。
キミのせいでMTO(メイドトゥオーダー)には慣れてたからね。笑
※友人ZはフランスのシューメーカーJ.M.Westonで2回ほどMTOをしているほどの靴好き。
あの超カッコイイセミドレスをベースにさ、自分なりにどう組み立てようかと妄想したりしたかな。
だけどどれも決め手にかけるな~って思ってたときに、キミに教えてもらった記事が決め手になってレッドウィングで探し始めたんだよね。
レッドウィングを選ぶ決め手になったとあるツイート
――えーと、確かツイッターのやつですよね。RW日本法人の新しい代表の人がレッドウィング4つの柱!みたいな話の。
新代表とお話させて頂く機会があり、現在のレッドウイングに対して思いを語らせて頂きお返事を頂きました。
たくさんの方に共感して頂き応援して頂ける内容かと思い、了解を得てシェアさせて頂きます。
レッドウイング好きに拡散協力頂けると有りがたいです。#redwing#redwingheritage_jp pic.twitter.com/Dl9yn6ovQy
— Bulls eye (@ktmbuJJ) September 11, 2020
そうそう、このツイート!
食用の牛を無駄なく使う姿勢とか、ソールとかもあまった革を砕いて使ってて。
あと靴底もグッドイヤーウェルトかつ修理されやすいように設計されてるとか。
最近サスティナビリティを強くアピールしてるブランド多いけど、そもそも100年前からサスティナブルな配慮していたとかカッコいいよね。
そして最後に見た社訓だったかな?「レッドウィングに関わったすべての人の人生に良い影響を与えたい」ってやつにはガツンとやられたね笑
そこからはもう完全にレッドウィングで相棒を探し始めてたかな。
なぜブラックスミスに?ベックマンとの違いは?
――レッドウィングに心を奪われたのはよくわかったのですが、なぜブラックスミスにたどり着いたんですか?ベックマンブーツという超名作もありますよね。
良い質問だね。
そもそも、どのブーツメーカーだろうが、自分の中での「THEワークブーツ」っていうイメージは決まっていたんだよね。
これが俺のワークブーツの条件
条件としては、こんな感じ。
- ブラックレザー
- ハイカット
- 金物がブラス(真鍮)
- プレーントゥ
自分の中で確固たるTHEアメリカンブーツ!を満たすポイントが明確にあったから、選択肢はあまり多くなかったね。
ベックマンもかなり理想に近しいワークブーツだったけど、金物の色がブラックだったから微妙にズレてる感じ。理由はわからないけどブラスが好きなんだよね。笑
そういった中で、靴好きのキミの力も借りながら色々調べていったら、このブラックスミスの見た目が最高に合致したんだよな。
――ですね。笑
ブラックスミスのサイズ感や履き心地は?
――ブラックスミスはレッドウィングではもっとも使われている8番という木型(ラスト)ですが、サイズ感だったり、履き心地について教えてください。
その質問はくると思ったよ。笑
最初はね、A〇Cマートで試着したね。
そこでマイサイズ(US7.5D)がすぐに見つかって、きつすぎず、適度なタイト感のある感じで。
スマホで軽く調べてたんだけど、はじめに見た記事でブラックスミスはすごく馴染みやすいというのがあったのであまり最初からジャストサイズのはまずいかなとは思っていたから完璧だったね。
いわゆる紳士靴を選ぶときに近い感覚というか…もちろんワークブーツ用のソックスを履く前提だけど。
で、よし買おう!と思って、靴好きの友人(ミウラ)に一応連絡したら、「スピードフックバージョンのブラックスミスがある」と話を聞いてしまい…
結局ネットで購入しました。笑
――完全なる現代っこですね。
履き下ろしのプレメンテは?
――ブラックスミスはブラックプレーリーという銀面を加工していないオイルドレザーですが、何か履き下ろす前にプレメンテナンスとかはやりました?
ワークブーツだから。
ということもあって本当に何もしてないかな。
ミンクオイルを入れすぎると柔らかくなりすぎるみたいな話も見たし。
やっぱり男らしくそこは無骨に攻めたいなと。
結局、購入して半年くらいだけど、プレメンテどころかシューケアすらしてない。
ブラックスミスのシューケアは?
――ちなみに今後のメンテナンスとかどう考えてるんですか?
うーん、ちょっと乾燥が目立ってきたら、オイルを入れたいなと思ってます。
まずはミンクオイルかな?
ワックスとかはするつもりはないかな。マット感が気に入っているから。
改めて魅力を伝えると、本当にこのマット感がいいんだよね。
ちなみにミンクオイルはサフィール派なんだよね。香りと伸びが気に入ってるよ。
どんなファッションに合わせる?
――ブラックスミスはどんなファッションに合わせることが多いです?やっぱりミリタリー?
カーゴパンツとか、デニムジーンズとかちょっと太めのパンツに合わせることが多いね。
ラフなスタイルにはとにかく合わせやすいって感じです。
もちろんオンは不可だね。
キレイめなスタイルにもいずれ組み合わせてみたいと思ってるよ。
ブラックプレーリーは雨や雪に強い?
――ブラックスミスの雨とか雪などの悪天候での使い勝手とかどうでしょう?
最高の一言だね。
本当にとくに何も気にしなくて良いのが気に入っています。
昨日も雪の中履いてきたけど、玄関でそのままだよ。笑
――何もしてないのに全然キレイですもんね。
そう、そこがお気に入りのポイント。ワークブーツは使い勝手が一番だよね。
ブラックプレーリーのつま先に傷がついたら中から茶芯が見えてくる特徴も無骨で男らしくて気に入ってる。
それに控えめのコマンドソール(ビブラム・430ミニラグ)だから、どんな悪路でも歩きやすいんだよね。雪とか雨でも結構グリップも効くのがいいよ。
公式サイトの商品説明でも「夏は土から、冬は雪から足を守ります」って書いてあるから雪国にはピッタリのワークブーツとしか言いようがない。
異性にモテるワークブーツ
――他に何か言っておきたいことありますか?
これいうとバカにされるから言いたくないんだけど、あえて言うけどさ。
女性に「この靴かわいいですね!」って結構言われたわ。
なんでか知らんけど。
――それは冗談ですよね?笑
いや、マジで三人くらいに言われた。笑
ブラックスミスの役割は?
――それが本当だったら良い話ですね。ちなみに他のブーツとの役割分担はどんな感じですか?
だから本当なんだって!笑
役割分担ね、ブーツは他に2足あって、パラブーツのアヴォリアーズと、J.M.WESTONのジョッパーがあります。
ブラックスミスはオフのカジュアルファッションの中でも、ストリートテイストだったりアメカジに合わせてる。
アヴォリアーズはカジュアルの中でも、綺麗目なファッション、パンツで言えば細めに合わせています。
ジョッパーはスーツやジャケパンスタイル、ドレッシーなオフスタイルに合わせています。
ハッキリいって完璧な三足が揃ってしまったなと思ってるんだよね。もうこれ以上ブー…
――そしたら、あとはオン用のブラックブーツあればより最高ですよね。
…え?笑
あー、ダークブラウンじゃなくて?黒ってこと?
まあ確かにあればよりコーディネートの幅は…ってまた次買わす気だろ笑
――ほら(インスタを見せながら)黒のチェルシーブーツは靴好き、というか男ならマストですよ。オンを中心にどんなシチュエーションでも使えますし、着脱が楽なのが日本社会にもピッタリだし、何よりこれ一足あるとコーディネートの幅もグンと広がりますよ。
ブラックブーツかぁ…確かにね。いや認めたくないがカッコいいね。笑
――そうでしょう?また一緒に買いましょう!
他のワークブーツは?
――最後に、ワークブーツを増やす予定はあるんですか?
ありません。
いや、本当に一生もんと思えるくらい気に入っているので、2足目はないかな。
サイズも見た目も、とにかく最高の相棒が見つかったと思っています。
もしかしたら黒以外のワークブーツがほしくなるかもしれないけど、黒のワークブーツという点では本当にこれ一足あればOKって感じだね。
この記事を見てくれたあなたもぜひ最高の相棒を探してみるといいですよ。こんな感じでいいか?笑
――ありがとうございます。良い締めになりました。笑。
RED WING BlackSmithについて
メーカー | REDWING(レッドウィング) |
製品名 | BLACKSMITH(ブラックスミス) |
カラー | ブラックプレーリー(オイルドレザー)、ブラウンラフ&タフ(加工レザー) |
ソール | VIBRAM(ビブラム)430ミニラグ+自社ヒール |
製法 | グッドイヤーウェルト |
ラスト | 8番 |
製造国 | Made in USA |
ブラックスミスはどんな洋服にも合わせやすい汎用性と高い履き心地で、毎日でも履けてしまうブーツです。
日中は農場や作業場で着用され、夜は外に出るために履かれていた古い時代のブーツから着想を得ています。
ブラックスミスとは「鍛冶職人」を意味します。当時は鍛冶場で熱い炎から足と足首を保護し、今日では夏には土から、冬には雪から足を守ります。ブラックスミスはそのルーツに忠実に、頑丈な耐久性と品のあるスタイリングの両方を作り出すことができます。オールシーズン高い防滑性を提供するビブラム・430ミニラグのアウトソールも履き心地をさらに深めています。
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